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最高出力639PS、最大トルクは825Nm!アウディが新型PHEV「RS 5」と「RS 5 Avant」を発売

2026.10.04

アウディジャパンは、プレミアムミッドサイズセグメントであるA5モデルに、ハイパフォーマンスプラグインハイブリッドモデルである「RS 5」とそのステーションワゴンタイプの「RS 5 Avant」を導入することを発表した。2026年9月29日より受注を開始し、10月20日より販売を開始する。

この新型RS 5/RS 5 Avantは、これまでRSモデルが培ってきたハイパフォーマンスに、高性能で高機能な電動化テクノロジーを融合させた、Audi Sport史上初のプラグインハイブリッドモデル(PHEV)。改良されたツインターボの2.9リッターV型6気筒 TFSIエンジンと高出力モーターを組み合わせることで、システム最高出力470kW(639PS)、最大トルク825Nmを発生。0から100km/hまでの加速はわずか3.6秒で、最高速度は、オプション装着時で285km/hを達成する(標準で270km/hのリミッターを装備)。

EV走行換算距離は最長で85kmで、本格的なパフォーマンスと日常の使い勝手のよさを高い次元で両立させている。リヤアクスルには市販モデル世界初となるエレクトロメカニカルトルクベクタリングを備えた新開発のquattro四輪駆動システムを搭載し、あらゆる速度域で俊敏かつ安定した走りを可能にしている。

新型RS 5/RS 5 Avantには、改良されたツインターボの2.9リッターV型6気筒 TFSIエンジンと、最高出力130kW(177PS)のモーターを搭載。エンジンにはVTG(可変ジオメトリータービン)を採用し、最高出力375kW(510PS)、最大トルク600Nmを発生。モーターはトランスミッション手前に搭載され、最大トルク460Nmを発生する。これらの組み合わせで、システム全体の最高出力は470kW(639PS)、最大トルクは825Nmを実現。25.9kWh(ネット値22kWh)のリチウムイオンバッテリーを搭載し、EVモードでの最高速度は140km/h、EV走行換算距離はRS 5で85km、RS 5 Avantで83kmとなる。充電は普通充電のみに対応し、標準で3kWの充電ケーブルを装備。別売りのe-tron Charging Kit Plus(8kW充電器)を接続した場合は、最大8kWでの充電が可能。

モータースポーツレベルのパフォーマンスを実現する新技術

新型RS 5/RS 5 Avantのquattro四輪駆動システムには、新開発のプリロード付センターディファレンシャルを、Audi Sportで初めて採用している。ディファレンシャルに駆動トルクがかかっていない状況でも前後アクスルの結合状態を保持することでトラクション性能を維持。この機能は、例えばドライバーがコーナリング時にアクセルを離したときなどにその効果が実感でき、アンダーステアを抑えてターンインをサポートしてくれる。

さらにリヤには、市販モデルで世界初となるエレクトロメカニカルトルクベクタリングを採用した、新開発のダイナミックトルクコントロールquattroを搭載。アクセルのオン・オフに関係なく後輪左右のトルク差を最大2,000Nmまで瞬時に生み出すことで、走行中のあらゆるシチュエーションでヨーモーメントを制御し、コーナリングパフォーマンスを高めてくれる。

エレクトロメカニカルトルクベクタリングを構成する400V水冷式永久磁石電動モーターは、出力8kW、40Nmの高電圧アクチュエーターとして、瞬きの約10分の1の速さ、わずか15ミリ秒で反応し、アクセルオフの状態でも自らトルクを生成。左右輪の間で駆動力をダイレクトに転送・最適化することで、車速を保ったまま旋回性能と安定性を両立させる。これにより、オーバーステア方向のリカバリー性能とアンダーステア方向の回頭性能の限界値は高まり、思考と挙動が直結したかのような、新しいハンドリング感覚をもたらす。

そして従来のアウディスポーツディファレンシャルは、車輪のスリップを検知してから対処する受動的な制御だったが、新開発のエレクトロメカニカルトルクベクタリングは、ステアリング角、アクセル開度、ブレーキ圧などのドライバーの操作に加え、縦および横方向のG、ヨーレート、スリップ角、速度、路面の推定摩擦係数といった車両の状態を継続的に統合解析し、能動的に予測する制御に進化している。この制御を実現するのは、ドライビングダイナミクスコントローラー(HCP1)で、与えられた走行状況に対するターゲットディファレンシャルトルクを、周波数200Hz、つまり5ミリ秒ごとに算出する。そしてエレクトロメカニカルトルクベクタリングは、この高頻度で更新される制御値を基に、ドライバーの意図と挙動の予兆を先読みして、極めてダイナミックかつ精密なトルク配分を実現し、車輪が滑り出す前に介入する能動的な制御を可能にする。

さらにサスペンションには、従来のDRCサスペンションに代わり、ツインバルブ式ショックアブソーバーを備えたRSスポーツサスペンションを標準装備。縮み側だけでなく伸び側の減衰力を電子制御で瞬時にコントロールすることで、ピッチとロールを抑制してくれる。また、アウディのこのセグメントのモデルとしては初めて、リヤにもセラミックディスクブレーキをオプション設定した。

