Appleは、クリエイティブアプリをまとめたサブスクリプション「Apple Creator Studio」(月額1,780円/年間17,800円)のアップデートを発表した。アップデートは、2026年11月にApp Storeで提供を開始し、既存のサブスクリプション登録者は無料で利用できる。
Logic Pro、Keynote、Pages、Numbersには新しいインテリジェンス機能を導入!
■幅広い新しいクリエイティブツールキットとビデオワークフロー
Mac版のFinal Cut Proでは、MotionVFXをアプリに直接統合することで、ユニークなテーマを持つテンプレート、スタイリッシュなグラフィックス、タイトル、トランジションのほか、ロトスコープ、トラッキング、カラーグレーディングのツールなど、編集者に数千もの要素を提供。編集者は、Final Cut Proから直接コンテンツハブを活用し、ワークフローから離れることなく、Appleが厳選したストックビデオ、写真、背景のライブラリにアクセスして、ギャップを埋めたり、磨きをかけたり、新しいアイデアを生み出すことができる。
アプリ間ワークフローとビジュアル制作も、Final Cut Proで飛躍的に進化。編集者は、タイムラインから直接Pixelmator Proで画像を開き、先進的な編集ツールを活用し、再読み込みを必要とせずに変更をプロジェクトに自動的に書き戻すことができる。さらに、先進的な画像生成により、ユーザーはプロジェクト内で直接テキストの説明から美しい画像を作成したり、すばやく編集を加えたり、ビジュアルスタイルを調整したりできる。
また、Final Cut Proは、アニメーションをよりきめ細かくコントロールするためのキーフレームイージングオプションの追加、クリップをメインストーリーラインから切り離してタイムライン上の任意の場所に配置する機能、23の新しい文字起こし言語など、パワフルなワークフローの改善も導入した。
このほか、Motionには、映画レベルのカラーグレーディング、3Dカメラトラッキング、ワンクリックで選べる美しいビジュアルエフェクトのためのパワフルなMotionVFXプラグインが内蔵されたセットも追加。ユーザーは、テキストの説明から画像を生成して編集したり、Pixelmator Proとの間で画像をラウンドトリップしたり、キーフレームイージングを微調整したり、新しい「ディスプレイスメント」フィルタを適用したり、インタラクティブなデモプロジェクトを試したりできる。さらに、Compressorでは、iPhone 18 ProとiPhone Duoで撮影されたシネマティックモードのビデオをエンコードする機能を導入する。
■生まれ変わった画像編集
Pixelmator Proには、ユーザーの説明にもとづいて画像を編集するためのパワフルな新しいツールである「塗りつぶしを生成」を導入。クリエイターは画像上の領域を円で囲み、変更したい内容を説明するだけで作業が完了する。また、精度向上のために、「フリー選択」「クイック選択」「マグネット選択」など、Pixelmator Proにすでにある選択ツールを使うことが可能だ。
「塗りつぶしを生成」は、周囲の環境の照明、遠近、質感を自動的に合わせるので、編集はシームレスに溶け込み、内蔵のSuper Resolutionは生成されたコンテンツをアップスケーリングして、あらゆるサイズでコンテンツをシャープに保つ。生成された要素は既存のレイヤーに統合することも、継続的な改良ができるインテリジェントなマスキングを使って新しいレイヤーとして挿入することもできる。
■音楽制作を新たな次元へ
Logic Proには、ビート作成、作曲、リミックス、制作のための洗練された直感的な新ツールが登場。また、半透明の表面とより深いコントラストで波形やトラックを際立たせるLiquid Glassを採用した新しいデザインを利用できる。
Mac版のLogic Proには、Appleが構築したモデルとOpenAIを組み合わせることで動作する新しいインテリジェントアシスタントが加わり、クリエイターやプロデューサーが制作ワークフローをナビゲートしたり、新しい曲を始めたり、1つのプロンプトでボーカルトラックを設定したり、アクティブなプロジェクトを仕上げるのに役立つ。
さらに、Macの再設計されたブラウザは、ループ、音源、エフェクトパッチなどを一元管理するので、完璧なサウンドをかつてないほど速く、より直感的に見つけられる。また、オンデバイスのオーディオ解析ツールであるミュージックの理解を基盤として、Logic Proは、追加されたサウンドを自動的に分析、分類、タグ付けし、クリエイターが自分のコレクション全体を簡単に検索したり、一致するオーディオを表示するためにループをドラッグしたりできるようにする。
また、Stem Splitterが、オリジナルのマルチトラックを必要とせずにドラムパートを分離、置き換え、バランス調整する機能によって、さらに進化。ユーザーは、グラミー賞を20回受賞した、現代サルサの帝王として広く知られる先駆者であるセルジオ・ジョージ氏による新しいプロデューサーパックも利用できる。
このほか、ボイスメモのスタジオサウンドでは、ユーザーは、対応するiPhoneモデルで録音したサウンドから部屋の環境音や周囲の雑音を低減することが可能。Logic Proで微調整を続けるオプションも用意する。
■アプリ内のインテリジェンスで生産性を強化
ビジュアルの生産性のためのアプリでは、Keynote、Pages、Numbersに直接組み込まれたAppleモデルとOpenAIをベースとするインテリジェントアシスタントなど、サブスクリプション登録者向けに新世代のインテリジェンス機能が提供。アシスタントは書類のコンテクストを理解して、ユーザーが作業から離れることなく、より多くのことをこなせるようサポートする。
Keynoteでは、インテリジェントアシスタントがスライドのデザイン、アニメーション化、改善をサポート。Pagesでは、インテリジェントアシスタントが下書きを作成し、構成を変え、書いたコンテンツを微調整する。Numbersでは、データの計算、視覚化、整理を行うほか、ワンタップでプレビューして適切なグラフの種類を提案し、幅広い知識を活用して、カスタム表を作成する。このプラットフォームを基盤とする新しいMCPのサポートにより、外部のAIエージェントやツールがKeynote、Pages、Numbersで直接、コンテンツを読み、編集し、自動アクションを実行できる。
■さらに多くのクリエイティブなオプションとフォーマット
Keynote、Pages、Numbersで利用できるコンテンツハブが拡張され、Appleが厳選したストックビデオ映像も提供。サブスクリプション登録者は、プロがデザインしたテンプレートとテーマの新しいコレクションにアクセスすることもできる。
さらに、Keynoteは、外部ツール、デベロッパのワークフロー、AIエージェントが読みやすくアクセスしやすいように設計された、JSONベースのオープンなバンドルファイルフォーマットであるKeynote Interchange Format(.keyx)に対応する。
フリーボードでは、ワンステップでフォーマットして複数のボードで再利用するためのテキストスタイルのほか、カスタムとプリセットの背景色が加わる。また、12月には、Pixelmator Proで画像を直接編集して、テキストの説明から編集可能な図形を生成する機能も利用できるようになる予定だ。
関連情報
https://www.apple.com/jp/apple-creator-studio/
構成/立原尚子




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