秋の味覚の代表格といえば「さんま」。1990年代から2000年は年間平均20~30万tの漁獲量を維持していたが、昨年はわずか6万5000tにとどまった。だが一昨年の漁獲量と比較すると、それでも165.4%増とのこと。近年いかに不漁が続いているかがよくわかるデータだ。
そして減っているのはさんまだけではなく「さけ類」「ます類」も記録的な不漁に見舞われている。さらに全体をみると、25の全国の海面漁業漁獲量全体はおよそ270万tだが、その10年前は約371万t。なんと100万t近く減少しているのだ。
一方で漁獲量が増えている圧倒的1位は「おきあみ類」。釣りのえさとしてよく知られているが、25年に「国立極地研究所」が発表したレポートによると、近年は健康食品の原料として、おきあみ類から抽出するオイルの需要が高まっていることが原因らしい。
豊富な海産物に恵まれている我が国だが、このままで大丈夫なのか?
海面漁業主要魚種別の漁獲量ランキング
(令和7年)


まいわし
長年にわたり断トツの漁獲量を誇る、日本の魚の王様。
対前年比が大きく減った漁業主要魚種別の漁獲量ランキング
(令和7年)


さけ類
魚としてはもちろん、「いくら」も高級品として人気が高い。
対前年比が大きく増えた漁業主要魚種別の漁獲量ランキング
(令和7年)


おきあみ類
エビのような見た目だが、動物性プランクトンの総称。
農林水産省 令和7年漁業・養殖生産統計
取材・文/高山惠 イラスト/フジノマ 編集/轡田緒早




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