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ファーウェイが新製品ラッシュ!最新のスマートウォッチとイヤホンはどこまで進化した?

2026.11.03

ファーウェイ(HUAWEI)は、スマートウォッチの「HUAWEI WATCH GT 7 Pro」「HUAWEI WATCH GT 7」「HUAWEI WATCH 6」と、新シリーズの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Neo」を一挙に発表した。

同社のウェアラブルデバイスは、チャレンジ精神を持つユーザーに向けた「WATCH Ultimate」シリーズ、テクノロジーに関心の高いユーザーに向けた「WATCH」シリーズ、ワークアウトに取り組むユーザーに向けた「WATCH GT」シリーズ、生活スタイルにこだわるユーザーに向けた「WATCH FIT」シリーズ、健康や食生活に気を使うユーザーに向けた「WATCH D」シリーズの5系統で構成される。今回は、スポーツシーンに特化したGTシリーズと、テクノロジーによる健康管理に特化したWATCHシリーズの計3機種に、オーディオの新シリーズ1機種が加わる形となる。

HUAWEIのリスト型ウェアラブルデバイスは、2026年上半期のグローバル出荷台数で一位を獲得、世界中のユーザーがHUAWEI製品を通じて月間約1億5000万回以上のワークアウトが行われたという。自社スマホのグローバル展開に厳しさが残る中で、iPhone、Androidスマホの両方に接続できる強みを活かし、世界中で親しまれるウェアラブルデバイスを展開しているというわけだ。

ナノテクセラミックベゼルと21日間バッテリーの最上位モデル「HUAWEI WATCH GT 7 Pro」

GTシリーズの最上位モデル「HUAWEI WATCH GT 7 Pro」は、外装素材に大きく力を注いだ1台。ベゼルにはGTシリーズで初めてナノテクセラミックを採用し、傷つきにくい耐久性と鮮やかな発色を両立した。ケースには航空宇宙グレードのチタン合金を採用し、ガラス素材にはサファイアガラスを採用する。ディスプレイの最大輝度は3000ニトで、直射日光の激しい屋外運動時でも視認性を確保した。カラーはイエロー、グリーン、ブラックの3色展開だ。

新設計の「イージークロスベルト」は、ベルトの剣先を手首の内側に格納する構造で、飛び出しや引っかかりを解消している。つけ外しがしやすく、ホールド感も良好な印象だ。腕を激しく振り抜くランニング中も、強い波や水圧を受けるサーフィン中も邪魔にならず、オフィスでのキーボード操作でも手首への当たりが抑えられるという。

ウィンタースポーツ面では、シリーズ初の屋内スキー・スノーボード測定に対応した。GPS信号が届かない屋内でも内蔵センサーで動きや姿勢を捉える。屋外ではフルカラーのオフラインゲレンデマップに対応し、リフトの位置や難易度別に色分けされたコースをウォッチ上で確認できる。対象は世界59カ国・約3000か所以上のスキー場で、日本では志賀高原や白馬など約400か所以上が対応する。

基準となる産業用測位機器との比較試験では距離精度約98%を記録したほか、ターンの種類、回数、頻度を記録するターン検出、そしてターン中の体にかかる力を数値化するGフォース測定が新たに搭載された。滑りの質を感覚だけでなく数値で振り返り、次の滑走に生かすことを狙う。さらに国内最大級のスノーボード・スキーアプリ「yukiyama」と連携し、一緒に滑る仲間の位置を手首でリアルタイムに確認できる。

ゴルフ、サイクリング、「ゴルフボーイ」との連携

HUAWEIのスマートウォッチにおける強みであるゴルフ機能としては、全世界約1万7000以上のコースマップに対応し、日本の対応率は約99%に及ぶ。コースマップ上の気になる場所やハザードにマーカーを動かすだけで距離を表示する三点間距離計測、傾斜を加味した高低差補正距離、GPSに基づいてショットのインパクト地点と飛距離を記録するショット距離に対応。これらの距離サポートはすべて無料で利用できる。

ゴルフ関連ではさらに、iPhone向けゴルフアプリ「Golfboy」との連携が発表された。iPhoneのカメラでショットの飛距離、ボールスピード、パットの距離や初速を計測し、その結果をウォッチで即座に確認できる。動画によるフォーム分析機能も備える。「ゴルフボーイAIコーチ」では、ウォッチが記録する睡眠、ストレス、ゴルフスコアとゴルフボーイの練習データ、本人の課題を組み合わせ、練習内容や順番、球数をAIが提案する。PARWIユーザーは永年無料で、今回の発表製品購入者には月額1000円のサービスを3か月間無料で利用できるメンバーシップが提供される。

