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侮辱罪にならない悪口〝フレネミー言葉〟の恐ろしさを弁護士が解説

2026.10.22

アディーレ法律事務所の大垣優希弁護士が、いまSNSで話題のトラブルを独自の法律的視点で解説するシリーズ。

今回のテーマは「JC・JK流行語大賞2026上半期」のコトバ部門で2位に選ばれた「フレネミー」。「Friend」と「Enemy」を組み合わせた言葉で「友人のふりをした敵」を指します。トゲのある言い方をしたり、褒めているようで実はバカにしたりするのも特徴のひとつだそうです。SNSでは友人の“フレネミー言葉”に悩む声で溢れています。

今回の相談者は10代の女性。彼女もどうやら仲のいい友人の「フレネミー言葉」に困っている様子です。

「褒めているようで馬鹿にされている」フレネミー言葉は侮辱罪になる?

アディーレ法律事務所 大垣優希弁護士
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相談者
A子さん
この前、可愛くてお気に入りの服を着てお友達と遊びに行ったんです。そしたら、その子から「男ウケ良さそうだね」とか「痩せたらもっと似合うよ」とか言われました。
その子は普段からちょっとフレネミーっぽいところもあるんですけど、この日は特にひどくて…ちょっとモヤッとしました。
本気で訴えたいわけではないんですけど、こうした悪口?は侮辱罪にならないんですか?
大垣優希弁護士
アディーレ法律事務所
大垣優希弁護士
ご相談ありがとうございます。
なるほど、相談者様はご友人との関係に悩まれているんですね。
そしてご友人は今、話題のフレネミーですね…。これは少し厄介かもしれません。

というのも、法律では残念ながら『嫌な気持ちになった』というだけで、すぐに侮辱罪になるわけではありません。それに厄介なことに『男ウケ良さそう』という言葉も、それだけを見れば褒め言葉とも受け取れてしまう点です。
つまりフレネミー言葉は『ブス』『バカ』といった直接的に悪口に比べると、法的責任を問うハードルは高いと考えられます。
言われた側は悪口と感じるのに、客観的に見れば悪口ではない。これは法律的にはかなり難しい問題です。

ただ、絶対に罪にならないというわけではありません。そのご友人は普段からフレネミー言葉が多いんですか?
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相談者
A子さん
はい、そうなんです。
その子とは会うたびに『○○ちゃんって天然だから、失敗しても許されそう』『その体型でその服着られるのすごいよね』みたいに普段からちょっと嫌なことを普通に言ってくる子なんです。
もしかして、それも何か関係しますか?
大垣優希弁護士
アディーレ法律事務所
大垣優希弁護士
はい、関係大アリです!

実は、一度だけなら問題にならないような発言でも、長期間、繰り返し行われていれば話は少し変わってきます。
些細に見える嫌味でも、録音やメッセージなどから継続的な嫌がらせの実態が分かれば、不法行為として責任を問える可能性はグッと高くなるんです。
法律では、どの程度の期間や頻度で続いたのか、それによってどれほどの精神的な負担を受けたのか、といった事情も考慮されるからです。
もし継続的に嫌な言動を受けていて、法的な対処を考えているなら、メッセージを残したり、いつ、どこで、どんなことを言われたのか記録したりしておくことが大切な証拠になります。
もし本気で法律的な解決を望むのでしたら普段からしっかりと準備をしておくことをオススメします。
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相談者
A子さん
ありがとうございます!
いえ、私も本気で友だちを訴えたいわけじゃないですし、訴えるくらいなら縁を切ると思います笑
大垣優希弁護士
アディーレ法律事務所
大垣優希弁護士
そうですね。
自分を守るためにも、フレネミーな友人とは距離を置くことも大切です。
法律で争う前に、自分を守るための一番大切な選択肢として覚えておきたいですね。

※この記事の相談内容は、よくあるトラブル事例をもとにしたイメージ(フィクション)です

取材・文/峯亮佑

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