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理想の葬儀形式で最も多いのは「家族葬」、費用、立地、スタッフの質、葬儀場選びで最も気になることは?

2026.10.14

かつてお葬式といえば、大勢の弔問客が集まり、通夜と告別式を2日かけて執り行うものというのが一般的であった。

しかし近年、その常識は少しずつ変わりつつあり「家族だけで、静かに見送りたい」という考え方が、世代を問わず広がっているようだ。では、いま多くの人が思い描く“理想のお葬式”とは、どのようなかたちなのだろうか。

そこでNEXER Groupは、神奈川・東京の葬儀場・斎場『サン・ライフ』( https://www.moshimo.net/ )と共同で、全国の男女500名を対象に、「理想の葬儀」についてのアンケートをおこなったので、詳細をお伝えしよう。

50.2%が理想の葬儀形式は「家族葬」と回答、幅広い参列者を招く「一般葬」は6.8%

まず、自分自身の葬儀にどんな形式が理想かを質問。最も多かったのは「家族葬(家族・親しい親族のみで送る)」で50.2%であった。

次いで「火葬式・直葬(火葬のみで送る)」が33.4%、「一日葬(通夜を省き一日で行う)」が9.6%と続く。

一方で、幅広い参列者を招く「一般葬」を選んだ人は、わずか6.8%にとどまった。家族葬と火葬式を合わせると8割を超え、多くの人が“小さく送る”形式を理想としていることがわかる。

それぞれの回答理由について聞いてみたので、一部を紹介しよう。

「家族葬(家族・親しい親族のみで送る)」と回答した人
・規模をコンパクトにして費用を抑える方が、残された家族に迷惑や手間をかけないので(40代・男性)
・家族だけで静かに執り行うのが一番満足できるのだと思う(50代・女性)
・準備の手間や費用を抑えることができるから。(30代・男性)

「火葬式・直葬(火葬のみで送る)」と回答した人
・特に宗教を信仰していないし、家族が構わないなら直葬でも十分。(30代・女性)
・家族や親戚に負担をかけたくないので直葬にしてもらいたいです。(50代・男性)
・家族に手間をかけさせたくないから(40代・女性)

「一日葬(通夜を省き一日で行う)」と回答した人
・参列する家族や友人の負担を減らしたいから。(30代・男性)
・家族と過ごす時間が増える。(40代・女性)
・一日で終わるのでラクだから。(40代・女性)

参列者を多く呼ばず、家族や親族だけで見送りたいという声が目立った。また、準備の手間や費用を抑えたい、遺族や参列者の負担を減らしたいという理由も挙げられる。

葬儀の形式を考えるうえで、規模の大きさよりも、残された家族に負担をかけず、静かに見送れることを重視する人が多いようだ。

葬儀場選びで気になる点、1位「費用の分かりやすさ」、2位自宅からのアクセス、3位スタッフの丁寧さ

続いて、葬儀場(式場)を選ぶ際に気になるポイントを聞いたところ、最も多かったのは「費用の分かりやすさ・明朗さ」の60.0%であった。

次いで「自宅からの立地・アクセスの良さ」が52.6%、「スタッフの対応や提案の丁寧さ」が34.8%、「式場・控室・設備の綺麗さ・清潔感」が24.6%と続く。

葬儀は、多くの人にとって一生に何度も経験するものではない。だからこそ相場も仕組みもわかりにくく、「結局いくらかかるのか」が見えないことへの不安が、この結果の背景にあるのかもしれない。

また、立地の良さが2位に入っているのも印象的。家族葬や一日葬のように身近な人だけで見送る形式を希望する場合でも、遺族や親族が無理なく集まれる場所であることは、式場選びの大きな判断材料になっているようだ。

家族葬のイメージ1位は「家族だけで落ち着いて送れて安心できる」

続いて、家族だけで静かに送る「家族葬」に対して、どのようなイメージを持っているかを聞いたところ、最も多かったのは「家族だけで落ち着いて送れて安心できる」で61.8%を占めた。

次いで「費用を抑えられる」が48.4%、「今の時代や価値観に合っている」が30.2%、「気を遣わず温かい雰囲気で送れる」が29.6%、「故人とゆっくり最期の時間を過ごせる」が26.6%と続く。

一方で、「参列者が少なく寂しい印象がある」は3.8%にとどまっている。家族葬に対しては、寂しさや簡素さよりも、安心感や温かさをイメージする人が多いことがわかる。

大勢の参列者を招く葬儀では、遺族が対応に追われてしまうことも。その点、家族葬は身近な人だけで落ち着いて見送れるため、故人との時間を大切にしたい方に選ばれやすい形式といえそうだ。

最後に、葬儀において「参列人数の多さ」よりも重視したいことを質問。最も多かったのは「家族だけで過ごす落ち着いた時間」で43.6%という結果に。

次いで「費用を抑えられること」が34.0%、「故人らしさ・その人らしい見送り」が15.6%、「格式やしきたりを大切にすること」が6.8%となった。

それぞれの回答理由について聞いてみたので、一部を紹介しよう。

「家族だけで過ごす落ち着いた時間」と回答した人
・家族だけで、落ち着いた雰囲気で故人を見送って、心の整理が出来そう(50代・女性)
・最期は家族だけで過ごすことが大切に思うから(40代・女性)
・落ち着いて故人とのお別れが出来るから(50代・男性)

「費用を抑えられること」と回答した人
・残される遺族の生活費のほうが大事(50代・男性)
・葬儀の費用を抑えて、その分生前に楽しみたい、子どもにお金を残したい、という気持ちがあるからです。(30代・女性)
・物価高もあるので、抑えられるところは抑えたい。(40代・男性)

「故人らしさ・その人らしい見送り」と回答した人
・最期の時にその人らしさが出ると思うから。見栄とか張らずにその人らしく見送りたい。(30代・女性)
・故人の想いを大切にしたいと思います。(40代・女性)
・故人が希望した葬儀を行うことを重視したいです。(50代・男性)

本当に親しい人だけで故人を見送りたいという声や、温かい雰囲気のなかで過ごしたいという声が見られた。また、葬儀費用を抑えたいという理由には、物価高への意識だけでなく、生前の時間や家族に残すお金を大切にしたいという考えも表れている。

参列人数の多さや形式にこだわるよりも、家族の負担を抑えながら、故人らしく落ち着いて見送ることを重視する人が増えているのかもしれない。

まとめ

今回の調査では、理想の葬儀形式として「家族葬」を選んだ人が50.2%で最も多く、8割を超える人が小規模な形式を望んでいることがわかった。

葬儀場選びでは「費用の分かりやすさ・明朗さ」が最も重視され、家族葬には「安心」「温かい」といった前向きなイメージが定着している。参列者の多さよりも、家族と過ごす落ち着いた時間や費用面を大切にする人が多数を占めていた。

お葬式は、見栄や格式のためのものから、故人と遺族のための時間へと少しずつ姿を変えているようだ。費用が分かりやすく、家族の負担に寄り添ってくれる葬儀サービスを早めに調べておくことが、これからの安心につながっていくのではないだろうか。

調査概要
「理想の葬儀に関するアンケート」
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年7月19日 ~ 7月27日
調査対象者:全国の男女
有効回答:500サンプル
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合がある。

出典元
https://www.moshimo.net/knowledge/97025/

構成/Ara

昭和63年生まれ。最新のトレンドを横断的に紹介するオールラウンド系ライター。編集プロダクションでの書籍制作や、男性向け美容・健康WEBマガジンでのライター経験を経て、現在は最新ファッションアイテムを中心に執筆活動を展開中。

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