Metaは2026年9月23日と24日(米国時間)の2日間、米国カリフォルニア州メンローパーク本社で年次開発者イベント「Meta Connect 2026」を開催。Museのさらなる進化や、Ray-Ban、Oakley、Meta Glassesの各ブランドで、過去最大となるAIグラスのスタイルの拡充などの発表が行なわれた。
併せて、グラス型で着用が可能で、IMAXグレードのシネマ体験と本格的な空間コンピューティングを実現する画期的なデバイス「Meta VR Glasses」も登場。本稿では、そんなイベントの概要を同社発表リリースをベースにお伝えする。
Meta VR Glasses:Meta史上最先端のVRデバイス

「Meta VR Glasses」は、シネマ、ワークスペース、ゲーム機を快適なフォームファクターに収めたデバイスで、2027年春に1299.99米ドル(日本円価格未定)で発売予定となっている。
約100gのMeta VR Glassesは、Meta Quest 3の5分の1の軽さを実現。micro-OLEDパネルを採用した5K Infinite Displayを搭載しており、バッテリーとプロセッサーをベルトやポケット、バッグに着けられるパックに分離させ、2パーツ設計により、顔への負担を軽減している。

Meta VR Glassesでは、Surfaceキーボード入力も可能で、マルチパネル仮想ディスプレイとしても利用できる。あらゆるテーブルやデスクをキーボードとタッチパッドに変え、どこでも大画面、または複数画面を同時に使える。さらに、他のデバイスを接続して、画面を拡張することも対応する。
入力はコントローラーを使わず、アイトラッキングとハンドジェスチャーで操作でき、シームレスで直感的。また、Meta AIにワークスペースの再配置や、Disney+、YouTube、Prime Videoなどのアプリで映画を再生するなど、さまざまなタスクを依頼することも可能だ。
◎詳細はこちらから https://about.fb.com/ja/news/2026/09/meta-vr-glasses/
Ray-Ban Meta Audio:初のオーディオグラスを含む過去最大のAIグラスのラインアップに

さらにMetaは、パワフルなAIとオープンイヤオーディオが搭載された、初のオーディオグラス「Ray-Ban Meta Audio」を発表した。これはイヤホンとAIの機能をアイコニックなRay-Banスタイルで実現した、1日中快適に着用できるグラスだ。
これまでで最もスリムかつ最軽量なフレームで、2つの新スタイル(ClubmasterとBurbank)を展開。12時間のバッテリー駆動時間を実現しており、幅広い度付きレンズに対応している。日本での展開は、2027年を予定しているという。
続けてMetaは新機能と新スタイルでAIグラスのポートフォリオを拡大する。年末までに、100種類以上のオプションを有した過去最大のAIグラスのラインアップとなる予定だ。

<Ray-Ban Meta (Gen 3)>
世界で最も売れているAIグラスの次世代モデルとなるRay-Ban Meta (Gen 3)は、より薄く快適なデザインで、Meta AIやその他の機能に素早く利用できるアクションボタンと、Ray-Ban Meta史上最長のバッテリー持続時間を備えている。また、世界で最も認知度の高いフレームシルエットのひとつであるAviatorと、大胆でモダンなキャットアイデザインのZenaの2つのフレームが新たにラインアップに加わる。
<Meta Glassesの新スタイル>
Meta Glassesに、Meta Glasses by Kylie Jennerの新色Ivoryカラーと、国際的アイコンLISAと初コラボレーションを実施したグラスが登場する。さらに、より様々な顔に快適にフィットする新たなフレームシェイプ(Meta CapriとMeta Nova)、手頃な価格のMeta Adventurer、そして発売時はMeta Labでのみ入手可能な限定版Meta Fury(米国のみ)も展開される。

<パーソナライゼーション>
米国では「Mix & Matchプログラム」により、さらにMeta Glassesのパーソナライズが可能になった。これによりフレーム、レンズ、ケースのカラーをカスタマイズできるようになる(日本では未対応)。
<Meta Glassesの新たな国と地域への拡大>
シンガポール、韓国、メキシコでMeta Glassesの販売が開始され、ブラジルとアラブ首長国連邦でも近日発売予定。
<Ray-Ban Meta (Gen 2) Optics>
際立つスタイル、スリムなフィット感、快適さを兼ね備えたRay-Ban Meta (Gen 2) Opticsに、3つの新色の提供を開始する。Blayzer Opticsには、期間限定シーズンカラーであるShiny Brick BrownとShiny Transparent Ocean Blueを加え、Scriber Opticsには、定番のTransparent Dark Oliveカラーを期間限定で展開される。
<Meta Ray-Ban Displayの販売地域拡大>
Meta Ray-Ban Displayがオンラインで初めて注文可能になった。また、本日よりカナダと英国でも販売が開始され、フランス、イタリア、ドイツでは本日より予約受付を開始、米国時間10月13日より販売を開始する(日本での展開は未定)。

