株式会社SUSHI BUSは、独自開発の2階建てレストランバスをレンタルするWILLER ACROSS株式会社と、世界初となる「SUSHI BUS」を共同開発した。この車両は、2階建てオープントップバスの2階席に回転寿司のレーンを設置することにより、 「走る回転寿司店」を実現したもので、2026年10月10日より運行が開始される。
同社では今回の発表に際して、「『走る回転寿司店』として、世界に類を見ない日本独自にして唯一無二の観光コンテンツを創ります」とコメントしている。
世界初となる「SUSHI BUS」誕生の背景と目的
「SUSHI BUS」は、2階建てオープントップバスの2階席に回転寿司レーンを設けた、世界初にして唯一無二のコンテン ツだ。そして本企画のメインターゲット層は、大いに盛り上がりを見せているインバウンド観光客になる。
そのインバウンド観光客最大の楽しみ(目的)である、「食体験」の中でも、認知度・需要共に最強の寿司と、東京の街観光のトップアクティビティである2階建てオープントップバスを同時に味わえる ユニークなものとなっている。
なお雨天時は透明な屋根が閉まるため、晴天時と変わらずに運行が可能だ。


■SUSHI BUSの構造と仕組み
(1)レストランバスの1F部分にあるキッチンにて多種多様な寿司を握る。
(2)できあがった寿司を車内エレベーターにて2Fに運ぶ。
(3)2Fにいる進行キャストが2F席隣接の回転寿司レーンに寿司を流す。
(4)乗客は運行時間内(約70分)で食べ放題。

東京駅近の鍛冶橋駐車場から発着するSUSHI BUSは、あえて目的地(終着地)を設けないことで、 移動手段ではなく「エンターテイメント型のフードアクティビティ」となっている。
美味しい寿司を堪能することはもちろん、同社としては、世の中に初めて生まれ た「新しい体験」として、「ワクワクする」「どんなものか見てみたい、乗ってみたい」「せっかく日本 に旅行に行くのなら、日本でしかできない体験がしたい」などの顧客体験の創出を目指したという。
そしてもう一つの楽しみ方が、「見られる楽しみ」だ。前提として、「見たこともないバス」なだけに、通行人の視線を集めることは間違いなし。同社でも「行く先々で人々の圧倒的な視線とスマホのカメラ撮影に、ご乗車中は酔いしれていただきます」と話す。
「SUSHI BUS」に勝算はあるのか:3つの視点から考える
■圧倒的な参入障壁
SUSHI BUSの事業としての可能性を模索検討していく中で、「参入障壁」が大きなテーマになったという。
というのも一般的に参入障壁が高い事業は、仮に大きな成功を成し遂げた場合も他社との競合になりにくく、ブランディングや販売価格などを先行社が優先的に決めていくことが可能になるケースが多い。
ただし、この一見、簡単に作れそうな SUSHI BUS事業の企画案にも、実は多くの工夫と、とてつもない参入障壁が潜んでいる。実際、発想レベルでの起案から、既に2年以上も試行錯誤が重ねられてきた。
まずはクリアすべきはバスに備えたキッチン設備だ。現在日本で稼働しているレストランバス(キッチン付きの2階建てバス)は、わずか4台のみ。本来であれば2階建てバスの1Fにキッチン設備を作ることは、非常に大きなコストと時間、そしてノウハウが求められる。

しかし今回は、WILLER ACROSS株式会社が所有している現行のレストランバスを活用して、フルリノベーションで SUSHI BUSを製作することで、その課題を解決。また前後に向かい合うレストランさながらの座席設計や、それに伴う許認可関係なども他社比較で有利なポイントとなる。というのも、日本のレストランバス全てをWILLER GROUPで所有しているからだ。
次に解決すべきは、実際にバス2Fに設置する寿司レーンだ。そもそも移動する店舗(バス)への寿司レーンの導入自体、 世界でも初の試みとなる。
そこで寿司コンベア業界のトップ企業であり、圧倒的な実績を持つ北日本カコー株式会社と⻑期にわたる検証を実施。SUSHI BUSへの導入を可能にした。
■希少な座席数
SUSHI BUSは現時点で「20 席(1 台のみ)」体制でのリリースに向けて、事態が進行している。この20席という数字が多いか少ないか、見解は分かれると思われるが、同社は「わずか 20 席」 しかないという考えを明らかにしている。
つまり、SUSHI BUSの20席は世界中で20席しかなく、ユニークかつ唯一無二の体験価値があるということ。
この件について同社では、以下のように話す。
「それは『混んでいるから他に行こう』などの比較する代用品が一切ない、SUSHI BUS の圧倒的な強みだと思います。この差別化されたコンテンツにより訪日外国人観光客(年間4268万人 /2025年の訪日外国人客数)にとって、予約困難な取り合い体験コンテンツになることを期待しています」
■急ブレーキでも問題なし
SUSHI BUSを運行するにあたり、避けては通れないのが急ブレーキ問題。交通量の多い都心を運行するだけに、不測のトラブルなどによる走行中の急ブレーキも想定できる。
この問題に関しては、すでに100 回以上のあらゆるテストを重ね、急ブレーキでも全く問題ない仕様の確立に成功。詳細は以下の動画をチェックしていただきたい。
運行概要(予定)

企画名/SUSHI BUS
発着所/鍛冶橋駐車場(東京駅より徒歩3〜5分)
席数/着席20名(2F席のみ)
販売価格/1名:1万6000 円 ※約100米ドルを基軸に設定
内容/SUSHI BUSに乗り都内を約70分間周遊。食べ放題、飲み物付き
催行日程/毎日運行(車体の点検整備など含め不定休あり)
催行時間/11:00~12:10、13:00~14:10、15:00~16:10、17:00~18:10、19:00~20:10 ※現段階で5回の運行を計画。
予約方法(WEB)/https://sushi-bus.com/ ※9月29日午前11時より予約受付開始予定
構成/清水眞希




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