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オーディオテクニカが木曽檜&越前漆のハウジングと新開発の振動板技術を搭載した密閉型ヘッドホンのフラッグシップモデル「ATH-AWX7000」を発売

2026.11.05

オーディオテクニカは、密閉型ヘッドホンのフラッグシップモデル「ATH-AWX7000」を2026年11月6日に発売する。価格はオープン。公式オンラインストア価格は599,500円。

“真の密閉型”を意味する「トゥルークローズドバックアコースティック」を具現化した第一号モデル!

本製品は、同社が独自に定義した“真の密閉型”を意味する「トゥルークローズドバックアコースティック(以下、TCbA)」を具現化した第一号モデル。

TCbAとは、密閉空間に生まれる“空気のバネ”の力を自在に操り、密閉型が本来得意とする低域のエネルギーと広いダイナミックレンジを伸ばしながら、苦手とされてきた中高域の濁りを、ダイナミック型ドライバーの根本原因から解決したヘッドホンの新たな形。正確なピストンモーションによって、ヘッドホン内部(前室)から外耳道までの空気を一体に駆動し切り、従来の密閉型では届きにくかった表現力を引き出す。

同社では、「ATH-AWX7000」を、開放型フラッグシップ「ATH-ADX7000」と双璧を成す、もう一方の頂点と位置づけており、60年以上にわたり培ってきた音響技術と、1996年から続く約30年のウッドヘッドホンづくりの蓄積を、この一台に集約。企画・開発・設計から製造まで、すべてを日本国内の自社工場で行ない、熟練したエンジニアと職人の手によって一台ずつ丁寧に仕上げている。

↑歴代のウッドヘッドホン

核となるドライバーには、新開発の振動板技術「HMD(Hybrid Matrix Diaphragm)」(PAT.P)と、「ATH-ADX7000」で採用したドライバー製造技術「HXDT(High-Concentricity X Dynamic Transducer)」を組み合わせた。HMDは、中心部と外周部を異なる素材の薄膜で構成し接合する異素材複合振動板の改良技術で、大入力時に素材が切り替わる部位に生じる応力を分散する。

製造誤差を従来比10分の1に抑えるHXDTの高精度な成型・組立技術と組み合わせることで、振動板全体が一体となって振動する構造を実現。入力の大小を問わず変形の少ない振動板が、あらゆる音量域で音の立ち上がりとダイナミクスを大きく向上させる。

↑ドライバー構造図

ハウジングには、厳重に管理された国有林から譲り受けた、伊勢神宮などの神社仏閣の建築材料にも用いられる木曽檜を使用。木材として成熟するまでに樹齢300年をも要する希少な銘木を、1500年以上の歴史を持つ越前漆で、職人が筆を使い一台ずつ仕上げており、筆の跡や塗膜の微妙な差異が一台ごとに異なる表情を生み、時を経るごとに深まる経年変化も楽しめる。

また、スライダーにはアルミニウムの無垢材からの削り出しを、フレームとアームには薄く軽く、制振性と剛性に優れたマグネシウムを採用し、武士の勝色(かちいろ)とされてきた濃紺色で仕上げている。

さらに、イヤパッドには和鹿革を初めて採用。しっとりとした肌触りと程よい密閉感が、TCbAの核心である空気のバネの精度を支える。新設計のヘッドバンドとあわせ、開放型と比べて重量のある密閉型でも、長時間快適に使用できる。

↑職人が一台ずつ仕上げる越前漆のハウジング

■主な仕様

型式:密閉ダイナミック型
ドライバー:φ58mm
出力音圧レベル:97dB/mW
再生周波数帯域:5~50,000Hz
最大入力:1,000mW
インピーダンス:48Ω
質量:約353g(コード除く)
入力端子:A2DCコネクタージャック
付属品:コード(着脱式)3.0m(φ6.3mm金メッキステレオ標準プラグ)、バランスケーブル(着脱式)2.5m(XLR-Mコネクター4ピン)、ハードケース、ケーブルポーチ

製品情報
https://www.audio-technica.co.jp/product/ATH-AWX7000

構成/立原尚子

東京都出身。出版社勤務を経て、現在はフリーライターとして活動中。好きなジャンルは家電まわり。最新ガジェットから暮らしに役立つアイテムまで、読みやすくて、ちょっとためになる記事を目指して執筆中。

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