桑の葉
#ポスト抹茶 #腸活 #DNJ
蚕の餌として知られる桑の葉。実は近年、その健康効果に注目が集まっている。「昔から漢方でも使われてきた桑の葉は、血糖値抑制効果が期待できます」と語るのは、北海道大学で桑の葉を研究する相沢智康教授。桑の葉に含まれる「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」は糖の吸収を阻害し血糖値を抑える成分で、天然の植物の中ではほぼ桑にしか含まれない希少なものだという。
さらにマウスでの腸内細菌叢と代謝産物の解析では、桑の葉の摂取によって腸内細菌が血糖値抑制に働く方向の代謝物を作り出していることが判明した。相澤教授は「食事のタイミングとは関係なく摂取しても効果が持続することがわかりました。一日お茶2杯程度を、好きなタイミングに飲んでも血糖値抑制効果は期待できます」と話す。
味わいについては「苦みがほとんどなく、いわば苦くない抹茶」と表現し、カフェインも含まれないため、子どもでも飲みやすい点も魅力だという。すでにジェラートやうどん、パンへの練り込みなど商品化も進んでおり、今後は品種改良による濃度向上に加え、抹茶に続く日本発の健康素材としての世界展開にも期待を寄せている。
DIMEの読み
腸活ブームと抹茶人気を追い風に、桑の葉は品種改良や商品開発がさらに加速する次世代のスーパーフードだ。健康茶市場の新定番として、日本発素材がいずれ世界へ広がっていく可能性は高い。
葉の粉末からジャム、ワインまで様々な製品が展開されている

沖縄工業高専との共同研究から生まれた浦添市の特産ブランド「てだ桑茶」。粉末茶をはじめジャムやワインなど、桑の葉・実を使った多彩な商品が揃う。
有効成分「DNJ(1-デオキシノジリマイシン)」は
血糖値を抑制する効果があると判明している

DNJはブドウ糖と非常によく似た構造を持ち、糖を分解・吸収する酵素に結合し、吸収そのものを阻害することで、食後の血糖値の上昇を抑制する。
取材・文/久我裕紀 編集/轡田緒早




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