紅葉もある秋は気候も安定した絶好のドライブシーズンだ。愛車で遠路、宿泊を伴うドライブ旅行に出かける人も多いはずだ。そんな宿泊滞在中に気になるのが愛車の管理ではないだろうか。管理された駐車スペースならともかく、そうではない駐車スペースでは「イタズラされないだろうか、車上荒らしに合わないだろうか・・・」と。大切なクルマ、買ったばかりの新車ならなおさらだ。
旅行先での長時間駐車もドラレコの駐車監視機能があれば安心だが・・・
しかし、そんな心配を普段の屋外駐車とともに低減してくれる方法がある。それは、駐車中のセキュリティカメラとなるドライブレコーダーの駐車監視機能を使うことだ。なにかあっても録画されるのと同時に、ドライブレコーダーの録画中を示すインジケーターの点灯(と録画中画面)がイタズラ、盗難などの抑止力になりうるからである。ただし、一般的なドラレコの駐車監視機能は車載バッテリーに負担をかけるため、導入を躊躇している人も多いはず。
そこで、筆者自身が実践している、車載バッテリーに負担なしのドライブレコーダーによる裏技的駐車監視を紹介したい。
車載バッテリーに負担をかけないドラレコの駐車監視専用バッテリーがある
まず用意するのはセイワのRAY28「ドライブレコーダー用駐車監視バッテリー」だ。走行中に充電し、停車時に駐車監視用のドラレコに電源を供給してくれる、102W 8000mAh/12.8Vの多機能バッテリーである。リチウムイオンバッテリーではなく、優れた高温耐久性と熱的安定性を備え、特に夏場の車内が高温になるような環境下でも発火や爆発のリスクが低く、毎日1回の充放電を行っても5年以上の繰り返し(長寿命)使用を実現しているリチウム鉄リン酸塩(LiFePO4)バッテリーを搭載。しかも短絡保護・過電流保護・過電圧保護・電圧過放電保護・過負荷保護・高温保護・低電圧アラームといった安全機能をフル装備した保護回路を搭載しているから、夏の暑い時期でも安心というわけだ。
使い方は車内の12VアクセサリーソケットにRAY28「ドライブレコーダー用駐車監視バッテリー」を接続し、そこからドライブレコーダーに接続するわけだが、筆者はメインのドライブレコーダーとは別の、前後2カメラのドライブレコーダーを用いている(シガーソケットタイプのセイワのPIXYDA PDR250WG。画角はフロント水平155度、対角180度、垂直84度。リヤ水平104度、対角120度、垂直53度)。その理由は、クルマの止め方によって、フロント用の車体前方160度の画角だけではセキュリティカメラとしての機能(撮影範囲)が物足りないからである。よって、前方用にダッシュボード上、後方用にリヤウインドー上部に後ろ向きセットしたふたつのシガーソケットタイプのドライブレコーダーを広範囲の画像を得られるセキュリティカメラとして使用している。使わなくなった前後2カメラのドライブレコーダーを用いてもいいし、フロントカメラだけの駐車監視だけでもないよりは安心だ。
前後2台のアクセサリーソケットタイプのドラレコを駐車監視バッテリーに接続する方法とは
もっとも、RAY28「ドライブレコーダー用駐車監視バッテリー」に付属しているアクセサリーソケット(メス)には、1台のシガーソケットタイプのドライブレコーダー(オス)しか接続できない。そこで筆者はアクセサリーソケット(メス)にセイワのF318「2穴増設ソケット」接続し、2台のアクセサリーソケットタイプのドライブレコーダーを分岐して使っているのだ。
筆者の場合、フロントカメラは簡単に設置できるようにダッシュボード上にコードが目立たないように配線しつつ、両面テープで固定(要画像確認)、リヤカメラはリヤウインドーの正規のドライブレコーダーの横に設置している。もちろん、走行時にもセカンドドライブレコーダーとして機能する。
前後2台のドラレコをセキュリティカメラとして最大約11時間の駐車監視録画が可能
秋のロングドライブの目的地での使用を前提とした場合、RAY28「ドライブレコーダー用駐車監視バッテリー」の2カメラの常時録画時間は長距離走行による満充電状態で約11時間(商品電流DC12V/0.7A前後/1カメラでは約22時間。使用環境、使用期間による)となるため、夜間のセキュリティカメラとしては十分に機能してくれるはずである(筆者の使い方としてはロングドライブで満充電にし、現地では安心な昼間はあえて電源をOFFにして、夜間、寝る前に電源をONにして常時録画時間を稼いでいる)。
もちろん、高速道路のSA/PAでクルマを停めた際にも車載バッテリーに負担をかけずにセキュリティカメラとして機能し、クルマから離れてもしっかり録画してくれるのだ。
ちなみにRAY28「ドライブレコーダー用駐車監視バッテリー」には1.65インチの液晶画面が備わり、バッテリー残量、電圧、タイマー時間(1~24時間設定可)を表示してくれるとともに、USB-A×2(出力)、USB-C(PD対応/入出力)を完備。スマートフォン、ノートPCの充電も車内外で可能。車内に置けるモバイルバッテリーとしても機能するのである。背面にはLED照明も備え、白点灯(強/弱)、赤色点滅が利用でき、非常時のLEDライトとしても活躍してくれる多機能ぶりだから心強い。
夜中の駐車監視を行う場合は駐車監視開始直前まで電源をOFFにしてタイマーを使う
例えば、山奥のポツンと一軒家的なコテージに滞在するとして、クルマをコテージの玄関近くに停め、前、または後ろの駐車監視用ドライブレコーダーが玄関回りを映すようにしておけば、コテージ周りのセキュリティカメラとしても機能することになる。降雨対策として、ウインドー面をコート剤処理しておくといい。筆者は雨水が水滴にならず、水膜になる親水性のコート剤を使用している。クルマが走っているときは撥水タイプの水弾き効果が望めるのだが、ここではあくまで雨の停車中にクリアな視界が欲しいからである。
なお、今回の旅行先でのセキュリティカメラとしての使用では、電源ONでタイマーを就寝時間から起床時間に合わせてセットしておくことが必須。夜12時から朝7時まで録画するなら7時間にセット。その7時間をRAY28「ドライブレコーダー用駐車監視バッテリー」で駆動させるには、計算上、2カメラなら約132分走ればいい(あくまで目安。使用するドラレコ、環境や使用期間により異なる。1カメラなら約66分の走行)。つまり2時間ちょっと走る距離の目的地であれば、到着後、いったん電源をOFFにして、駐車監視が必要な夜12時に電源をONにすれば、目安として翌朝7時までの7時間、駐車監視、セキュリティカメラとしての運用が行えることになる。3時間のドライブであれば、さらに長時間の駐車監視録画が可能になるだろう。
万一、RAY28「ドライブレコーダー用駐車監視バッテリー」の充電が十分でない場合には、オプションの電源ケーブルを利用して充電することもできる。
こうして、旅行先で長時間、クルマを停めた際にもドライブレコーダーをセキュリティカメラとして常時録画で周囲を監視しておけば(走行中含む)、大切な愛車への安心も高まるのではないだろうか。もちろん、万一の際の証拠画像になるわけだ。
文/青山尚暉




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