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トヨタ「RAV4」は何が進化した?30年続く人気SUVがたどり着いた理想形

2026.10.18

デビューから30年以上たっているのに人気があるクルマは意外と少ない。しかも国内だけでなくグローバルで支持され続けている車種となるとごくわずかだ。今回は評価が高いトヨタ『RAV4』の進化を検証した。

トヨタ『RAV4』

トヨタ『RAV4』

Specification
■全長×全幅×全高:4620×1855×1680mm ■ホイールベース:2690mm ■車両重量:1720kg ■排気量:2487cc ■エンジン形式:モーター形式直列4気ガソリン+交流同期モーター ■最高出力:186PS+136PS/54PS ■最大トルク:221Nm+208Nm/121Nm ■変速機:電気式無段 ■燃費:22.5km/L ■車両本体価格:490万円 ※Zハイブリッド

 1994年、トヨタ『RAV4』は5ナンバーサイズのコンパクトクロスオーバーSUVとして誕生した。日本だけでなく北米でも人気になったことで、2代目以降は海外からの要望もあり車体は大型化された。近年は人気が復活し2025年12月にデビューした現行型の販売台数は26年1月から6月までの半年間でみると、SUV部門の3位となっている。6代目となる現行型には3グレードあり、パワーユニットはZとアドベンチャーがハイブリッド、GRスポーツとZはプラグインハイブリッドを搭載する。

 今回、紹介するのはZのハイブリッド。アドベンチャーとはグリル、全幅、装備が異なる。Zは都会派のSUVを目指したモデルで、電池はニッケル水素を採用。リチウムイオン電池より安価だが、性能は若干落ちる。エンジンは2.5Lガソリン+モーター2基、変速機は電気式無段で電気式4WDと組み合わせ、走破性も高い。室内は後席背もたれを倒せばほぼフラットになるので車中泊も可能だ。先進安全技術も充実しており、すべてがレベルアップした完成度の高いSUVに仕上がっている。

走りも使い勝手もバージョンアップしたマルチに使える都会派SUV

トヨタ『RAV4』

エンジンルーム

トヨタ『RAV4』

直列4気筒2.5Lエンジンはレギュラーガソリンを使用。モーターは前後車軸用に1基ずつ、計2基搭載。プラグイン仕様より前が70PS、後ろが1PSだけ出力が低い。

運転席と各種装備

トヨタ『RAV4』

タッチパネル式のセンターディスプレイは12.9インチの大画面をトヨタ車で初めて採用、全グレードに標準装備。ユーザーの好みでカスタマイズもできる。

シートスペース

トヨタ『RAV4』

運転席は着座位置を上げてもドアの上縁に頭がぶつからない。後席の着座位置も高くはない。足元も広くないが中央席にも大人が座れるので3人掛けもOK。

ラゲージスペース

トヨタ『RAV4』

奥行き、左右幅とも1m以上あり広い。ゲート手前の右側にくぼみがある。床下にはサブスペースがあるが内張りはない。背もたれは4:6で分割前倒しが可能。

トヨタ『RAV4』

ヘッドライトはBi-Beam LEDオートレベリング、クリアランスライトはデイタイムランニングランプを兼ねたLEDを採用している。

トヨタ『RAV4』

直立したフロントグリルはハンマーヘッドをイメージしたデザイン。ホイールアーチモールは張り出しがなくスマート。最低地上高は190mmを確保。

トヨタ『RAV4』

バックドアガラスとテールランプを一体化させたシームレスなデザイン。ラゲージスペースの開口部は路面から680mmと低めに位置しており広い。

ココがポイント

トヨタ『RAV4』

電気式4WDは前後輪駆動力を100:0~20:80の範囲で制御。トレイルモードやスノーモードは悪路での脱出性や安定性を高める機能。

トヨタ『RAV4』

変速機のシフトはR/N/D・Bでエレクトロシフトマチック(一方向操作方式)をトヨタ車で初めて採用。直感的なシフトを可能にした。

厳しい道路環境でもストレスなく走破できる安心感は高評価

爽快感〈18点〉
スタートからの動きにもたつきも少なく、ドライブモードを切り替えればスポーティーな走行が楽しめる。

デザイン〈19点〉
Zとアドベンチャーを比べると、Zのグリルのほうがおしゃれ。ホイールアーチモールも幅狭のZのほうがクールだ。

運転性能〈運転性能〉
街乗り仕様のグレードだが雪道や泥濘地での走破性も高そう。電気式4WDは条件が悪化するほど効果を発揮する。

装備の充実度〈19点〉
新世代のマルチメディア機能、音声認識速度の向上、知能化した技術を注入した安全先進機能など充実している。

居住性〈18点〉
前後席とも窮屈感はない。特に後席の中央が低いので実用性も高い。エンジン始動時の音と振動が少し気になった。

【評価点数】92点

文/石川真禧照 撮影/望月浩彦 編集/安田典人

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