健康総合企業のタニタは、脂がのる旬の魚が多い秋を迎える中、週に1日以上、自宅で料理をする全国の20歳から69歳の男女4700人(各都道府県100人ずつ)を対象に、「魚・魚料理に関する意識・実態調査2026」を実施。結果をグラフと図表にまとめて発表した。
本稿では同社リリースをベースに、その概要をお伝えする。
約9割が「魚を食べることが好き」だが「魚料理を作ることが好き」な人は約4割
全回答者に、魚料理を食べることはどのくらい好きかを聞いたところ、約9割となる85.3%が『好き』(「非常に好き」と「まあ好き」な人の合計)と答えた。
年代別に見ると、『好き』と回答した人の割合は、年代が上がるにつれて高くなり、20代では78.8%と約8割にとどまったのに対して60代では89.6%と、20代と比べて10ポイント以上高くなっている。

一方、魚料理を作ることがどのくらい好きかを聞いたところ、『好き』(「非常に好き」と「まあ好き」な人の合計)は42.8%と約4割にとどまる結果に。
都道府県別では、魚料理を食べることが好きな人の割合は1位「山口県」(93.0%)、2位が「大阪府」(92.0%)と続き、魚料理を作ることが好きな人の割合では1位「和歌山県」「山口県」(54.0%)と、山口県がどちらも1位となった。

続いて魚料理に対するイメージを聞いたところ、「健康的・ヘルシー」(47.9%)が最も高くなり、「おいしい」(45.9%)、「生ごみの処理が大変」(42.0%)、「下処理が面倒」(41.8%)、「ご飯に合う」(36.9%)が続いた。
魚料理を作ることが好きではない人の魚料理に対するイメージでは、「下処理が面倒」(55.7%)、「生ごみの処理が大変」(55.0%)、「においが気になる」(46.7%)、「骨があり食べづらい」(45.7%)、「料理が難しい」(37.0%)といったネガティブなイメージが全体より10ポイント以上高く、調理の手間が魚料理を作ることへのハードルになっている実態がわかった。

■好きな魚、1位「サケ・サーモン」2位「マグロ」3位「エビ」
全回答者に、好きな魚(魚介類)を聞いたところ、1位「サケ・サーモン」(70.8%)、2位「マグロ」(63.2%)、3位「エビ」(62.7%)、4位「サバ」(60.5%)、5位「サンマ」(60.0%)というランキングになった。
男女別に見ると、女性ではすべての年代で1位「サケ・サーモン」、2位「エビ」となった一方、男性では30代以下で「サケ・サーモン」、50代以上で「マグロ」が1位となり、40代男性では「サンマ」が1位という結果が出た。

都道府県別では、多くの道府県で「サケ・サーモン」が1位となったほか、北海道では「サンマ」が同率1位、東京では「マグロ」が1位となるなど、地域や世代によって好みの違いも見られる。

自宅で魚料理を作る頻度は週1日程度
自宅で魚料理を食べる頻度を尋ねたところ、週に1日以上食べる人の割合は70.7%、平均は1.8日/週となった。
一方、肉料理を週に1日以上食べる人の割合は90.2%、平均は3.2日/週と、魚料理と比べて1.4日/週多い。また、自宅で魚料理を作る頻度では、週に1日以上作る人の割合は49.9%、平均は1.2日/週で、週に1日以上食べる人の割合より20ポイント以上低い結果が得られた。調理済みの総菜や刺身など、調理の手間がかからない魚料理を楽しむ人が多いようだ。
さらに自宅で肉料理を作る頻度では、週に1日以上作る人の割合が87.2%、平均は2.9日/週と、食べることも作ることも魚料理の割合を大きく上回った。

■魚をもっと食べたい、作りたいのに「高くて買えない・調理が面倒」
自身の「魚を食べる量」は十分だと思うかを聞いたところ、「十分だと思う」は29.7%、「十分だと思わない」は70.3%と、3人に2人以上が魚不足を感じていることがわかった。男女ともに40代と50代で低くなる傾向が見られ、特に女性では40代(18.7%)と50代(18.9%)がともに2割を下回っている。

また、自宅で魚料理を食べる頻度を増やしたいかを聞いたところ、増やしたい人の割合は62.6%、作る頻度を増やしたいかの問いでは49.4%が「増やしたい」と回答。

さらに、魚料理を食べる・作ることについて、希望する頻度を実現できていない理由では「魚の値段が高いから」(51.7%)が突出しており、これに「調理が大変だから」(36.6%)、「生ごみの処理が大変だから」(36.4%)が続いた。魚料理を食べる頻度や作る頻度を増やしたいと思う人が多い一方で、価格や調理の手間が頻度を増やせない要因となっているようだ。

また、「健康を意識して魚料理を選ぶことがある」と回答した人は69.8%となり、子どもがいる人では74.9%に達した。多くの人が魚の健康価値を認識しながらも、価格や手間が実際の行動を妨げている実態が推察できる。
■作りたい魚料理、1位「焼き魚」2位「煮魚・煮つけ」3位「照り焼き」
作りたいと思う魚料理を聞いたところ、「焼き魚」(52.9%)が最も高く、「煮魚・煮つけ」(45.5%)、「照り焼き」(34.7%)、「刺身」(29.1%)が続いた。
また、うまく作れないと思う魚料理では、「天ぷら」(33.0%)が最も高く、「煮魚・煮つけ」(30.9%)、「アクアパッツァ」(28.3%)、「寿司」(27.1%)となった。
煮魚・煮つけは調理に対する意欲はあっても、うまく調理することが難しいと感じている人が多いようだ。

魚料理に関する悩み(自由回答)では、「生臭いにおいがどうしても残ってしまいおいしくない」や「青魚の臭みをうまく取れない」といった魚特有のにおいに関する悩みや「下処理や調理の際の扱い方が分からない」、「レパートリーが少なくて同じ味付けになる」など調理方法やレシピの知識不足が挙がっている。
■特産品と結びつく漢字正解率、「鰤(ぶり)」の正解率1位は富山県
魚の名前を表す漢字を5つ提示し、それぞれ読み方を聞いた。正しい読み方を回答した人の割合は、「鰹(かつお)」が最も高く89.9%、「鮪(まぐろ)」が78.8%、「鰤(ぶり)」が56.5%、「鱧(はも)」が55.0%、「鰰(はたはた)」が18.0%という結果になった。
特に、都道府県別において、「鰤(ぶり)」の正解率は1位が富山県(79.0%)、2位が石川県(71.0%)、「鱧(はも)」の正解率は1位が京都府(75.0%)、2位が兵庫県(74.0%)、「鰰(はたはた)」の正解率は1位が秋田県(58.0%)となり、地域の特産品や文化と漢字の正解率の関連性を示唆する結果となった。

<調査概要>
調査タイトル/魚・魚料理に関する意識・実態調査2026
調査対象/ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする週に1日以上、自宅で料理をする全国の20歳~69歳の男女
調査期間/2026年8月20日-8月28日
調査方法/インターネット調査
調査地域/全国
有効回答数/4700サンプル(各都道府県100人ずつ)
実施機関/ネットエイジア株式会社
出典/タニタ調べ
関連情報
https://www.tanita.co.jp/news/2026/0928/25455/
https://www.tanita.co.jp/
構成/清水眞希




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