サイクリングでは、ライド開始後にスマートフォンがサイクルコンピューターとして機能し、速度、距離、勾配を確認できる。アプリからルートを読み込んでウォッチに同期すれば、出発前に登坂区間の標高、勾配、推定所要時間を確認でき、走行中は次の登り坂までの距離や区間の長さ、平均勾配を通知する。読み込んだルートのカーブを解析し、時速30キロメートルを超えて進入しようとすると警告する急カーブアラートも備える。

TrueSenseと新機能「からだステータス」

健康管理面では、TrueSenseシステムを軸に一日の利用イメージが示された。朝は睡眠レポートで深い睡眠や睡眠中の呼吸停止の有無、心拍変動の傾向を普段の数値と比較する。日本の管理医療機器認証を取得した心電測定は、動悸や胸の苦しさを感じた際に指を30秒間触れるだけで心電波形を測定し、結果はPDF出力して医師への相談時に共有できる。

日中は情緒モニタリングでメンタルの状態を確認し、運動時には心拍数や血中酸素などのデータにAIワークアウト分析による運動ガイダンスが加わる。夜は呼吸エクササイズでリラックスし、睡眠中は睡眠モニタリングが記録を続ける。

新機能の「からだステータス」は、睡眠の質、心拍数、心拍変動、ストレスなどから朝の体の準備度・回復度を100点満点でスコア化し、一日の活動判断の目安にする。既存の「ヘルスインサイト」にも新たにAI分析が搭載され、健康指標の異常な変化をわかりやすく知らせ、改善のための助言を提示する。バッテリーは通常使用で21日間動き続ける。

兄弟機の「HUAWEI WATCH GT 7」は、46mmモデルがグレー、ブルー、ブラック、41mmモデルがブルー、ピンク、グレーの各3色展開だ。100種類以上のワークアウトモードを備え、心拍数や睡眠モニタリングに加えてカラダステータスに対応する。リラックマの文字盤がHUAWEI文字盤ストアに登場し、今回の新製品に加え、すでに対応済みのモデルでも利用できる。

HUAWEI WATCH GT 7 Proが5万4780円、HUAWEI WATCH GT 7はフルオロエラストマーベルトモデルが4万1580円、レザーベルトモデルが4万4880円で、46mmと41mmで共通、10月29日に発売する。

ピンポジション自動同期で700か所のリアルタイム表示ができる「HONMA HUAWEI WATCH GT 6 Pro New」

ゴルフ特化モデル「HONMA HUAWEI WATCH GT 6 Pro」のリニューアル版「HONMA HUAWEI WATCH GT 6 Pro New」も発表された。HUAWEI初となる日本国内700か所以上のコースでのリアルタイム表示に対応し、文字盤にフラグが表示されるゴルフ場では、その日のピンポジションが自動で同期されるため手動設定が不要となる。

GPSでボールの位置からピンまでの地面に沿った距離を測り、高低差を加味した補正距離も表示する。レーザー距離計のかさばりや雨天時の傘との両立、旗の高さや照射角度による誤差を避け、手首を返すだけで確認できる。購入者にはゴルフアクセサリーを同梱し、HONMAモデル専用文字盤をプリセットする。

HONMA HUAWEI WATCH GT 6 Pro Newは6万2480円で販売される。

 38gの軽量ボディにXTapセンサーと健康研究の蓄積が見られる「HUAWEI WATCH 6」

「HUAWEI WATCH 6」は、象徴的な流線型フォルムとドーム状にカーブした曲面サファイアガラスを採用し、最大輝度3000ニトのディスプレイを備える。46mmモデルは316Lステンレススチールケース、42mmモデルはアルミニウム合金ケースで、後者は約38グラムとWatch 5比で20%軽量化した。カラーはゴールドとブラックの2色だ。

ランニング、水泳、ヨガ、ピラティスなど100種類以上のワークアウトモードに対応し、スキー、サイクリング、ゴルフなどGT 7 Proの高度なワークアウトモードも全て搭載する。AIワークアウト分析は当日の運動を過去の記録と比較して進歩を示し、次の行動を提案する。

