「住みたい街」「住みやすい街」「観光で行きたい街」など、「街」を評価する尺度は様々存在する。それでは「ブランド力のある街」というと、いったいどの自治体が思い浮かぶだろうか?
大東建託はこのほど、18万人を超える回答を集めた大規模なブランド調査を行い、「いい部屋ネット 自治体ブランドランキング2026<全国版>」として集計・発表した。本調査は、全国47都道府県に居住する20歳以上の男女、181,267名を対象に集計したものだ。
「ブランド偏差値」は、イメージDI(「良いイメージがある」率-「悪いイメージがある」率)✕認知率にて算出している。
ランキング上位には有名観光地が多数
1位が石川県金沢市(2年連続)となり、以下、2位北海道函館市、3位北海道小樽市(2年連続)、4位神奈川県鎌倉市、5位北海道札幌市(2年連続)と続いた。順位の入れ替わりはあるものの今年も観光地として有名な自治体が上位にランクインしており、そのうち3つは北海道の自治体となった。
トップ10内では、7位沖縄県石垣市(昨年14位)が、昨年より順位を上げてトップ10入りしている。トップ10の自治体に対する認知率は90%前後、イメージDIは40~50%と非常に高くなっている。
一方で、100位以下の自治体でも認知率が90%近くある自治体もあるが、イメージDIが30%台を超える自治体はごく一部となっている。また、ランキングとして公表はしていないが、イメージDIがマイナスの自治体もごく少数だが存在する。
観光地でない自治体も健闘。地域特性や特産品がブランド力につながる。
トップ50位以内には、いわゆる観光地としての知名度が高いわけではない自治体もランクインしており、特産物や産業、地域特性などがブランド力につながっていると考えられる。今年は山口県下関市が昨年120位から32位、熊本県熊本市が58位から30位、長崎県佐世保市が78位から49位へと大きく順位を上げた。
下関市はふぐをはじめとする食文化や関門海峡のまちとして知られ、熊本市は熊本城を中心とした歴史・文化資源を有している。また、佐世保市は異国情緒ある街並みや九十九島などの景観資源に特色がある。観光地としての知名度だけでなく、地域ごとの特色がブランドイメージを形成する要素となっていることがうかがえる。
自治体ブランドランキング2026<全国版>1位~50位
自治体ブランドランキング2026<全国版>51位~100位
自治体ブランドランキング2026<全国版>101位~150位
ブランドの定義
マーケティング論の第一人者として日本でも有名な米国ノースウェスタン大学のフィリップ・コトラー教授は、「ブランドとは、個別の売り手または売り手集団の財やサービスを識別させ、競合する売り手の製品やサービスと区別するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはこれらの組み合わせ」と定義している。
本調査では、全国約18万人から一人あたり10カ所の回答を得た。居住地以外の全国の各自治体に対するイメージDI(Diffusion Index:「良いイメージがある」という回答比率から「悪いイメージがある」という回答比率を引いたもの)と、認知率を掛け合わせることでランキングを作成している。そのためイメージが良くても認知度が低い自治体の順位は低くなる。
出典元:いい部屋ネット 自治体ブランドランキング2026<全国版>(大東建託)
構成/こじへい




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