小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

JBLが提案する〝聴く〟スタイルの新時代!Cinema SB、WAVE、COVEシリーズにみる音体験の多様化

2026.10.19

ハーマン・インターナショナルはメディア向け内覧会を開催し、JBLブランドのオーディオ新製品群を発表した。リビングの音響体験を革新するサウンドバー「Cinema SBシリーズ」、多様なリスニングスタイルに応える完全ワイヤレスイヤホン「WAVEシリーズ」、そしてストリーミング時代の新しい音楽の楽しみ方を提案するWi-Fiスピーカー「COVEシリーズ」より新製品が披露されている。ここでは、各製品カテゴリで発表された新技術や製品戦略について紹介していく。

JBLサウンドバー新製品:Cinema SBシリーズ

プレゼンテーションの冒頭、製品紹介担当者により、販路を限定した2機種のサウンドバー新製品が発表された。ワンバータイプの「Cinema SB510MkII」と、ワイヤレスサブウーファーが付属する「Cinema SB580MkII」である。

両モデルとも3.1チャンネル構成を採用しているが、その形態は異なる。Cinema SB510MkIIはサブウーファーを本体に内蔵した省スペースなワンバータイプである一方、Cinema SB580MkIIは独立したワイヤレスサブウーファーが付属し、立体音響技術ドルビーアトモスにも対応することで、より没入感の高いシアター体験を提供する。デザインは、様々なインテリアに調和するシックでシンプルな外観を基調としつつ、側面にJBLのロゴを配するなど、ブランドのアイデンティティも示されている。

■主な特徴と新機能

映画鑑賞において最も重要な要素の1つであるセリフの明瞭度を確保するため、両モデルともに専用のセンターチャンネルを搭載した「JBLシネマサウンド」を特徴とする。

Cinema SB510MkIIはフルレンジユニットを、Cinema SB580MkIIはツイーターとレーストラック型ユニットをセンターに採用している。さらにCinema SB580MkIIには165mm径のワイヤレスサブウーファーが付属し、迫力ある重低音再生を実現する。

JBLが新たに提案する「サラウンドプレイ」機能も注目に値する。これは、サウンドバーにJBL製の対応Bluetoothスピーカー(現段階ではJBL FLIP7を2台)をワイヤレスで接続し、リアルなサラウンド環境を構築できるというものだ。これにより、普段はポータブルスピーカーとして使用している機器を、本格的なホームシアターのリアスピーカーとして活用できる多用途性を実現している。

また、エントリークラスの製品でありながら音質に妥協しないため、輸送コストを削減する独創的な工夫が凝らされている。「コンパクト梱包設計」と名付けられたこのアプローチでは、Cinema SB580MkIIにおいて、サブウーファーの筐体内部にサウンドバー本体を格納して梱包するという画期的な手法を採用した。これにより、輸送時のパッケージサイズを劇的に縮小し、「良い音を少しでも安く届けたい」というJBLの思想を具現化したと強調された。

多様なスタイルに応えるイヤホン:JBL WAVEシリーズ

ヘッドホン・イヤホン製品のツアーでは、今年のトレンドカラーである緑色の製品を集めた「グリーンコーナー」や、主力製品であるTour、Live、TUNEシリーズを展示したタワーが紹介された後、エントリーモデル「WAVEシリーズ」の新製品3機種が発表されている。

JBLはリスニングスタイルに応じて3つのタイプを提案しており、新製品群はこの思想を反映している。耳栓のように装着し集中・没入感を高める「Budsスタイル」、マルチユースに適したカナル型ショートスティックの「Beamスタイル」、そして「ながら聞き」や長時間使用に向くインイヤー型の「Flexスタイル」である。

■3つのスタイルを体現する新モデル

新製品は、これらのスタイルをそれぞれ体現する「WAVE BUDS 3」「WAVE BEAM 3」「WAVE FLEX 3」の3機種で構成される。3機種共通の進化点として、専用アプリのイコライザー機能が大幅に強化され、従来の6種類から、音楽ジャンルや利用シーンに応じた16種類へと増加した。

また、音声プロンプトには従来の女性の声に加え、男性やアニメ風、ロボット風など複数の声が追加され、パーソナライズ性が向上した。エントリーモデルでありながらオーラキャストのレシーバー機能に対応し、3モデルとも充電ケースにストラップホールが搭載されるなど、使い勝手への配慮も見られる。

■各モデルの個性

各モデルは独自の個性を備えている。「WAVE BUDS 3」は、左右にイヤホンを収納するユニークな「デュアルサイドポップデザイン」を採用し、ケースの体積を従来モデルから約10%小型化した。8mmダイナミックドライバーを搭載する。

