ヒョンデは、グローバルベストセラーSUV 「The all-new TUCSON(ツーソン)」の第5世代となる新型モデルを世界初公開した。新型「TUCSON」は、ヒョンデのデザイン言語「Art of Steel」を採用するとともに、高効率を追求した次世代ハイブリッドシステムや最新インフォテインメントシステム「Pleos Connect(プレオス・コネクト)」を搭載した、ブランドを代表する主力モデルのSUV。
世界初公開の舞台となったのは、米国・ニューヨークのマンハッタンを一望する特設会場。この発表は、グローバル市場で高い支持を集めてきた「TUCSON」の歩みを振り返るとともに、ヒョンデが描く次世代モビリティへのビジョンを示すものとなった。
新型「TUCSON」は、日常の通勤から長距離ドライブ、週末のアウトドアレジャーまで幅広いライフスタイルに対応する実用性と快適性を追求している。また、標準モデルに加え、オフロード性能をさらに高めた「TUCSON XRT PRO」も同時に発表した。
新型「TUCSON」には、自然言語による対話が可能なAIアシスタント「Gleo AI(グレオ・アイ)」と最新インフォテインメントシステム「Pleos Connect」を採用。さらに、「Next-Generation Hybrid System(次世代ハイブリッドシステム)」や、ヒョンデ初となるオフロード走行支援機能「Smart Terrain Assist(スマート・テレイン・アシスト / STA)」を搭載することで、さまざまな走行シーンにおいて快適性とドライバーへの安心感を提供する。
新型「TUCSON」の商品力とHyundai Motor Companyのグローバル戦略における役割について、Hyundai Motor Company社長 兼 CEOのホセ・ムニョス氏は、次のように述べている。
「世界中の数百万ものご家族にご支持いただいている『TUCSON』は、当社がこれまでに作り上げた中で最高のモデルです。大胆で洗練されたデザイン、広々とした室内空間、先進のインフォテインメントシステム、高効率なハイブリッド性能を兼ね備え、このセグメントにおける新たな基準を提示します。『TUCSON』は、2030年までにグローバルで100車種以上の新型・改良モデルを展開する当社の商品戦略において、中核を担う重要なモデルです」
デザイン言語「Art of Steel」が生み出す力強く洗練されたスタイリング
新型「TUCSON」は、「The Boldest SUV」をコンセプトに、ヒョンデのデザイン言語「Art of Steel」を採用した。鋼材が持つ力強さと精緻な造形美から着想を得たデザインにより、SUVらしい存在感と洗練された逞しい佇まいを両立している。張り出したフェンダーや立体感のあるボディサーフェス、シャープなキャラクターラインを組み合わせることで、力強さと先進性を表現した。
ボディサイズは、先代モデルから拡大し、ロングホイールベース仕様で全長4,700mm(+60mm)、全幅1,905mm(+40mm)、全高1,685mm(+20mm)となった。これにより、存在感を高めるとともに、室内空間のさらなる快適性向上を実現している。また、ドア開口角度を従来の73度から83度へ拡大することで、乗降性や荷物の積み下ろし性も向上させている。
【ボディカラー】
新型「TUCSON」には、自然の風景や素材から着想を得た以下の新たなボディカラーが設定された。
・Ranger Green Pearl/Matte(レンジャーグリーンパール/マット)
光のあたり方によってグリーンからメタリックシルバー、さらに赤みを帯びた表情へと美しく変化し、力強いボディデザインを際立たせる。
・Kodiak Blue Pearl(コディアックブルーパール)
深みのあるブルーを基調に、光の角度によってバイオレットやターコイズのニュアンスを見せるドラマチックで表情豊かなカラー。
・Driftwood Gray Metallic/Matte(ドリフトウッドグレーメタリック/マット)
自然の大地を思わせるグレーをベースに、繊細な色彩変化を取り入れたカラーで、TUCSONの洗練されたスタイリングを引き立てる。
・Red Rock Orange Pearl/Matte(レッドロックオレンジパール/マット)
雄大な渓谷や岩肌から着想を得たカラーで、SUVらしい力強さと冒険心を表現している。
先端技術とデザインを融合したライティングシグネチャー
新型「TUCSON」は、フロントおよびリアに新たなライティングを採用し、昼夜を問わず高い視認性と存在感を実現している。フロントフェイスには、照明建築から着想を得た「H-Edge Lighting(エイチ・エッジ・ライティング)」を採用した。間接照明とエッジ照明を組み合わせることで、車幅を強調するワイドな印象を演出し、先進的で安定感のあるフロントデザインを形成している。
