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「iPhone」を売るなら今?最新モデル発売に合わせて一番高く売れるタイミングを徹底考察

2026.10.04

9月18日、iPhone 18 ProとPro Maxが発売となった。

10月23日には、初の折りたたみモデルとなるiPhone Duoも発売となる。買い替えを決めた@DIME読者のみなさんの中には、今使っているiPhoneを売却して、買い替え原資にしようと考えている人もいるだろう。売却方法も様々で、携帯キャリアの下取りサービスを使うよりも、中古で売った方が高くなるかもしれない。

そこで、今使っているiPhoneが最も高値で売れるのはいつだろうか。中古の買い取り価格を調査し、売り時を調べてみた。

■機種別で所有者が多い3シリーズ(iPhone15・16・17)を調査対象とした

出典:MMD研究所/2026年8月スマートフォンOSシェア調査

MMD研究所が9月17日に発表した調査結果によれば、“iPhoneユーザーの上位機種は「iPhone 16」「iPhone 17」「iPhone 15」”となっている。年代別に見ると、10代・20代のトップはiPhone 17、30代のトップはiPhone 16だった。

各シリーズにはProやPlusも含まれるが、本記事では値動きを比べやすいよう、標準モデル(15と16は128GB・17は256GB)の買い取り価格を調査した。尚、買い取り価格の実数調査は、価格を公表しているイオシスやじゃんぱらなどのデータを参考に集計・分析した。

2025年のiPhone 17発表時、買い取り価格は9月で約1割下がり、12月まで下げ続けた

上のグラフは、2025年7月から2026年6月までのiPhone 16と15(いずれも128GB)の買い取り価格の推移を表したものである。iPhone 17が発表された2025年9月10日前後の期間、8月8日から9月18日までにiPhone 16は9万6,000円から8万6,000円へ10.4%下落、iPhone 15は8万1,000円から7万6,000円へ6.2%下落した。

「発表直後がいちばん安くて、少し待てば値が戻るのでは?」と考える人もいるだろう。が、実際は、逆だった。10月から11月にかけても下落が続き、12月13日にはiPhone 16が8万1,000円、iPhone 15が6万5,000円まで下がり、グラフ期間中で最安値を付けた。

発表前の8月に売った人と12月に売った人とでは、1万5,000円以上の差がついた計算だ。

まとめると、高く売れるのは発表前の7~8月で、次が発表の直後。11~12月は避けたい時期ということになる。ただし、これは、金額が調査できる範囲での数字なので、すべての中古販売店に当てはまるとは限らない。

今年は、16と17の買い取り価格が上昇しているが……

では、今年も同じように下がるのか。9月26日時点の買い取り価格を、比較できるデータがそろっている6月11日のデータと比べた結果が以下だ。

・iPhone 17(256GB):10万5,000円から11万6,000円へ1万1,000円上昇
・iPhone 16(128GB):8万8,000円から9万5,000円へ7,000円上昇
・iPhone 15(128GB):7万円から6万8,000円に2,000円下落

なぜ上昇している機種があるのだろうか。

米ドル高円安の影響を受けた今年、新品の値上げが続いたためだといえる。

Appleは7月18日に日本でのiPhoneの価格を8,000円から2万5,000円引き上げ、9月10日にはiPhone 16・17・17e・Airを、さらに1万2,000円~4万7,000円それぞれ値上げした。iPhone 17(256GB)の新品は、発売時の12万9,800円から15万9,800円になっている。しかも標準モデルのiPhone 18は発表されず、iPhone 17は今も現行の標準モデルとして売られている。新品が高くなった結果、中古を選ぶ人が増えたといえる。そして、今年の11~12月、例年どおり価格が下がるのかどうか。この流れを考えると、下げ止まる可能性の方が高そうだ。

iPhone 18 ProやDuoに買い替えるなら、今のiPhoneはいつ売ればいいか

実際に買い替えるときの段取りを考えてみよう。分かれ目となるのは、今使っている機種が、「Appleで新品として売られている機種かどうか」である。

■17や16を使っているなら、新しい端末が届いたら早めに売る

iPhone 17と16(いずれも標準モデル)や17e・Airは、今回の値上げで新品が高くなり、買い取り価格も高い水準にあると考えてよい。

18 Proに買い替えるなら、新しい端末が届いた時点で売ってしまうのが、手間の点でも価格の点でも合理的だ。

2025年は11~12月が底だった点を考えると、2027年1月以降まで待つのも悪くはないが、あえて持ち越す理由が見当たらない。Duoを待っている人は、10月23日の発売に合わせて手放す段取りを組んでおくのが良いだろう。