「WAVE BEAM 3」は、WAVE BUDS 3とほぼ同等のスペックを持つオンラインストア限定モデルで、ショートスティック型を採用する。

「WAVE FLEX 3」はインイヤー型で、12mmダイナミックドライバーを搭載する。ノイズキャンセリング機能については、インイヤー型の特性上、装着者によって効果に差が出やすいことを考慮し、あえて「キャンセリング」ではなく「リダクション」という表現が用いられている。これは、ユーザーに誤解を与えないための誠実なアプローチと言えるだろう。

ストリーミング時代の音楽体験:JBL COVEシリーズ

Wi-Fiスピーカー「JBL COVE」シリーズも発表された。「COVE」は「小さな湾」を意味し、心地よいプライベートな空間と、世界中の音楽に繋がるイメージを表現している。このシリーズは、ストリーミングが主流となった日本の音楽市場を背景に、「ストリーミング時代に丁寧に音楽を聴く」ことをコンセプトとして開発されたという。

日本オーディオ協会の調査では、日本の音楽聴取スタイルで最も多いのはYouTubeだが、有料サービスでは定額制音楽配信が33.2%でトップとなり、CDの22.4%を上回っている。COVEシリーズは、こうした市場の変化に対応する戦略製品である。

■Wi-Fiスピーカーの優位性とJBLの独自性

ラインナップは、最上位モデルの「COVE X1」、ポータブルモデルの「COVE P1」、エントリーモデルの「COVE M1」の3機種で構成される。Bluetoothに対するWi-Fiスピーカーの優位性として、ハイレゾ音源の非圧縮再生、電話や通知音による中断がない安定した接続、スマートホーム連携、マルチルームオーディオなどが挙げられている。

JBLならではの差別化ポイントとしては、80年の歴史に裏打ちされた迫力あるサウンドクオリティ、JBL Oneアプリによる簡単な操作性、そしてシームレスに広がる音楽体験の3点を強調した。サウンド面では、全モデルにセンターツイーターを搭載し、X1とP1はさらにハイトスピーカーも備えることで、クリアで立体的な音場を実現する。

■シームレスなマルチルーム体験と拡張性

特にマルチルーム機能は、アプリの新しいUIでスピーカーの追加・削除が瞬時に行えるほか、アプリを使わずに再生中のスピーカー以外のスピーカーの「モーメントボタン(ハートマーク)」を長押しするだけでグループに追加できる手軽さを実現している。

このボタンは、1回押すと森の音などの環境音を再生する機能も持つ。拡張性も高く、同モデル2台でのステレオペアリングや、COVE M1やP1をJBLの対応サウンドバーのリアスピーカーとして使用することが可能だ。

特にバッテリーを内蔵するP1を使えば、映画を観る時だけ後ろに設置する「完全ワイヤレスリアスピーカー」環境を手軽に構築できる。デモでは、Google Home(Gemini搭載)の高度な日本語認識能力や、サウンドバーとP1を組み合わせたサラウンドシステムが実演され、その利便性と音響効果が示された。

今回発表されたJBLの新製品群は、現代の多様なオーディオ利用シーンにきめ細かく応えるという同社の強い意志の表れである。内覧会の最後には、JBLは今後のスピーカーカテゴリを、パワフルなサウンドで場を盛り上げる「パフォーマンス系」(PartyBoxなど)、光と音で空間を彩る「アンビエンス系」(PULSE 6など)、そして音楽にじっくりと向き合う「リスニング系」の3つに注力していくことも説明されている。

この戦略において、今回発表された製品群はそれぞれ重要な役割を担う。エントリークラスでありながら本格的なシアターサウンドを実現する「Cinema SBシリーズ」、3つの装着スタイルで個人の好みに寄り添う「WAVEシリーズ」、そしてストリーミング時代の丁寧な音楽聴取を提案する「COVEシリーズ」は、まさに「リスニング系」の中核をなす存在だ。これらの製品を通じて、JBLはあらゆるユーザーの音響体験を、より豊かでパーソナルなものへと進化させようとしている。

取材・文/佐藤文彦

トリプルドライバーを搭載したNothingのフラッグシップヘッドホン「Headphone (1) Pro」が業界をザワつかせる理由

スケルトンデザインのスマホで知られるNothingだが、実はルーツはオーディオにある。日本でも多くのイヤホン、ヘッドホンを展開し、直近ではイヤーカフタイプの「C…

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2026年10月16日(木) 発売

今月のDIMEは小島秀夫氏、長野博氏等々、各界の著名人が魅力を語りつくす、今年シリーズ60周年『ウルトラマン』大特集!ゼロから学ぶ入門編から世界へ広がる”ウルトラ”ブームまで、その隅々にフォーカスをあて徹底解説!そして第2特集では2026年上半期のヒット商品の”勝ち筋”を識者が分析!次なるヒットの予測につながる次代を先取る1冊です!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。