健康管理が本製品の最も真価を発揮する領域だ。圧力、心電図、光学心拍のセンサーを一体化したXTapセンサーは、PPGチャンネル数を4から12へ拡張し、TrueSenseと組み合わせて体の状態をより詳細に捉える。XTapのヘルスグランスでは60秒で最大9項目の健康指標を確認でき、カラダステータスにも対応する。健康研究では180を超える研究機関、340件以上のプロジェクトと共同しており、活動は約30カ国以上、1800万人以上に及ぶ。装着者の位置情報と健康情報を家族や友人に共有する「安心チェック」、手首で道案内と音声ガイダンスを確認できるナビゲーションも備える。

iOSとAndroidのどちらでもHUAWEIアプリから接続でき、Huawei Health Plusには日々の活動や健康状態に応じてホーム画面の表示内容が変わる新機能が今後のアップデートで提供される予定だ。新製品には1か月間無料の特典も用意される。価格は7万1280円で11月5日に発売する。

4.8gの新シリーズ、毎秒40万回のノイズ解析ができる 「HUAWEI FreeBuds Neo」

オーディオ製品には、新たに「HUAWEI FreeBuds Neo」が登場。イヤホンは若い世代にとって音を聴く道具ではなく個性を表現するアイテムになっているという思いから生まれた、手に取りやすい価格のワイヤレスイヤホンだ。

片側4.8グラムの軽量設計で、150種類の代表的な耳の形状にわたる1万件以上の耳データを解析した人間工学設計により、耳にかかる圧力を均等に分散する。ステムの60%がタッチ操作に対応し、タップ、ダブルタップ、スワイプ、長押しで操作できる。充電ケースは黄金比に基づくプロポーションを組み合わせた「ミニカプセルケース」で、シルバー、ブラック、ホワイトの3色を用意する。

静寂と音質面では、第3世代オーディオチップが周囲のノイズを毎秒最大40万回解析し、処理遅延は8ミリ秒。CC型音響管と通気口を組み合わせたデュアルチャンネルノイズキャンセリング構造により、全体平均で最大30デシベルのノイズキャンセリングを実現した。カフェ、機内、地下鉄など環境に適応し、最大95デシベルの騒音環境でも通話をクリアに保つ。ターボドライバーは10ヘルツから48キロヘルツの帯域をカバーし、力強い低音、明瞭な高音、豊かな細部を再現する。空間オーディオは音を360度に広げ、HUAWEI製品以外のスマートフォンでも使える。HUAWEIオーディオコネクトアプリでiOSとAndroidの双方から設定を管理できる。

価格は1万7380円で、発表当日に発売する。

耳を塞がないイヤカフ型の新型「HUAWEI FreeClip 2S」

続いて発表されたのが、耳を塞がないイヤカフ型の「HUAWEI FreeClip 2S」。イヤカフ型イヤホンとして2年連続世界ナンバーワンとなったFreeClipシリーズの新型で、Cブリッジデザインを継承する。

充電ケースは100以上の工程と真空成型加工で仕上げた金属のような光沢を持つジュエリーボックス様式で、内部空間は従来機比20%拡大し、アクセサリーを付けたまま収納できる。カラーはディープシーブルーとパールシルバーの2色だ。空間オーディオはHUAWEI製デバイスや特定の音源を問わず楽しめる。

製品映像にはMIYAVIさんが出演し、出演者としてのトークも行われた。MIYAVIさんは、ファッション性の高いデザイン、音質、着けていることを忘れるほどの軽さを評価した。耳を塞がない一方で音は遠くではなく近くに聞こえ、立体的な浮遊感があるという。エレキギターがアンプから出た音が空気と混ざって届く感覚に近く、ロックのギターミュージックにも合うと話した。価格は3万2780円で、10月16日に発売済み。

秋葉原に「HUAWEI公式サービスセンター」開設と全製品の価格

発表の最後には、HUAWEIデバイス日本韓国リージョンプレジデントのハ・レイ氏が登壇し、10月23日に秋葉原へHUAWEI初の直営アフターサービス拠点「HUAWEI公式サービスセンター」をオープンすると発表した。専門スタッフが製品の疑問や困りごとに対面で対応し、安心して買える、快適に使える、困った時も頼れる一貫した体験を目指す。

冒頭でも触れた通り、HUAWEIは日本国内において、スマホを展開できない時期が続いている。主力製品を持ち込めない苦しさもある中で、ウェアラブル、オーディオ製品によってシェアを拡大し、公式のサービスセンターを設置するに至る。個人的には、スマホだけでなく、以前日本国内で展開していたタブレットやPC製品も手に取りたいところ。サービスセンターの展開は、日本市場での次の一手にも期待させられる1つの節目ともいえるだろう。

取材・文/佐藤文彦

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