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航続距離は642km!メルセデス・ベンツがフル電動SUV「electric GLC」を発売

2026.11.03

メルセデス・ベンツ日本は、「electric GLC」を発表し、2026年10月28日より予約注文の受け付けを開始した。

GLCは、内燃機関モデルのメルセデス・ベンツのプレミアムミドルサイズSUVとして、日本では2016年にSUVが、2017年にはクーペがデビューした。スタイリッシュなデザインと使い勝手の良いボディサイズ、そしてメルセデスのコアバリューである安全性が評価され、2020年と2021年には、メルセデス・ベンツのSUVとして全世界で最も販売されたモデルとなり、ベストセラーSUVに成長。2023年に発表された新型モデルはメルセデス・ベンツの技術を多数搭載し、大きな進化を遂げた。日本では2025年の外国メーカー車の年間登録台数で4位、ミドルサイズSUVとしては首位を獲得した。

このGLC初の電気自動車となるelectric GLCは、新世代の電気自動車専用プラットフォーム「MB.EA-M」(Mercedes-Benz Electric Architecture Midsize)を採用したプレミアムミドルサイズSUV。エクステリアにはイルミネーテッドパネルやスターモチーフを取り入れたヘッドライトを採用。インテリアではMBUXスーパースクリーンを標準装備し、シームレスで一体感のあるMBUXハイパースクリーンがオプションにて選択可能。

さらに、メルセデス・ベンツが自社開発したMercedes-Benz Operating System(MB.OS)を採用し、最新の第4世代MBUXや、Googleの地図データ・交通 情報とメルセデス・ベンツ独自のUI/UXを統合し、新しく開発されたMBUXナビゲー ション、複数の生成AIを1つに統合したMBUXバーチャルアシスタントなど機能面に おいても大幅にアップデートされた。

モダンな解釈を加えた新世代のエクステリアデザイン

electric GLCは、メルセデス・ベンツのミドルサイズSUVの普遍的なプロポーションを踏襲しつつ、徹底的にモダンな解釈を加えた新世代のエクステリアデザインを採用している。300SELなどに代表される、自動車の歴史上もっとも象徴的なデザイン要素のひとつであるフロントグリルを再解釈した新しいデザインは、ブランドの新たな時代の幕開けを象徴している。そして、メルセデス・ベンツのフロントマスクを再定義する存在でもある。

内燃機関車の時代の機能的な要素であったフロントグリルは、電気自動車となったelectric GLCにおいて、イルミネーションを備えた先進的な芸術作品へと進化を遂げた。メルセデス・ベンツの本質を保ちつつ、ミニマルなデザイン、クリーンなライン、 そして高度なテクノロジーを通じて、威信とステータスを表現している。

合計942個の ポリカーボネート製バックライト付きドットを備えたイルミネーテッドパネルは、ピクセルグラフィックによるアニメーション表示にも対応。中央のスターの輪郭やグリル フレーム部と共に点灯することで気品に満ちたエレガントな雰囲気を生み出している。

標準装備のLEDハイパフォーマンスヘッドライトおよびオプションのデジタルライトは、 フロントデザインとシームレスに融合している。特徴的なスターモチーフに加え、デイタイムランニングライト、ウインカーによって構成されるデザインが、昼夜を問わず印象的なフロントマスクを演出する。

サイドデザインでは、GLC内燃機関モデル比でホイールベースを84mm、全長を120mm拡大したことでより伸びやかでスポーティなプロポーションへと進化。メルセデスのデザイン哲学「Sensual purity(官能的純粋)」による面の抑揚と際立つホイールアーチ、後方に向けて緩やかに上昇するキャラクターライン/ウインドウ ラインが流麗な美しさとSUVの力強さを表現している。

また、ルーフレールやサイド シル、ウインドウラインに配されたクロームトリムや大開口のSKY CONTROLパノラ ミックルーフがプレステージ性をさらに強調している。さらにボディと一体化するシームレスドアハンドルも、最新のメルセデスならではの洗練されたスタイリングを形成するデザイン要素のひとつとなっている。

リアは、ワイドなリアフェンダーとフラッシュサーフェスデザインを採用したリアバンパー、そして革新的な2ピースデザインのLEDリアコンビネーションランプが特徴。ヘッドライトと同様に印象的なスターモチーフは昼夜を問わずメルセデス・ベンツならではの個性を演出し、リアエンドに先進的な輝きを与えている。また、ブラックのサイドスポイラーを備えた2ピース構造のルーフスポイラーもリアエンドをよりスポーティな造形に仕立てるとともに、SUVらしい力強いプロポーションを強調している。

このelectric GLCは、ステータス性を感じさせる洗練されたエクステリアデザインと、 メルセデスならではの優れた空力性能(Cd値0.26)を高次元で両立している。アルミホイールは、標準仕様の19インチから有償オプションにて最大21インチまで設定され、electric GLCのスポーティなスタイリングをより精悍な印象へと高める。外装色は、新設定となるラベンダーシルバー(メタリック)、シアーブルー(メタリック)、 ソーダライトブルー(メタリック)の3色を含む全8色から選択可能となっている。

安心感とくつろぎをもたらすインテリアデザイン

まるで我が家に帰ってきたかのような安心感とくつろぎをもたらす空間体験「Welcome home」を表現するelectric GLCのインテリアは、現代的なエレガンスと洗練されたデジタルテクノロジーが融合した、没入感のある空間体験を生み出している。