◎詳細はこちらから https://about.fb.com/ja/news/2026/09/ai-glasses-lineup-added/
Museのさらなる進化について
Meta Connectでは、Museのさらなる展開として、リアルタイムに話すことができ、より多くの場面で利用できる機能が紹介された。
<優れた音声モード>
有能なエージェントとなるMuseとの会話は、単なるアシスタントとの音声チャットとは異なる。長時間の深い会話が可能であり、会話を続けながらもMuseがバックグラウンドで作業をこなしてくれるからだ。また、「より速く」「よりゆっくり」、あるいは「特定のアクセントで」など、希望を伝えるだけでMuseの声を変えることもできる。
<Museに命を吹き込む>
Meta Superintelligence Labsは、Muse Realtime Voiceを表現力豊かでインタラクティブなアバターに変換する、最先端のエンボディメント技術「Muse Realtime Avatar」を発表した。
<AIグラスにMuseを搭載>
今後数か月のうちに、エージェントの名前を呼んで起動するハンズフリーのデバイスとして、AIグラスにMuseが導入される。Museは目の前にあるものを認識して対応することもできるため、何が見えているかを口頭で説明が不要になる。例えば、棚の商品、壁のチラシ、長い学用品リストについて聞くだけで、Museが実行してくれルようになる(日本におけるMuseのAIグラス搭載時期は未定)。
<Muse独自のメールアドレス>
Museはタスクを処理するために使用できる独自のメールアドレスを持つようになる。コミュニケーションをとるための新しい手段としても利用できる。
<Mac版のMuse>
MacのコンピューターでもMuseが利用可能になった。許可を与えることで、MuseがMac上のアプリを操作できるようになる。またコンピュータから離れていても、用意したすべてのタスクをMuseがバックグラウンドで処理を続けてくれる。
<Museにより多くのコネクター>
コネクターにより、Museはより多くのことができるようになる。リリース当初は数十社のパートナーに加え、Shopifyにアクセスをすることができた。今後もMuseをさらに優れた買い物のアシスタントにするために、Walmart、Best Buy、American Eagle Outfitters、DICK’S Sporting Goods、Fanatics、Gap、Michael Kors、Sephora、Ulta、Wayfairを追加。決済方法としてShop PayとPayPalに対応する。旅行の計画をサポートするExpediaも間もなく登場し、キッチンに食品を補充する際にはInstacartが役立つはずだ。仕事の効率化には、Notion、Granola、GitHub、Boxが用意される。しかもこれは始まりに過ぎず、さらに多くのパートナーが加わる予定だ。
■Muse Charmについて
Muse Charmは、Museとの会話やインタラクションを楽しむために作られた、魅力あふれるデバイスだ。
最先端のリアルタイム音声モデルを備えたMuseを、ポケットに収まるサイズのデバイスに凝縮しているという。詳細は2026年後半にアナウンスされる予定だ。
Beat Saberが新時代へ

2027年春、『Beat Saber』が過去最大にアップデートされ、Meta VR GlassesとMeta Questに登場する予定だ。約10年ぶりにビジュアルとロゴも刷新される。高精度のハンドジェスチャー操作が中心となる、
まったく新しいプレイ方法「Flux」が最大の注目点。両手が武器となり、手のひらの間でエネルギーをチャネリングしてノートをスライス、Jolt Energyをためてボーナスポイントを獲得できる。
■Meta VR GlassesとMeta Quest向けの新作ゲームが続々登場
Meta VR Glassesのタイトルラインアップには、ハンドジェスチャー操作向けに始めから制作されたゲームも用意されている。Meta VR Glassesではコントローラー不要で、Meta Questではコントローラーを使ってプレイが可能。
『Cardmada』や『Dice Throne Digital』、『Dragon Grove』、『逆転裁判5 VR』、『Tetris® Effect: Mixed Realities』、『ツーポイントホスピタル』などの新タイトルが続々登場する予定だ。
■すべての人にパーソナルスーパーインテリジェンスを
2026年のMeta Connectでは、パーソナルなスーパーインテリジェンスに向けたMetaのビジョンが、グラスとVRにわたる業界をリードするハードウェアとどのようにつながっているかを示す、重要な年となった。
同社でも「MuseがまもなくMetaの拡大を続けるAIグラスコレクションに加わり、初のオーディオグラスも発売されることで、Metaはすべての人のために未来を築いていくことを楽しみにしています」とコメントしている。
関連情報
https://www.meta.com/ja-jp/connect/?srsltid=AU7gw4XjrJyE4ZFJ6OUW54MgRuO8WlwRRJF5WqmB3HKCMVVf3qMD8eGD
https://www.meta.com/jp/
構成/清水眞希




DIME MAGAZINE














