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際立つ「iPhone SE」シリーズの存在感!中古スマホ市場にも半導体不足の影響が⁉

2026.10.20

スマホが高価格化している。それは様々な要因があるが、よく言われるのは「半導体不足」である。

半導体メーカーは、AIを手がけるデータセンター向けに製品を大量供給しなければならないため、個人向け製品の生産を犠牲にせざるを得ない……という事情がある。もちろん、半導体メーカーもそれをよく承知しているため、世界各地に生産拠点を建設している。今現在の半導体株の上昇はこのためだが、ではそんな状況がいつまで続くのか? そうしたことが、投資家の間で盛んに議論されているのだ。

それはさておき、我々一市民にとって半導体の高騰はスマホの高騰に直結する一大事。他方、新型スマホのあまりの高値に驚愕した人々が、中古スマホショップへ足を向けるようになっている。この記事では、ここ数ヶ月の「中古スマホ市場の変動」を観察していきたい。

新型iPhoneは高過ぎる!

iPhone 18Pro/Pro MaxとiPhone Duoが発表された。この記事を書いている時点で、Pro/Pro Maxは既に発売されている。

が、今年の新型iPhoneは値段が高い。iPhone 18 Proの価格は21万9,800円から。iPhone Duoに至っては、36万4,800円からである。もはや10万円台で買えるものではなくなっているのだ。それはAppleもよく分かっているようで、今の時点でiPhone 18のベーシックモデル(無印)は発表されていない。つまり、Appleはベーシックモデルをエントリーより一つ上のモデルと位置付け、eシリーズと共に翌年春に発表する方針を打ち立てたのだ。もっとも、「無印はeシリーズと共に発表する予定」とAppleがアナウンスしているわけではないが。

「そうはいっても、俺の可処分所得じゃeシリーズすら買えそうにない!」

「中学生の娘がAndroidではなくiPhoneを欲しがってるけど、そんなお金出せない!」

そういう人は、たくさんいるはずだ。

中古スマホの販売・買い取りサービス『にこスマ』を運営する株式会社Belongが、PR TIMESに興味深いプレスリリースを公開している。月毎の「にこすま 中古スマホ販売数ランキング」だ。以下は2026年7月のランキングである。

この時点で最も販売数の多い機種は、第3世代iPhone SE 64GB。その後ろにiPhone 14、13、15と並ぶのだが、実は2026年7月はAppleがiPhoneの価格改定に踏み切った頃合いでもある。

第2世代iPhone SEの復権

次に、2026年8月のランキングを見てみよう。

1位の座はiPhone14 128GBに移ったが、それでも第3世代iPhone SE 64GBは2位につけている。そこからiPhone 13と15という並びになっているが、注目すべきは第2世代iPhone SE 64GBが先月11位から5位に急浮上している点だ。

第2世代iPhone SEの発売日は2020年4月。東洋人の手に馴染むサイズとホームボタン搭載の名機ではあるが、充電端子はLightning。そして筆者が実際に使ってみた感想を書かせてもらうとしたら、第2世代iPhone SEはバッテリー持続時間が短い。Appleの公表値でもビデオ再生(ストリーミング)は最大8時間。これはさすがに非力過ぎる、と筆者は長年使用しながら感じていた。

ところが、そんな機種が8月から存在感を表している。翌9月の中古スマホ販売数ランキングを見ると、第2世代iPhone SE 64GBが8月に引き続き5位をキープしていることが分かる。

AppleはSEシリーズを廃してeシリーズへ移行したが、中古市場では今でもSEシリーズが幅を利かせているのだ。

一筋縄ではいかない「ストレージ選び」にささやかな希望が

もう一つ注目すべきは、ストレージ容量64GBの機種が今でも根強い需要があるという点だ。

もちろん、ストレージ容量は多いに越したことはない。が、あまり多くのアプリをダウンロードせず、それこそサブ機としての用途であれば、64GB機種はまだまだ活躍できるということをランキングが示しているようだ。

筆者はこの記事を書きながら、愛用のiPhone 16eのストレージの内訳を眺めている。512GBのうち、使用済みは152GB。が、そのうちの大部分がアプリによる容量である。ゲームアプリが特に重く、次に電子書籍アプリや音楽配信アプリが容量を取っている。言い換えれば、これらを使わなければ何とか64GB以内に収められそう……ということだ。

これは、現行iPhoneの最低ストレージ容量が256GBであることと併せて考察すべきだろう。このストレージ容量という点で苦悩している人は少なくないはずで、筆者自身が次に入手するiPhoneは機種よりもストレージ容量の選択に迷っている。256GBと512GBとでは価格も変わってくるが、256GBを選んだ場合、今後の使用に支障が出てしまうのではないか——。

そうした迷いを抱いている人にとって、「64GBで満足している人が存在する」というのはささやかな希望と言えるのではないか。いずれにせよ、中古スマホ市場が「物価高時代のスマホ選び」に大きな影響を与えることは間違いない。

参考
にこスマ|2026年7月中古スマホ販売・買取数ランキング 株式会社Belong PR TIMES
にこスマ|2026年8月中古スマホ販売・買取数ランキング 株式会社Belong PR TIMES
にこスマ|2026年9月中古スマホ販売・買取数ランキング 株式会社Belong PR TIMES

文/澤田真一

「iPhone Duo」が〝無印〟の意義を再定義!?「iPhone 18」のベーシックモデルはいつ発表されるのか

日本時間2026年9月9日、ついに「折りたたみ式iPhone」こと『iPhone Duo』が発表された。日本での発売日は10月23日。 Appleが折りたたみ式…

1984年生まれ。静岡市生まれ相模原市育ち。グラップリング歴20年超。世界のスタートアップ情報からガジェットレビュー、Apple製品、キャッシュレス決済、その他諸々のジャンルの記事を執筆。

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