ここ最近、家庭向けの全自動コーヒーマシンの人気が高まっている。主要メーカーも新製品を続々投入し、安いものでは2万円台からと選択肢も増えている。
今回レビューするのは、全自動コーヒーマシン「COFFEE CRUSH EXPERIENCE」。ティファールの日本初上陸ブランド「KRUPS by T-fal」の第一弾製品である。
カプチーノを含め様々なコーヒーが作れる
「KRUPS(クルプス)」は、初耳の方が多いかもしれない。これは、1846年にドイツで生まれた調理家電の老舗中の老舗。現在はコーヒーマシンを主に開発・製造し、約70カ国で販売されている。日本では2026年9月17日に「COFFEE CRUSH EXPERIENCE」を発売した。
発売に先立つ8月末のポップアップイベントでは、場所をとらないスリムな外観と、本格的な味わいを両立した点に高い関心が集まったという。昨今のコーヒーマシンのトレンドは小型化であるが、本製品は幅15cmと、他社を一歩リードするサイズ感。奥行は29cm、高さは36cmであり、全体的にコンパクトにまとまっているのが特徴だ。
もう1つの特徴は、これ1台でエスプレッソ、ルンゴ、ドリップ、コールドブリューを楽しめる点。さらに、フォームミルクやスチームミルクも作れるので、カプチーノやカフェラテもできて多彩なコーヒー体験を提供する。では、さっそく一杯淹れてみよう。
1回目の使用時は、背部の水タンクを2~3回水道水ですすぎ、フィルターを自動洗浄しておく。それが終わったら、水タンクを水で満たし、カップ、コーヒー豆、(カプチーノやカフェラテを作るなら)牛乳を用意する。コーヒー豆は、上部の豆ホッパーに入れる。市販のコーヒーフィルターは不要だ。
手間をかけずに風味豊かなドリップコーヒーができる
まずは、ベーシックなドリップコーヒーから。取説には、「コーヒー豆を蒸らして香りをしっかり出しながら、パルス運転で抽出し、本来のドリップコーヒーのような味わいを実現します」と書かれている。
カップ受けにカップを置き、スイッチオン。そして、「FILTER COFFEE」のボタンを押す。この際、(抽出する)豆の量、抽出量、湯温の設定ができる。豆の量を減らせば薄めのコーヒーとなり、増やせば濃いコーヒーができる。抽出量はS、M、Lがあって、ドリップコーヒーの場合、それぞれ150ml、180ml、210ml抽出される。湯温は、低、中、高から選べる。豆の挽き具合(極細挽き~粗挽き)も選べるが、これだけはグラインダーの作動中に行う。
設定が済んだら、STARTボタンを押して待つだけ。2分ほどして、カップがピュアなコーヒーで満たされた。
風味はまったく申し分なく、心地よいコーヒータイムを満喫できた。飲み終わったら、後処理が必要なので忘れずに。これは、フィルターを取り外し、コーヒーの残りカスを捨てて水洗いするというもの。固まったカスはワンプッシュで落ちるので、とてもラク。
ひと手間かければカプチーノも
次は応用編としてカプチーノに挑戦。基本的な方法はドリップコーヒーと同様で、押すボタンが「ESPRESSO」となり、別途フォームミルクを作るのが違う。「ESPRESSO」の場合、「連続圧力」で抽出され、抽出量は35~50mlとなる。これで、少量の濃いエスプレッソを作っておく。
フォームミルクについては、フィルターの右脇にあるスチームノズルを使う。「STEAM」ボタンを押し、120mlのミルクの入った容器(ミルクジャグ等)にノズルを深く差し込んで、容器を傾けながらノズルを液面のほうへと動かしていく。このとき、円を描くように容器を動かすと、よりふわふわのフォームになる。できたフォームミルクをエスプレッソに注いでできあがり。フォームミルクは、もとの3倍くらいの分量にふくれるので、ミルクジャグは深くて容量のあるものを使おう。
筆者は、今まで豆を手挽きすることにこだわっていたが、こちらのほうが断然ラクだし、味もまったく遜色ない。ただ、70,000円(参考価格/税込)とそれなりのお値段なので、購入するかどうかは、財布と相談する必要はある。ちなみに、豆の挽き具合を5段階から3段階に減らし、スチームノズルのないスタンダードモデル「COFFEE CRUSH」も同時発売されており、こちらは60,000円。日ごろ多忙でタイパ重視のコーヒー党なら、前向きに検討する価値はありそうだ。
なお、両製品とも、ティファール直営店、一部の家電量販店や百貨店、公式を含めたECサイトで発売されている。
文/鈴木拓也
ムラなく均一に焼き上げる熱風式本格焙煎を採用したサンコーの家庭用コーヒーロースター「ロイジー」
サンコーは、家庭用焙煎機『コンパクトコーヒーロースター「ロイジー」』を発売した。サンコー公式オンラインストアでの販売価格は19,800円。 全自動の3つの加熱フ…
ネスレの家庭用コーヒーメーカー「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」にシリーズ史上最も静かでスリムなモデル「kotone」が登場
ネスレ日本は、「ネスカフェ」専用のコーヒーメーカー「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ kotone(コトネ)」を2026年10月1日に発売する。なお、発売…




DIME MAGAZINE