リアには、「Prism Rear Lamps(プリズム・リアランプ)」を採用。立体的な内部構造と精緻なライティンググラフィックにより、昼夜問わず印象的なリアビューを実現した。
さらに、オプション設定となる「Micro Pixel Lighting(マイクロ・ピクセル・ライティング / MPL)」では、25,600個のLEDピクセルを用いて高精度なライティング制御を可能としている。車両の接近時や降車時には、ウェルカムアニメーションやフェアウェルアニメーションを表示し、ユーザーとの新たなインタラクション体験を提供する。
「Furnished Space」が実現する上質で快適な室内空間
インテリアは、家具から着想を得た「Furnished Space(ファニッシュド・スペース)」をコンセプトに設計されている。上質な素材使いと機能性を両立することで、日常の移動から長距離ドライブまで快適に過ごせる空間を目指した。
そしてインストルメントパネルは、2段構成とし上段に水平基調のデザインを採用することで視覚的な広がりを演出している。下段には大容量のオープンコンソールトレーを配置し、利便性を高めた。
ダッシュボードやドアアームレストなど乗員の手や肌が触れる箇所には、柔らかく厚みのあるクッション素材を採用し、上質な触感とまるでリビングのようなリラックス空間を実現している。
また、「Eyes on the Road, Hands on the Wheel」の考えに基づき、運転中の視線移動や操作負荷を軽減するコックピット設計を採用した。ダブルDカットステアリングホイールと、その上部に配置した9.9インチスリムディスプレイにより視認性を高めるとともに、センターディスプレイ下部には空調やオーディオなど使用頻度の高い物理スイッチを配置し、直感的な操作性を確保している。
さらに、ステアリングコラムに配置した「Shift-By-Wire」により、センターコンソール周辺のスペース効率を向上させた。最大15W出力のデュアルワイヤレス急速充電パッドや、多彩な収納スペースを備え、日常使いでの利便性にも配慮している。
快適装備としては、体圧を分散しながら乗員を支える「Ergo Motion Seat(エルゴ・モーション・シート)」や、ボタン操作でリクライニングできる「Relaxation Comfort Seat(リラクシー・コンフォート・シート)」を採用。さらに、乗員の身体に直接風を当てることなく室内を快適な室温に保つ「Multi-Air Mode(マルチ・エア・モード)」や、冬季の視界確保に貢献する「13.5V金属コーティング加熱ガラス」などを設定し、季節や利用シーンを問わない快適な室内環境を実現している。
「Intelligent Efficiency」を追求した次世代ハイブリッドシステム
新型「TUCSON」には、効率性と走行性能の両立を目指した「Next-Generation Hybrid System」を採用している。システムは、P1モーター(13kW)とP2モーター(47.7kW、 PHEVモデルは79kW)によるデュアルモーター構成を採用。発進時や加速時の応答性を高めるとともに、滑らかで力強い走りを実現。
また、HEVモデルには専用制御機能「E-Traction(イー・トラクション)」を搭載している。コーナリング時の駆動力を最適に制御することで、タイヤのスリップを抑制し、安定した旋回性能と自然なハンドリングをサポートする。
さらに、新たに採用された「HEV Stay Mode(HEVステイ・モード)」では、停車中にエンジンを始動することなく、エアコンやオーディオ、各種デバイスへの給電が可能です。アウトドアや車中泊、休憩時などにおいても、静かで快適な車内環境を維持。すべてのパワートレインには「統合型電動ウォーターポンプ(EWP)」を採用した。冷却回路を結合することでシステムを簡素化し、軽量化と優れた熱効率の向上、さらなる信頼性向上に貢献している。
プラグインハイブリッド(PHEV)モデルは、1.6Lターボエンジンと高出力モーターを組み合わせることで、システム最高出力292psを発揮。17.1kWhのバッテリーを搭載し、約81 km(推定値)のEV走行が可能。また、7.2kW車載充電器を備え、自宅や公共充電設備での効率的な充電に対応している。
【主要諸元】
関連情報:https://www.hyundai.com/worldwide/en/suv/tucson-2026/highlights
構成/土屋嘉久




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