ゴルゴ13は、なぜ数々の危機を切り抜け、生き残ってきたのか。その強さを支えるのは、卓越した技術だけではない。起こり得る危険を想定し、周囲の異変を察知し、最悪の事態に備えておく徹底した危機管理にある。大地震や噴火などの自然災害はもちろん、犯罪、あおり運転、熊との遭遇、SNSを巡るトラブルまで、現代の日常には予期せぬリスクが潜んでいる。必要なのは、危機に直面してから慌てるのではなく、その兆候を捉え、備え、状況に応じて判断する力だ。ゴルゴ13の思考と行動をヒントに、リアルとデジタルの両面から、今を生き抜くための「危機管理術」を身につけよう。
南海トラフ、富士山噴火、津波、洪水、迫りくる自然災害から身を守るマニュアルコミック『ゴルゴ13THEサバイバル~大地震、その時!~』
『ゴルゴ13THEサバイバル~大地震、その時!~』。『ビッグコミック』にて連載中の劇画の公式スピンオフコミックが、「防災の日」を前に発売され、話題となっている。…
ゴルゴ13思考で危機を乗り越えろ!
限られた通信、現金、移動手段をどう使うか。生き残る鍵は、装備の多さではなく、優先すべきものを見極める力にある。5つのActionでゴルゴ13流の判断力を試そう。


Action 01|目的地
帰る? とどまる?
自宅までは20km。鉄道はストップ。
歩いて帰宅するか、現在地周辺の安全な場所にとどまるべきか。
発災直後は原則として安全な場所にとどまるのが基本。移動は安全確保ができてから。無理をして帰宅を急げば、途中で思わぬ事故に遭ったり救助活動の妨げにもなりかねない。
〈G’s ADVICE〉まず現在地と周辺の安全を確認。勤務先や一時滞在施設など、待機できる避難場所を確保せよ!
Action 02|情報収集
スマホ残量12%、何から使う?
避難情報、地図、家族の安否確認、SNS。
―通信や電源が切れる前に何を優先すべきか。
スマホは避難情報や現在地周辺の被害状況の確認に使い、次に家族へ安否と現在地を短文で伝える。SNSは未確認情報を追わず、自治体などの公式アカウントをチェックしよう。
〈G’s ADVICE〉通話は極力控え、短文メッセージを活用。画面の明るさや通信を抑え、充電を温存!
Action 03|Wi-Fi
無料Wi-Fi、接続する?
無料Wi-Fiを発見。しかし提供元がよくわからない。
通信手段を確保するためなら接続していい?
「00000JAPAN」のように災害時に開放される公衆無線LANは、通信手段として活用できる。ただし、暗号化されていない場合もあるため、情報収集や安否連絡に用途を絞りたい。
〈G’s ADVICE〉無料Wi-Fiでは重要情報を扱うな。個人情報やID・パスワード、金融情報の入力は避けよ!
Action 04|お金
現金2000円、スマホ決済は使える?
店は停電中だが、スマホは通信可能。
キャッシュレス決済やネット銀行が使えれば、現金が少なくても大丈夫?
現金2000円は、飲料や軽食など最低限の買い物に使えるよう確保しておきたい。スマホが使えても、店側の端末や回線が止まればキャッシュレス決済はできないからだ。
〈G’s ADVICE〉スマホ決済だけでなく複数の支払い手段を確保、現金は水や食料など命を守るためギリギリまで残せ。
Action 05|移動手段
動きが見えない鉄道か、20kmを歩くか?
鉄道が運転を見合わせていても、とりあえず駅へ向かうべき?
それとも20kmの道のりを歩いて帰る?
災害時、公共交通機関の再開はあてにならない。一方で20kmもの長距離を歩いて帰るのも混雑や火災、落下物に巻き込まれる可能性がある。移動前に安全なルートを見極めたい。
〈G’s ADVICE〉鉄道が再開したら利用、見通しが立たなければ待機。徒歩は安全なルートを確認してから判断せよ!

参考:『「ゴルゴ13」が教える超A級アウトドアサバイバル術』ほか
取材・文/佐々木正孝(キッズファクトリー) 漫画・イラスト/深山雪男 編集/原口りう子
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ゴルゴ13は、なぜ数々の危機を切り抜け、生き残ってきたのか。
その強さを支えるのは、卓越した技術だけではない。起こり得る危険を想定し、周囲の異変を察知し、最悪の事態に備えておく徹底した危機管理にある。
大地震や噴火などの自然災害はもちろん、犯罪、あおり運転、熊との遭遇、SNSを巡るトラブルまで、現代の日常には予期せぬリスクが潜んでいる。必要なのは、危機に直面してから慌てるのではなく、その兆候を捉え、備え、状況に応じて判断する力だ。
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