シームレスに統合された大型のウッドインテリアトリムは、ダッシュボードとセンターコンソールを視覚的にひとつの調和した造形にまとめ上げ、アナログのラグジュアリーを体現。同時にインテリア全体に広がるMBUXスーパースクリーン、またはMBUXハイパースクリーンを際立たせるデザインとなっている。また、インテリア全体を縁取り、広々とした空間を心地良く照らし出すアンビエントライトがスクリーンのフローティングデザインを一層印象的に演出し、未来的な雰囲気を高めている。

細部に至るまでこだわった高解像度のウェルカムアニメーションもまたインテリアの 雰囲気を印象的に演出。背景画像は幅広いバリエーションを揃えている。さらにディスプレイやアンビエントライトの色調もモチーフに合わせて調整される。

インストルメントパネルを一体化するようにデザインされた大型のセンターコンソールには、ワイヤレスチャージング用の充電トレイを2つ装備。その後方にはハザードランプボタンを含むハードキーを備えた新設計のコントロールストリップが配置されている。また、カップホルダーは、充電トレイから分離され使い勝手が向上している。

亜鉛メッキ仕上げのエア・アウトレットは、洗練されたハイテクな美学を表現している。ドアパネルは不要な要素を削ぎ落としたシンプルなデザインとなっており、印象的なメタリック仕上げのドアハンドルやトリムがインテリアを上質に彩る。

内装色は、標準仕様のブラック(レザーARTICO)に加え、AMGラインパッケージ選択時にはブラック(レザーARTICO/MICROCUT)、レザーエクスクルーシブパッケージ選択時にはブラック(本革)、ビーチブラウン/ブラック(本革)、アイボリーベージュ/ブラック(本革)の3色を設定。また、インテリアトリムにおいては、標準仕様でグレーオープンポアバーチウッドインテリアトリム、AMGラインパッケージおよびレザーエクスクルーシブパッケージ選択時にはブラックオープンポアウッドインテリアトリムが組み合わされる。

パワートレイン

electric GLCの大きな特長のひとつが、新開発の電気自動車専用プラットフォーム「MB.EA-M」。電動パワートレインの開発にあたっては、システム全体を最適化するアプローチが採用された。効率性と充電性能を追求するとともに、走行性能の向上にも注力することで、メルセデス・ベンツらしい快適性とダイナミックなドライビングフィールを実現している。

electric GLCには、リア・アクスルに自社開発の永久磁石式同期モーター(PSM)を含む電動ドライブ ユニットを搭載。長距離走行におけるバッテリーから車輪へのエネルギー変換効率は93%を誇る。駆動ユニットは、ダブルV配置のローター磁石を採用し、ステーター巻線にはいわゆるコードコイルが使用されている。こうした設計により、極めて静粛でありながら効率的な駆動を実現している。

また、リア・アクスルには、2速トランスミッションが組み込まれており、ダイナミズムと効率性を両立させている。1速は11:1という低いギア比を採用しており、発進直後から優れた加速性能を発揮するほか、市街地走行時での優れた効率性を実現している。2速は5:1という高いギア比によって、高速走行時の優れたパワー供給と高効率性を追求して設計されており、長距離走行においても高効率な走りを体現できる。なおシフトポイントは、走行状況や選択されたドライビングプログラムに応じて最適に制御される。

4MATICモデルでは、フロントアクスルにも高出力のドライブユニットを搭載。必要に応じてDCU(ディスコネクトユニット)が瞬時に接続・切り離しを行うことで、駆動性能とエネルギー効率を高次元で両立。また、前後のドライブユニットには、シリコン カーバイド(SiC)インバーターを備えた高性能パワーエレクトロニクスを採用し、エネルギー効率の向上に貢献している。

これらにより、GLC 250 electricは260kW(354PS)/505Nm、GLC 300 4MATIC electricは310kW(421PS)/800Nmを発揮。さらに、electric GLCでは、高剛性ボディシェルに加え、フロントからリアに至るまで 徹底した遮音対策を実施している。また、サスペンションとボディの間には、防振エラストマーマウントを採用し、優れた静粛性と快適な乗り心地を実現している。

そして最新世代のリチウムイオンバッテリー(容量85.5kWh)を搭載。前後アクスル間のフロア中央に配置されている。この大容量のリチウムイオンバッテリーと高効率な同期モーターによって、GLC 250 electricは642km、GLC 300 4MATIC electricは618kmと余裕のある一充電航続距離を実現。長距離ドライブも安心して愉しめる。

また、従来の生産方法と比較して、セル1個あたりのカーボンフットプリントは約30%削減されている。加えて、電極およびセル筐体材料の製造に再生可能エネルギーを利用するなど、環境負荷を低減している。なおGLC 250 electricおよびGLC 300 4MATIC electricは、6.0kWまでの交流普通充電と、最大100kWの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応している。

【メーカー希望小売価格】

GLC 250 electric 9,130,000円(税込)
GLC 300 4MATIC electric 9,570,000円(税込)

関連情報:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/glc-electric/overview.html

構成/土屋嘉久

「CanCam」「Oggi」「Domani」などのファッション誌やサイトの編集に長年にわたり携わりながら、編集プロダクション「ADVOX株式会社」を設立。同時に、広告のクリエイティブディレクター&ライターとしても活動。近年は、DIMEをはじめとする情報誌やサイト、ラジオ番組などで、クルマや家電、美容、健康、グルメ、ファッション情報を発信。さらに現在では、クルマ好きが高じてWワークで超高級スーパーカーブランドにて車両移動する業務に携わり、毎日、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェ、マクラーレン、アストンマーチン、マセラティ、ロータス、ベントレー、ロールスロイスなど、様々なクルマの運転を満喫中。

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