これからの季節は、本格的な雪道対策が必要になってくる地域も多いはずだ。特に雪が多い地域のドライバーと雪が少ない地域のドライバーでは、冬道に対する警戒心に違いがありそうだ。スタッドレスタイヤなどを発売しているDUNLOPは、雪国ドライバーと都市部ドライバーに冬道運転に関する意識調査を実施して結果を公開した。それによれば冬道のリスクを熟知するドライバーほど氷上性能を重視していることがわかった。
雪国ドライバーの約9割は危険を知っているからこそ慎重
冬道への向き合い方では、「危険をよく知っているからこそ毎回慎重に運転している」と回答した人は雪国ドライバーで90.2%、都市部ドライバーで54.4%という結果になった。慎重になる理由では、約9割の雪国ドライバーは「実際に滑った・ヒヤリとした経験があるから」と回答している。「止まれると思っていても止まれないことがあるから」や「ブレーキがうまく効かないと知っているから」も上位だった。都市部ドライバーでも「実際に滑った・ヒヤリとした経験があるから」がもっとも多く、「路面が凍っているか見た目では判断しにくい」と「冬道の運転に自信がない」が上位だった。冬道経験の多い雪国ドライバーは、運転に慣れているだけではなく、ほとんどが実体験での危険を認識していることが慎重な運転行動につながっていたと思われる。
雪国ドライバーが考えるもっとも危険なのはブラックアイスバーン
危険もしくは怖いと感じる路面状況では、雪国ドライバーの51.8%が見た目は乾いているように見えるが凍結している路面のブラックアイスバーンをもっとも危険な路面と回答している。都市部ドライバーは路面が凍っている状態のアイスバーンが47.0%で最多だった。アイスバーン+ブラックアイスバーンの凍結路面を危険と回答した割合自体は、雪国が88.8%、都市部が87.0%とほぼ同水準だったが、雪国ドライバーは見た目では判断しにくい凍結を警戒している傾向がった。雪国ドライバーのヒヤリ体験については、「ブラックアイスバーンのところで横断歩道で止まりきれず、人に接触しそうになった」や「通勤中、信号のない交差点で止まろうとしたらスピードも出ていなかったが滑って停止線をはみ出した」などブラックアイスバーンや凍結路面に関するリアルな体験談も多かったという。
冬道の危険性を理解している人ほど“氷への備え”を求める傾向
氷上特化スタッドレスタイヤについては、雪国ドライバーの94.2%が必要と回答している。スタッドレスタイヤ選びでもっとも重視するポイントでは、「氷上(アイスバーン)での制動性能」が1位だった。冬道経験を積んだ雪国ドライバーは、凍結路面で“しっかり止まれる性能”を重視しているようだ。「氷上特化スタッドレスタイヤを家族や知人に積極的に勧めたい」と回答した雪国ドライバーは66.2%で、冬道のリスクを経験して知識も持つ雪国ドライバーほど氷上性能の重要性を周囲にも伝えたいと思っているようだ。
雪国ドライバーの約半数は冬道運転のプロ級の知識あり
冬道運転の知識の理解度を測るテストでは、10問中8問以上正解した「冬道運転PRO」の割合が雪国ドライバーは49.6%で都市部ドライバーは35.2%だった。雪国ドライバーの約半数は、冬道運転に関するプロ級の知識を有していたという。「4WD車(四輪駆動車)は冬道でもブレーキ性能が優れている」や「プラットフォームが1か所露出したら交換のサイン」といった実践的な知識が必要な設問では差もあった。雪国ドライバーの冬道運転に関する知識と経験の蓄積は、氷上性能を重視するタイヤ選びや高い安全意識につながっていると思われる。DUNLOPは、氷に振り切ったスタッドレスタイヤ 『ICE Pro(アイスプロ)』を発売中だが、冬道を利用する雪国ドライバーのニーズは高そうだ。多くの雪国ドライバーは、ブラックアイスバーンをはじめとする凍結路面に高い危険意識と知識を持って氷上性能を重視していたが、これから本格的に始まる冬道の対策はキチンとしておこう。
『冬道運転に関する調査』概要
調査対象:20歳~69歳の普通自動車運転免許保有者かつ冬季の運転で氷が張った・凍結した路面を週に1~2回程度以上運転する1000名(雪国ドライバー500名/都市部ドライバー500名)
・雪国ドライバー居住エリア(北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島・新潟・長野・富山・石川・福井)
・都市部ドライバー居住エリア(東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪)
調査方法:インターネット調査
調査時期:2026年8月
出典:『DUNLOP「冬道運転に関する調査」』
https://tyre.dunlop.co.jp/item/item-detail/icepro/
構成/KUMU




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