Googleのスマホ用キーボードアプリ「Gboard」の開発チームがベルトコンベアー上にキーを配置した「Gboardくるくるバージョン」を発表
2026.10.07
ユニークな文字入力実現のため、これまで様々なキーボードやデバイスを提案
Googleは、スマートフォン用キーボードアプリ「Gboard」開発チームからの提案として、実際にユーザーが製作できるキーボード『Gboard くるくるバージョン』をブログにて発表した。

Gboard チームは、ユニークな文字入力環境を実現するために、これまでにも様々なキーボードやデバイスを提案してきた実績があり、2025年は懐かしいダイヤル固定電話を連想させる『Gboard ダイヤルバージョン』、2024年はキーボードを板状ではなく、丸いリング状にした『Gboard 両面バージョン』などを送り出してきた。

それぞれ既存の一般的なキーボードが抱える問題を解決すべく、奇抜な発想のもとで設計されてきたのだが、2026年版となる『Gboard くるくるバージョン』も、かなり斬新な構造となっている。
その前提として開発チームでは、従来のキーボードは両手を同時に使用することが前提になっており、そのために片手や一本の指で入力しようとすると、腕や手のひらを大きく動かす必要があったと指摘する。
■腕ではなくキーボードを動かすという、コペルニクス的転回により誕生

では、片手や一本指での効率的な入力はどのように実現すればよいのか。
そう考えた開発チームがたどり着いた答えは「キーボードの方が動けばよい」。
この腕ではなく、キーボードを動かすという、コペルニクス的転回により誕生したのが『Gboard くるくるバージョン』なのだ。
というわけで誕生した『Gboard くるくるバージョン』は、いわばベルトコンベアー上にキーを配置したキーボード。ベルトコンベアーの回転機構により、キーがユーザーの手元に流れてくる構造だ。キーに向けてあなたが動くのではなく、キーがあなたに向けて動くというわけだ。

このキーボードはベルトコンベアー上に配置されたキーが流れるように動く。流れて来るそれぞれのキーから、入力したい文字をタイミングよくタイプすればいい。各ベルトには29個のキーが配置されており、大文字も小文字も直接入力できるため、直感的な操作が可能だ。
<実際に動作する様子はこちらから>
■今後の展望について
片手ですべての文字が入力できるため、お茶を飲みながら作業することも、マウスとの同時操作にも対応するす。くるくるバージョンをもう一台用意したら、両手操作でさらなる生産性の向上も目指せるかもしれない。
開発チームでは、今後も、流行に合わせたカラーバリエーション、来るものも去るハイスピードモード、さらなる文字種に対応したロングバージョンや、携帯に適したショートバージョンなどの開発を回していくことを検討中だという。
なお『Gboard くるくるバージョン』に発売予定はないが、同様のデバイスを自作できる設計図がオープンソースとして公開されている。
関連情報
https://blog.google/intl/ja-jp/products/android-chrome-play/gboard-2026/
構成/清水眞希




DIME MAGAZINE