売り時を考えるもう1つのタイミングには、標準モデルのiPhone 18の発表がある。まだAppleの公式発表はないので憶測にすぎないが、iPhone 18と廉価版の18eは、2027年春に登場すると言われている。出れば、iPhone 17が旧モデルになるので、17を手放すつもりなら、その発表より前に捌いておきたい。

■15など販売を終えた機種は、遅くとも10月中に

iPhone 15のように、すでに新品の販売を終えた機種は、例年どおり年末に向けて下がる見込みが大きい。9月26日時点の買い取り価格は6万8,000円で、6月より2,000円安くなった。

2025年のiPhone 15は、8月から12月までに約2割下げているので、売るなら早いほどよく、遅くとも10月中には売却を済ませておきたい。逃した場合は、11~12月に慌てて売るよりも、年明けを待つほうが良さそうだ。2025年は、12月から2月にかけて1割ほど戻している。

手放す前に、売り先・準備・税金を確かめておこう

実際の売り方は3つある。迷ったら、下取りと中古店の両方で見積りを取ってから決めるのが確実だ。

(1) Appleの下取り(Trade In):新しい機種の購入とセットで、オンラインで完結する手軽さがよい。ただし査定額は控えめになりやすく、送付期限などの条件もある。

出典:Apple/2026年9月26日時点の額

(2) 中古販売店での買い取り:複数の店で競合になる分高値が出やすいが、実額は日々変動するし、販売店に出向くなどの対応に手間がかかる
(3) キャリアの残価設定プログラム:2年後に端末を返す前提で月々の負担を軽くする仕組み。返却時の状態の条件や、壊したときの費用は契約前に確かめておきたい。

売却時の注意点。「探す」のオフとeSIMの消去を忘れないように

実際に売却が決まった際、手元のiPhoneをリセットするだけでは不十分である。

まず、何より大事なのは「探す」のオフだ。特にアクティベーションロックが残ったままだと、買い取り店では大幅な減額か、買い取り不可になる。「設定」から自分の名前(Apple Account)を開き、「探す」を切ってからサインアウトしよう。バックアップと初期化はその前後に済ませる。

また、物理SIMならカードを抜けばよいが、eSIMの機種は、初期化の確認画面でeSIMも消去を選ぶ。国内版のiPhone 17・Air・17 Pro・17 Pro MaxはeSIMのみなので、先に回線を新しい端末へ移しておくのを忘れずに。分割払いの残りがある端末は、通信会社の「ネットワーク利用制限」の判定が「△」や「×」になり、減額や買い取り不可の対象になることもある。

■売却時の手順・確認項目

出典:編集部にて作成

■生活で使ったスマホの売却益は、原則、非課税

自分が生活で使っていたスマホを売った利益には、原則として税金がかからない。家具や衣服と同じ「生活に通常必要な動産」の譲渡は、非課税と定められているためだ(出典:国税庁タックスアンサーNo.3105)。“1個30万円を超えるものは課税”という例外もあるが、対象は貴金属や書画・骨とうなどだ。36万4,800円からのiPhone Duoのように新品で30万円を超える端末でも、スマホは通常この例外には当たらない。ただし、利益を狙って中古端末を仕入れ、繰り返し売買するようになれば話は別だ。事業所得や雑所得として課税されるので、税務署か税理士に確認しておこう。

今年は、手元のiPhoneの買い取り価格が高いうちに、なる早で売却したい

実際の数字をみてみると、iPhoneの買い取り価格は発表で一段下がり、年末までにもう一段下がってきた。しかし、今年は、値上げで新品が高くなったぶん、手元の1台の価値はむしろ上がっている。新しいiPhoneを手にしたら、古いほうのiPhoneは早めに現金に換えたい。

@DIME読者のみなさんも、まずは「設定」の「一般」→「情報」で機種名と容量を確かめ、下取りと買い取り店の2カ所で見積りを取るところから始めてみて欲しい。

尚、本記事は、2026年9月下旬時点の公表資料にもとづく。買い取り価格・下取り条件・各社プログラムの内容は変動が大きくなる傾向にあるため、売却実行前に各社の最新の条件も確認して欲しい。

画像出典:Apple

文/久我吉史

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金融・IT・ビジネス系の記者歴20年超で、現役のビジネスパーソンでもある”複業”記者です。最近のキャリアでは、持株会社での子会社リスク管理や投資M&A関連のリスク管理を行なうリスマネ部長を務めてます。  過去の金融機関や事業会社でのIT企画・経営企画の経験も活かし、”現役”品質と”部下に読んでほしい視点”を大切にした記事制作を心がけています。もちろん最近注目しているのはAI関連のリスクです。

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