2026年9月18日、「すべてを持続可能に」を企業ビジョンに掲げるミシュランから、ミシュランキーホテルセレクション2026が発表された。
本稿では、その概要を同社リリースをベースにお伝えする。
ミシュランキーホテルセレクション2026:日本のセレクションハイライト
■最上級の滞在を提供する3ミシュランキーは7軒
・ブルガリ ホテル 東京(東京都中央区)
・フォーシーズンズホテル東京大手町(東京都千代田区)
・パレスホテル東京(東京都千代田区)
・強羅花壇(神奈川県箱根町)
・あさば(静岡県伊豆市)
・アマネム(三重県志摩市)
・ホテル ザ ミツイ キョウト(京都府京都市)
2026年も7軒が評価を維持した。530年の歴史を持つ旅館から、東京を代表する都市型ラグジュアリーホテル、自然環境と調和するリゾートまで、日本における最上級の滞在の多様性を示している。
■素晴らしい滞在を提供する2ミシュランキーは23軒に
2ミシュランキーは、思い出に残る体験を提供するとともに、あらゆる点においてユニークで特別な宿泊施設に授与される。これらのホテルは個性と魅力を備え、誇りと細やかな配慮をもって運営されていることに加え、印象的なデザインや建築、土地の持つ魅力などが、特別な場所や空間を醸成している。
<富士山と温泉を核にした滞在と花街の文化と京都の職人技に触れる滞在>

2026年は「強羅花壇 富士」(静岡県小山町)と「カペラ京都」(京都府京都市)の2軒が、新たに2ミシュランキーとなった。
強羅花壇 富士は、富士山、温泉、食、ウェルネスを通して、日本の自然と旅館文化を体験する宿。カペラ京都は宮川町の花街文化、町家、工芸を通して、京都の伝統を現代的に体験するホテルだ。
日本を象徴する自然に根差したホテルと京都の無形の文化を核にしたホテルという、対照的なホテルが選出され、日本の宿泊体験の多様性が見られる新規掲載となった。
また、1ミシュランキーから2ミシュランキーに評価を上げた「要庵 西富家」(京都府京都市)は、京都の伝統美と革新が息づく数寄屋の宿。趣の異なる客室、坪庭、旬を映した懐石、心を尽くしたもてなしを通じて、京都文化を深く味わう滞在を提供する。レストランのセレクションにおいても、ミシュラン一つ星として掲載されている。
■特別な滞在を提供する1ミシュランキーは115軒に。新規掲載は北海道から沖縄まで
1ミシュランキーには17軒が新たに加わった。新規掲載施設には、北海道函館市の「HOTEL 白林 HAKODATE」、岩手県雫石町の「AZUMA FARM Koiwai」、東京都の「パーク ハイアット 東京」「ふふ 東京 銀座」「JWマリオット・ホテル東京」「1 Hotel Tokyo」、神奈川県葉山町の「Casa CABaN HAYAMA」、石川県金沢市の「つる幸」、長野県松本市の「扉温泉 明神館」。
さらに、静岡県熱海市の「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海」、三重県多気町の「ハシェンダ ヴィソン ホテル」、京都府京都市の「帝国ホテル 京都」、大阪府大阪市の「ウォルドーフ・アストリア大阪」、奈良県奈良市の「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」、沖縄県竹富島の「星のや竹富島」、沖縄県宮古島市の「ジバナ宮古島」、沖縄県読谷村の「星のや沖縄」が新たに1ミシュランキーとして掲載されている。
これらの新規掲載施設からは、国際的なホテルブランドによる新しい都市型ホテルに加え、日本の食、温泉、建築、自然、地域文化を生かした宿泊施設まで、多様なスタイルの滞在先が選ばれていることがわかる。


<都市型ホテルと、日本各地の文化を受け継ぐ宿が新たに選出>
2026年の新規掲載施設には、東京、京都、大阪などに誕生した都市型ホテルが含まれる一方、北海道、岩手、神奈川、石川、長野、静岡、三重、奈良、沖縄など、各地域に根差した宿泊施設も選ばれた。

■セレクテッドホテル253軒を含む、多彩な宿泊施設を紹介
ミシュランガイドでは、145軒のミシュランキーホテルに加え、253軒のセレクテッドホテルも紹介している。ミシュランキーの有無にかかわらず、旅行者におすすめしたい個性豊かな宿泊施設を幅広く掲載しており、旅の目的やスタイル、予算に合わせたホテル選びをサポートしていく。
※セレクテッドホテルの掲載軒数は2026年9月15日時点
◎日本の「ミシュランキーホテルセレクション2026」記事はこちらから
https://guide.michelin.com/jp/ja/article/travel/all-the-key-hotels-japan-michelin-guide
ミシュランガイドのインスペクターが注目する、ホスピタリティの最新トレンド
ミシュランガイドのインスペクターは、世界各地のホテルを継続的に調査するなかで、旅行者の価値観や滞在スタイルの変化が、ホスピタリティの新たな潮流を生み出していると捉えている。
<一つの土地を、ゆっくり深く味わう旅>
訪問先を厳選することで、一つの土地に長く滞在する旅へ。混雑を避けながら、アクセスの良さと地域ならではの魅力を兼ね備えたデスティネーションへの関心が高まっている。
<目的や予算を超えて広がる、自由な旅>
ビジネスとレジャーの境界が曖昧になるなか、旅行者は目的、予算、体験を柔軟に組み合わせ、自分らしい旅を選ぶようになっている。
<ラグジュアリーを再定義する滞在体験>
「ラフ・ラグジュアリー」や自然の中で過ごす体験、プライベートヴィラ、レジデンシャル型の滞在など、従来の枠にとらわれない選択肢が拡大。旅行者は、プライバシーや本質に触れる体験、地域との深いつながりをより重視している。
<スパの枠を超えて進化するウェルネス>
心身の健やかさへの関心の高まりを受け、ホテルはスパにとどまらず、より専門的で多面的なウェルネスやフィットネス体験へとサービスを拡大している。
<発見と記憶を生むデザイン>
大胆で視覚的なインテリアが注目を集める一方、心に残る滞在を形づくるのは、きめ細かなサービス、空間の雰囲気、そしてその土地ならではの個性。
<海上へと広がるラグジュアリーホスピタリティ>
Four Seasons Yachts、The Ritz-Carlton Yacht Collection、Aman at Seaなどの新たなコンセプトが、ラグジュアリーホテルならではの体験を海上へと広げている。
参考資料
■ミシュランキ―の評価
<One MICHELIN Key:特別な滞在>
独自の個性と魅力を持った目的地。型にはまらず、他にはない体験を提供している。サービスは常に一歩先を行き、同じ価格帯の宿泊施設より、はるかに多くのことを提案している。
<Two MICHELIN Keys:素晴らしい滞在>
思い出に残る体験ができ、あらゆる点においてユニークで特別な宿泊施設。個性的かつ魅力的であり、誇りを持ち細心の配慮を心がけ運営している。人々の目を引くデザインや建築、その土地の持つ魅力が特別な場所や空間を演出している。
<Three MICHELIN Keys:最上級の滞在>
快適さとサービス、スタイルとエレガンスの全てを高いレベルで提供。世界で最も注目に値する最上級のホテルのひとつであり、一生に一度の特別な旅の目的地となる。真に素晴らしいホスピタリティのすべての要素がここにあり、その滞在は長く記憶に残る。
■5つの評価基準

関連情報
https://guide.michelin.com/jp/ja
構成/清水眞希




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