iPhoneが充電できないときの原因と対処法を紹介。ケーブルや充電ポート、バッテリー、設定の確認方法から、修理を検討する目安まで解説する。
目次
iPhoneが急に充電できなくなっても、必ずしも本体の故障とは限らない。充電マークがつかない、バッテリー残量が増えない、電源が入らないといった症状は、ケーブルや充電ポート、設定などが原因の場合もある。
本記事では、iPhoneが充電できないときに確認したいポイントと対処法、修理を検討する目安を紹介する。
iPhoneが充電できないとき、はじめに確認したいこと
iPhoneが急に充電できなくなったら、故障を疑う前にケーブルや電源の接続状態を確認しよう。電源が入らない場合は、バッテリーが完全に放電している可能性もある。まずは以下を確認したい。
■充電ケーブルや電源が正しく接続されているか確認する
まずは、iPhoneと充電ケーブル、電源アダプタがしっかり接続されているか確認しよう。ケーブルやアダプタに断線や端子の曲がりなど、目に見える破損がないかもチェックする。
接続に問題がないように見えても、コンセント側に原因がある可能性もある。別のコンセントを試すなどして、正常に充電できるか確認してみよう。
■電源が入らない場合は強制再起動を試す
iPhoneの電源が入らず、画面が真っ黒な場合は、まず強制再起動を試そう。Face ID搭載のiPhoneでは、「音量を上げるボタンを押してすぐに離す」→「音量を下げるボタンを押してすぐに離す」→「Appleロゴが表示されるまでサイドボタンを長押し」の順に操作する。Appleロゴが表示されるまで10秒以上かかる場合もある。

強制再起動をしても電源が入らない場合は、1時間充電してからもう一度試そう。充電中に「充電残量低下」のアイコンが表示された場合は、ケーブルや電源などに問題がないか確認し、30分間またはiPhoneが起動するまで充電する。それでも電源が入らない場合は、修理が必要な可能性がある。
iPhoneが充電できない主な原因と対処法
ケーブルや電源を確認しても充電できない場合は、充電器の不具合や充電ポートの汚れ、バッテリーの劣化などが考えられる。ここでは、iPhoneが充電できない主な原因と対処法を紹介する。
■充電ケーブル・電源アダプタの不具合
充電マークがつかない、充電できたりできなかったりする場合は、充電ケーブルの断線や電源アダプタの故障が考えられる。ケーブルに接触不良が起きていると、角度や位置によって充電が途切れることもある。
また、充電マークが表示されていても、電源アダプタの出力やiPhoneの使用状況によっては、充電に時間がかかる場合がある。別のケーブルや電源アダプタに交換し、正常に充電できるか確認しよう。
■充電ポートの汚れ・破損による接触不良
充電マークがつかない、すぐに消える、ケーブルの角度によって充電が途切れる場合は、充電ポートも確認しよう。
ホコリや異物がたまると接触不良につながることがある。異物や端子の損傷がないか確認し、異物があれば、端子を傷つけないように取り除く。破損がある場合や改善しない場合は、修理を検討したい。
また、ワイヤレス充電に対応している場合は、ワイヤレス充電器で充電できるか試してみよう。有線でのみ充電できない場合は、充電ポートに問題がある可能性も考えられる。
■バッテリーの劣化・不具合
iPhoneのバッテリーは使用を重ねると劣化する。充電しても減りが早い、長時間使用できない場合は、「設定」からバッテリーの状態を確認しよう。最大容量を見ることで、新品時と比較したバッテリー容量の目安がわかる。

劣化が進んでいる場合は、バッテリー交換も選択肢となる。ただし、バッテリーの劣化だけで、「まったく充電できない」症状が起きているとは限らない。ケーブルや充電ポートなども確認しよう。
■充電上限やバッテリー充電の最適化などの設定
充電マークが表示されているのに80%付近で充電が進まない場合は、充電設定を確認しよう。
iPhoneには、フル充電の状態でいる時間を短くしてバッテリーの劣化を抑える「バッテリー充電の最適化」が搭載されている。この機能が有効になっていると、普段の充電傾向などに応じて、80%まで充電した後の充電が遅れる場合がある。
iPhone 14以前では、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」の順に進むと、「バッテリー充電の最適化」のオン/オフを確認できる。80%付近で充電が進まない場合は、この設定が有効になっていないか確認してみよう。

iPhone 15以降では、「設定」→「バッテリー」→「充電」から、80%〜100%まで5%刻みで充電上限を設定できる。設定した充電上限付近で充電が停止するのは故障とは限らない。

★画像:iPhone15以降のバッテリー充電の最適化の設定方法(Apple公式サイトより)
また、「バッテリー充電の最適化」が作動している場合は、ロック画面にフル充電される予定時刻が表示される。すぐにフル充電したい場合は、通知を長押しして「今すぐ充電」を選択できる。

★画像:バッテリー充電の最適化作動時の画面(Apple公式サイトより)
■iPhone本体の温度や水分の影響
iPhone本体の温度や充電ポートの水分が原因で、充電が一時的に制限される場合もある。
iPhoneが高温または低温になると、バッテリーを保護するために充電が遅くなったり、停止したりすることがある。「充電保留中」と表示された場合、本体が熱すぎる場合は直射日光を避けて涼しい場所へ、冷えすぎている場合は暖かい場所へ移し、通常の温度に戻るのを待とう。
また、iPhoneのUSB-C/Lightningコネクタや、接続したケーブルなどから液体が検出されると、警告が表示されて充電できなくなる場合がある。この場合はケーブルを取り外し、コネクタ部分が乾くまで待つ必要がある。

★画像:液体検出時の画面(Apple公式サイトより)
早く乾かそうとドライヤーを使ったり、綿棒やペーパータオルなどをコネクタに差し込んだりするのは避けよう。
iPhoneが充電できないときは修理が必要? 判断の目安

ここまで紹介した方法を試してもiPhoneが充電できない場合は、本体に不具合が起きている可能性もある。自分で無理に対処せず、必要に応じて修理を検討しよう。
■修理を検討したいケース
別の充電ケーブルや電源アダプタを使っても充電できない、再起動などの対処法を試しても改善しない場合は、iPhone本体に不具合が起きている可能性がある。
また、充電ポートの端子が曲がっているなど、目に見える破損がある場合も注意が必要だ。無理にケーブルを挿したり、自分で修理したりせず、Appleサポートなどに相談しよう。
■修理前に確認しておきたいこと
修理を依頼する前に、保証期間やAppleCare+の加入状況を確認しておこう。iPhoneでは、「設定」→「一般」→「AppleCareと保証」から保証状況を確認できる。

また、修理の内容によってはデータが消去される可能性があるため、iPhoneを操作できる場合は、事前にiCloudやパソコンへバックアップしておくと安心だ。
修理が必要か自分で判断できない場合は、Appleサポートに相談するか、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダで点検・修理を依頼しよう。




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