親や自分自身が年齢を重ねていくなかで、介護について考える機会が訪れることがある。その際、住まいの選択肢のひとつとなるのが「認知症グループホーム」だ。
NEXER Groupはこのほど、いわき泉町滝尻の「愛の家グループホーム」と共同で、35歳以上の男女500名を対象に「認知症グループホーム」の認知度・差別化に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
71.8%が、「認知症グループホーム」という施設名を「聞いたことがない」と回答
「認知症グループホーム」という施設名を聞いたことがあるかと尋ねたところ、「聞いたことがない」が71.8%で最も多く、以下「聞いたことはあるが、どんな施設かはよく知らない」が20.6%、「聞いたことがあり、どんな施設かも知っている」が7.6%と続いた。
「どんな施設かも知っている」と回答した人は1割未満となり、認知症グループホームについて、名前や具体的な内容まで知っている人は少ないことがわかる。
46.8%が、「認知症グループホーム」に「認知症の専門的なケアを受けられる」イメージと回答
「認知症グループホーム」にどのようなイメージを持っているかと聞いたところ、最も多かったのは、「認知症の専門的なケアを受けられる」で46.8%。以下、「少人数で手厚く見てもらえる」が40.4%、「費用が心配」が34.8%、「家庭的な雰囲気」が30.5%と続いた。
認知症グループホームに対して、専門的なケアや少人数での支援をイメージする人が多い一方で、費用面に不安を感じている人もいることがわかる。
74.5%が、「有料老人ホーム」「サ高住」との違いを「知らない」と回答
「認知症グループホーム」と「有料老人ホーム」「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」の違いを知っているかと聞いたところ、「知らない」が74.5%、「知っている」が25.5%という結果になった。
7割を超える人が、認知症グループホームと有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅の違いを知らないと回答しており、それぞれの施設の特徴や違いについて十分に理解していない人が多いことがわかった。
88.2%が、「グループホーム」に高齢者向けと障害者向けの両方があることを「知らなかった」と回答
「グループホーム」には、認知症の高齢者向けの施設と、障害のある方向けの施設の両方があることを知っていたかと聞いたところ、「知らなかった」が88.2%、「知っていた」が11.8%となった。
9割近くが、高齢者向けと障害者向けの両方に「グループホーム」という名称が使われていることを知らなかったと回答している。「グループホーム」という言葉から、対象者や施設の違いまで理解している人は少ないことがわかった。
79.4%が、入居を検討するなら知りたいことは「費用」と回答
自身や家族が認知症グループホームへの入居を検討するとしたら、知りたいことは何か聞いた。
その結果、「費用」が最多で79.4%となり、以下、「入居条件」が63.1%、「スタッフの体制や人数」が46.1%、「日々の過ごし方やレクリエーション」が39.7%と続いた。
費用を知りたいと考える人が8割近くにのぼる一方で、入居条件やスタッフ体制、入居後の過ごし方についても関心が寄せられていることがわかる。
認知症グループホームへの入居を検討する際は、費用だけでなく、入居できる条件やどのようなスタッフ体制で支援を受けられるのか、日々どのように過ごすのかといった情報も重視されているようだ。
90.1%が、「エリアから検索できるサイト」があれば「役立つと思う」と回答
国の認知症グループホームをエリアから検索できるサイトがあったら役立つと思うかと聞いたところ、「とても役立つと思う」が39.7%、「やや役立つと思う」が50.4%となり、あわせて90.1%が「役立つと思う」という結果になった。一方、「あまり役立たないと思う」は8.5%、「まったく役立たないと思う」は1.4%となった。
役立つと思う理由について自由回答形式で尋ねたところ、以下のコメントが寄せられた。
・詳しく知ることが出来るから。(30代・女性)
・入居する前から色々な情報がわかるのは選ぶのに便利だと思うから。(40代・男性)
・自分の地域にそういったものがあるのか、田舎であれば特に知りたいと思う。(40代・女性)
・まず前提として地域にある介護施設について存在を知らないことが多く、介護施設を探すことが意外と大変と感じるから。(40代・男性)
・母が認知症なので、そういったネットワークが簡単に知れたら良かったなと思う。(50代・女性)
・電話で問い合わせたり、足で探すには限界があるので、居ながらにして一度に情報が入るのは効率的と思う。(60代・女性)
<「認知症グループホームに関するアンケート」調査概要>
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年9月25日 ~ 9月29日
調査対象者:35歳以上の男女
有効回答:500サンプル
出典元:株式会社NEXER Groupといわき泉町滝尻の『愛の家グループホーム』による調査
構成/こじへい




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