左党の皆さんにはご承知のように、この10月の酒税法改正によりビールは手頃に、発泡酒/新ジャンルなどは実質値上げとなる。そんな中、最初の「新ジャンルビール化宣言!」を行ったサントリーが、新ジャンルの定番「金麦」で期間限定・工場見学を実施する。左党代表『@DIME』編集部として、10月の土日祝のみ開催というツアーを体験してきたぞ!
誕生から20年。「金麦」の大英断
「2007年の誕生以来、日本の家庭の食卓に寄り添い続けてきたサントリーの「金麦」が、ブランド誕生から20年目を迎える節目の年に大きな転換期を迎えます。2026年10月、金麦は従来の「新ジャンル(発泡酒区分)」から「ビール」へと生まれ変わります!」。
と取材ツアーの開催意図を、マイク不要なくらいでっかい声で宣言するのは、サントリーの「金麦」マーケティング担当、斎藤圭世さん。
コトの始まりは、段階的に進められてきた酒税法の改正である。新ジャンルが登場した当初、350ml缶1本あたりにかかる酒税は一般的なビールと比べて約50円安く、この圧倒的な価格差が新ジャンル市場を急成長させた。しかし、2026年10月の税率一本化により、ビール・発泡酒・新ジャンルの税額は完全に統一され、新ジャンルは増税で値上げとなる。
サントリーの調査によると、酒税改正で既存のビールが値下げされても、「日々の家庭で飲むにはまだ高い」と感じる消費者が約84%に達していた。人々が本当に求めているのは、特別な日の高級ビールではなく、毎日の食卓で気兼ねなく楽しめる「日常のビール」というわけだ。
新ジャンルから「ビール」へ移行するためには、法律上、麦芽の使用比率を50%以上に引き上げる必要がある。一見すると「麦芽が増えてより美味しくなる」と思われがちだが、ここに商品開発陣を苦しめた落とし穴が隠されていた。
麦芽の量を増やすと、確かに麦の旨みやコクは増す。しかし同時に、麦芽由来の重みや雑味、後引く甘みが口の中に残りやすくなってしまうのだ。「金麦」の最大の強みは「麦のうまみ」と「澄んだ後味」の両立である。旨みを増やそうとすると後味が重くなり、後味をすっきりさせようとするとビールの飲みごたえが薄れる――う~ん、これぞジレンマ!
天然水のビールを貫くサントリー流
「金麦」の驚異的な味わいを支えているのは、サントリーが半世紀以上にわたって守り続けてきた素材と製法へのこだわりである。
ビールの成分の約9割を占めるのは「水」である。サントリーの国内4つのビール工場は、いずれも良質な天然水が汲み上げられる場所を厳選して建設された。サントリーでは、国内のビール工場で製造するビール類を天然水100%で仕込んでいる。
また「金麦」では、麦のうまみに寄与する窒素成分が多い「旨味麦芽」に、こだわりの「国産麦芽」を一部ブレンドした「贅沢麦芽」を使用。さらに香りと苦味の調和を図るアロマホップとビターホップを巧みに組み合わせることで、理想的なビールの味わいをつくり上げている。
「さあ皆さんグラスを掲げて、スコール!」
製造工程の見学ツアーを終えると、待ってましたの試飲体験のお時間だ。
取材ツアーに登壇した醸造家の水口伊玖磨さんは言う。
「「金麦」ブランドには3つの顔があります。まずどまんなかの「金麦」。ブランドの顔であり、日常の食卓を支える王道です。麦の旨みをしっかりと感じさせながらも、スーッと心地よく消えていく後味が特徴で、スパイシーな料理や旬の和食など、家庭料理の味わいを邪魔せず、一口飲むごとに料理もビールも進む絶妙な調和を実現しています。
続いては「金麦〈糖質75%オフ〉」。糖質オフの機能系でありながら、今回のビール化で劇的な進化を遂げたと自負する自慢の一品です。ビール化するにあたり、使用量を増やした贅沢麦芽のうまみを引き出すべく「デコクション製法」を新採用。糖質を大幅にカットしながらも豊かなコクと澄んだ爽やかさを生み出すことに成功しました!
3本目が「金麦〈ザ・ラガー/豊潤〉」。 より力強い飲みごたえとコクを求める層に向けた本格派で、原料選定から製法までをゼロから見直した。「ザ・プレミアム・モルツ」で使用しているダイヤモンド麦芽を一部使用。ガツンとした満足感がありながらも、「金麦」らしい切れ味の良さがあります。飲みごたえ重視派には強くお勧めしたいですね!」。
@DIMEライターはこちら「豊潤」がハマった。ちょっと「プレモル」に近い印象をも抱く、豊かにして香り際立つ一本だと感じた次第だ。
「スコール! スコール! スコール!」の乾杯の掛け声のち、ひとくち目の「金麦」をぐいっ! ぷは~という吐息と共に、「確かに前の「金麦」より美味しい!」といった感想がもれ聞こえてくる。ツアーを通じてウンチクを蓄えた脳をリラックスさせる美味しいビールの「金麦」、最高なり~。
人気必至! 10月の土日祝のみ開催。【「金麦は、ビールへ」おいしさ体感ツアー】
サントリーは今回のビール化にあたり、工場で【「金麦はビールへ。」おいしさ体感ツアー】を開催する。醸造家が対話の場に登場し、ビールの「金麦」のこだわりを伝える貴重な機会となる。本ツアーの開催は10月の土日祝のみで要予約。参加費はひとり1000円、所要時間は90分。申し込みは先着順となる。
2026年10月以降、市場には各社から無数のブランドが咲き乱れる「大ビール時代」が到来する。サントリーは、プレミアムな時間を演出する「ザ・プレミアム・モルツ」と、日々の食卓を気兼ねなく彩る「金麦」の役割を明確に分け、金麦を「日々、家で飲むのに一番ふさわしいビール」へと育てる気マンマンなのだ。
ちなみに…直営ショップも面白いので、ぜひお立ち寄り&お土産をゲット!
是非お立ち寄りのうえ、限定商品などお買い求めください。ついでに巨大な「プレモル&香るエール」の前で記念撮影などいかがでしょうか!?
サントリー【天然水のビール工場 東京・武蔵野】
東京都府中市矢崎町3-1
「分倍河原」駅より無料シャトルバスあり。「府中本町」駅より徒歩15分。
https://www.suntory.co.jp/factory/musashino/
文/前田賢紀




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