今回のお酒は、カパッと開けてサクッと呑めるお酒界の中で、「これを忘れちゃまずいでしょ」ってレジェンド!!
そう、コレですよ、コレコレ!
↑『上撰 金冠 ワンカップR』(180ml/ 大関株式会社)近所のスーパーで284円。
ワンカップをクビッといくなら革新の奴『マル揚ゲリータ』
今ではこのタイプの商品って大関以外の会社でも色々出てるけど、この1964年発売(!!)の、通称『ワンカップ大関』が元祖ですよ。なにしろ上の写真の商品名の所で『R』マークでお気づきの方もいらっしゃると思いますが、『ワンカップ』は大関株式会社の登録商標ですから。
大関のワンカップにもいろんな商品があるんだけど、一番ポピュラーな写真のヤツは“大関の『上撰 金冠 ワンカップR』”ってのが正式商品名だったんすね。
とにかくイイ意味で日本に於ける庶民派アルコールの筆頭ですよ。さ、これに合うツマミっていったら、まずはサキイカとかの乾き物だよね。ワンカップとサキイカって絵的にもシックリくるもん。料理だったらまぁ~冷奴とかね。シンプルやヤツ。
そこで今回は、冷奴を根本から超変形させたツマミを伝授する。
その名も『マル揚ゲリータ』。もちろん作り方はウルトラスーパー簡単。なにしろこの連載史上でもっとも料理手順の写真枚数が少ないですから。
ってことで材料。
○厚揚げ:一枚(豆腐の数え方は『丁』だけど、厚揚げは『枚』でいいらしい。)
○ピーマン:中一個
○トマト:小さめ一個
○味の素:ひとつまみ程
○醤油:適量
厚揚げって、普通は煮たり焼いたりして食べるけど、実は加熱せずに生でも食べられるってことを、皆さま、ぜひ覚えておいてください。
↑ピーマンはヘタとワタとタネを取ってあらみじん切りに。トマトもヘタを取ってあらみじん切りに(できれば皮はむいた方が舌触りはよくなる。厚揚げもあらみじん切りに。
↑丼や鉢に入れてスプーンで混ぜ、味の素と醤油をぶっかけて完成。以上です。
厚揚げって昔は、熱湯かけて油抜きした方いいっていわれてたけど、最近の商品は油も質がよくなってるんで、そんな面倒なことはしない。むしろ厚揚げに表面の油が、この料理の場合は味アクセントになってくる。そこにトマトのスッキリした酸味と、ピーマンの青っぽいホロ苦さが加わって、あえて醤油と味の素のみで喰う。好みで七味を入れるのもいい。
すると! ワンカップ大関にピッタリの大人の味なんですよ。
生のピーマンは喰えないなんていう子供は喰わなくていい。酸いも甘い知り尽くした、渋い大人のツマミですから。
それと醤油の量は「ちょっと多すぎたか…」ってくらいの方が、なぜか美味い。
とまぁ、このように切って混ぜるだけの料理ですが、せっかくなんでお洒落バージョンも作ってみました。
ワイングラスでもなんでもいいんだけど、透明なグラスにミルフィーユ状に重ねて盛っていく。下から厚揚げ三分の一・ピーマン・厚揚げ三分の一・トマト・厚揚げの順ね。
せっかくなんでワンカップ大関も、イッタラの『ウルティマ・ツーレ』でモッキリにしてみました。
このお洒落バージョン作った時に『厚揚げの白、ピーマンの緑、トマトの赤』の三色って、『ピザ・マルゲリータ』の『モッツアレラの白、バジルの緑、トマトの赤』と一緒じゃん! イタリア国旗じゃん! ってことに気づきまして、料理名を『マル揚ゲリータ』にしたんですが、まぁそんなことはどうでもいい。だって、こんなオシャレにするよりも、丼にドバッと入れた簡単バージョンの方が圧倒的に喰いやすい!!
けっこう量があるんで、食べてて飽きたら、辣油とかマヨネーズとかどこにでもあるような調味料ですぐ味変できる。
さ、気取らず簡単バージョンでワンカップをグビっとあおってくださいな。休みの日のそういう昼下がりって、なんかイイよね。
文/カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。




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