最近は多くのスーパーで、透明小袋に入ったフレッシュハーブを見かけるようになった。日頃の食生活に彩りを添えるので時々使うが、量の割に価格が高めなのが気になっていた。
そんなおり、ホームセンターの園芸コーナーで見かけたのが、バジルの鉢植え。「その手があったか!」と膝を打った。税込みで1078円であったが、いそいそと一鉢買い求めた。
大きくなった鉢の新シリーズ
商品名は「S&B鉢入りハーブ トッピングバジル」。そう、スパイスやカレーのルーでおなじみのエスビー食品が取り扱っている。意外な気がしたが、調べると2022年に鉢入りのハーブを発売開始。ラインナップを拡充しながら、今ではスイートバジル、パクチー、ルッコラ、イタリアンパセリなど20種類近くもある。いずれも3号鉢(直径約9cm)に入った若い苗の状態で、ホームセンターや園芸店で販売されている。
対して、今回購入したのは5号鉢(直径約14.5cm、深さ約13.5cm)。サイズはずっと大きい。
こちらは、今年8月下旬にスタートした新シリーズで、今のところこの品種のみ。また、現時点では販売店も限られ、筆者が住むエリアではコーナンの一部店舗でのみで販売されていた。エスビー食品のお客様相談センターに電話し、近隣の取扱店舗を確認してから買いに行くといいだろう。
爽やかな風味で苦味がなく使いやすい
トッピングバジルという品種は初耳だが、葉が小さく、「自然にこんもりとしたドーム状に育つ」のが特徴とのこと。その名の通り、料理のトッピングに適しているほか、上部から5cm程度を刈り取ってジェノベーゼソースを作ることもすすめられている。面倒な植え替えは不要で手入れは簡単だが、15℃以下の低温に弱いそうだ。
栽培のコツは、土にささっているプレートの裏に記されている。鉢は「日当たりと水はけが良い場所」に置き、水やりは「土の表面が乾いたらたっぷり与える」とある。面倒がなくて、たくさんの植物を枯らしてきた筆者でも大丈夫そうだ。
試しに、水やりだけは適宜して、1週間ほどそのままにしておいたのが、以下の写真。
最初の写真と比べ、全体的に少し成長しているのがわかる。また、日光が射してくる方向へ葉の表面が向き、茎もそちら側へ少しかしいでいる(写真で緑の彩度がやや薄いのは、こちら側に葉の裏面を見せているため)。生育のバランスをとるため、たまに鉢を180度回転させ、日光の当たり具合が偏らないようにすべきだろう。また、数枚落葉していたが、気にするほどでもなさそうだ。
もちろん観賞用に購入したわけではないので、上部の葉をいくらか収穫。公式サイトのメニューにある、「トッピングバジルのピンチョスカプレーゼ」を作って試食してみた。このバジルは、特有の爽やかな風味はそのままに、他の品種にあるような苦味や渋みはまったくない。むしろ甘さがあるくらいで気に入った。料理にトッピングするだけでなく、サラダの隠し味などいろいろ応用できそうだ。
そしてなんといっても、一度に取り過ぎなければ、長期にわたって収穫し続けられるは、最大のメリットだ。約千円の初期投資は、無理なく回収できることだろう。新鮮なバジルをコスパよく確保したいなら、1鉢買っておくことをすすめたい。
文/鈴木拓也
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