デザインとパフォーマンスを妥協なく融合したエクステリア&インテリア

新型RS 5/RS 5 Avantのエクステリアは、伝説的なAudi Ur-quattro(初代quattro)の血統を感じさせるダイナミックなデザインが特徴となっている。ベースモデルのA5から前後ともに左右各45mmずつ拡幅されたワイドボディとダークハウジングのマトリクスLEDヘッドライトにより、ひと目でRSモデルとわかる存在感を放つ。サイドビューでは大きく張り出したブリスターフェンダーが力強さを強調している。

そのフロントでは、立体的なハニカム構造のシングルフレームグリルを中心に、ダークトーンのマスクがエアカーテンと一体的につながることで、デザインと空力性能の両立を図っている。また、フロントフェンダー後方に設けられたエアベントが、高い空力性能と精悍な外観を両立している。

リヤセクションには、空力を考慮した垂直フィン付きディフューザーを備え、その中央に配置された縦型の赤色リフレクターがモータースポーツモデルを想起させる。ドライビングモードに応じてサウンドが変化する、左右に振り分けられたダーククロームのオーバルテールパイプも存在感を放つ。レーシングモデルSport quattro S1やS1 e-tron quattro Hoonitronのデザイン要素を取り入れて、Audiのモータースポーツヘリテージと機能美が凝縮された迫力あるスタイルへと昇華している。

一方、新型RS 5のインテリアは、スポーツ走行を前提とした機能性と、日常での快適性を両立させている。ハニカムキルティングを施したSスポーツシートは、強い横方向サポートを確保しながらも、電動調整機能やマッサージ機能が備わり、長距離移動時の快適性にも配慮している。標準仕様としてレザーフリー素材を採用しており、布や再生ポリエステルから製造されたカスケードクロスや、マイクロファイバーのダイナミカを、シートだけでなくインストルメントパネルやアームレスト、ドアトリムなどにも広範囲に使用して、スポーティかつラグジュアリーでありながらサステイナブルな仕様に仕上がっている。

オプションのRSデザインパッケージ(レッド、レッドプラス、グレー、サーペンタイングリーン)では、コントラストステッチによる視覚的なアクセントが加えられた、ファインナッパレザー仕様のSスポーツシートも選ぶことも可能で、ヘッドレストスピーカーとシートベンチレーション・マッサージ機能が付く。いずれの仕様でもブラックのヘッドライニングが採用され、室内の統一感が保たれている。

さらにインテリアの各部には、ダークメタリックバナジウム仕上げの装飾が施され、シフトパドルやエアベント、ドアハンドルなどに統一感を持たせている。デコラティブインレイは、カーボンやアルミニウムなど複数の素材をオプション設定したことにより、仕様に応じた質感の違いを演出。このように、RS専用のテクスチャーを採用したラップアラウンドインテリアエレメントを施された、従来のRSモデル以上にパーソナライズが可能になっている。

フラットトップ/フラットボトム形状のRSステアリングホイールはダイナミカ仕立てで、12時位置のマーカーやロワースポークのレッドアクセントにより、視覚的にも操舵ポジションが把握しやすいデザインとなっている。また、ステアリングにはRSサテライトコントロールが組み込まれ、ドライブモードの切り替えやブースト機能の操作を手元で行える。なおオプションのRSデザインパッケージ(レッド、グレー)を選択することで、パンチング加工を施したナッパレザーの選択も可能。

RS 5/RS 5 AvantのMMIパノラマディスプレイでは、11.9インチスクリーンのバーチャルコックピットプラスにRS専用デザインが施され、回転数や車速に加えてシフトライトを表示するほか、Gフォース、ラップタイムなどの走行データにもアクセスできる。これらの情報はフロントウィンドウ上のヘッドアップディスプレイに投影され、シフトタイミングの把握にも貢献する。

モータースポーツのDNAを受け継ぐAudi Sport GmbHが開発する「RSモデル」とは

RSモデルのサクセスストーリーは、1994年に初のRSモデルAudi RS 2 Avantがデビューしたときから始まった。現在RSモデルの開発は、Audi Sport GmbH(旧quattro GmbH)が担い、ルマン24時間耐久レース、DTM(ドイツツーリングカー選手権)など、アウディがこれまで実績を残してきたモータースポーツで培ったノウハウを生かして、高性能かつ日常での高い実用性を備えた、スポーティなモデルを作り出している。RSモデルは、RS 5、RS 3、RS Q8、電気自動車e-tronのフラッグシップモデルであるRS e-tron GT performanceをラインアップに揃え、セダンやクーペ、Sportback、SUVなど、さまざまなボディタイプへと展開してきた。

【メーカー希望小売価格】

RS 5 15,500,000円(税込)
RS 5 Avant 15,750,000円(税込)

関連情報:https://www.audi.co.jp/ja/

構成/土屋嘉久

「CanCam」「Oggi」「Domani」などのファッション誌やサイトの編集に長年にわたり携わりながら、編集プロダクション「ADVOX株式会社」を設立。同時に、広告のクリエイティブディレクター&ライターとしても活動。近年は、DIMEをはじめとする情報誌やサイト、ラジオ番組などで、クルマや家電、美容、健康、グルメ、ファッション情報を発信。さらに現在では、クルマ好きが高じてWワークで超高級スーパーカーブランドにて車両移動する業務に携わり、毎日、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェ、マクラーレン、アストンマーチン、マセラティ、ロータス、ベントレー、ロールスロイスなど、様々なクルマの運転を満喫中。

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