ゲーム業界で働く人は、どれくらいの給料をもらっているのだろうか。
「ゲームが好きだから働きたい」というイメージが先行しがちな業界だが、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の最新データを見ると、少し意外な数字が出ている。
ゲーム業界の平均年収は770万円。平均年齢は37歳で、初任給も平均26.6万円に達している。
給与だけでなく、新卒採用では1社平均70人を採用するなど、人材獲得も活発だ。ゲーム業界で働く人の給与、年齢、そして採用事情をデータから見ていこう。
ゲーム業界の平均年収は770万円
まず目を引くのが給与の高さだ。
CESAが会員企業37社を対象に実施した「2026CESA会員企業調査」によると、ゲーム業界の平均年収は770万円。前年の735万円から4.5%増加した。
男女別に見ると、男性が804万円で前年比7.6%増、女性が580万円で同7.8%増。男女とも前年を上回っている。
もちろん、これはCESA会員企業37社の平均値であり、ゲーム業界で働くすべての人が770万円を得ているという意味ではない。それでも、調査対象企業の給与水準を見る限り、「ゲーム業界は意外と高収入」と感じる人も多いのではないだろうか。
働く人の平均年齢は37歳、平均勤続年数は8年
給与とあわせて気になるのが、どのくらいの年齢の人が働いているのかという点だ。
調査対象企業の平均年齢は37歳。平均勤続年数は8年となっている。
ゲームという商品の性質から若い社員が中心というイメージを持つかもしれないが、平均年齢で見ると30代後半。一定のキャリアを重ねた人材も業界を支えていることが数字から見えてくる。
初任給も上昇、平均26.6万円に
これからゲーム業界に入る人の給与も上昇している。
調査対象企業の平均初任給は26.6万円で、前年から2.7%増加した。
資料では平均年収と初任給について「前年を上回る」としており、すでに働いている社員だけでなく、新たにゲーム業界へ入る人の給与についても上昇傾向が見られる。
新卒採用は1社平均70人
では、ゲーム会社はどれくらい新卒社員を採用しているのだろうか。
調査対象企業の新卒採用は1社平均70人。そのうちゲーム関連職は44人となっている。
内訳を見ると、大学・大学院卒は平均54人、専門学校卒は平均16人。ゲーム関連職に限ると、それぞれ24人、20人となっている。
給与水準を引き上げるだけでなく、各社が新卒人材を採用している状況も、現在のゲーム業界を知るうえで興味深いデータといえる。
ゲームクリエイター志望は16%
一方、ゲーム業界を目指す若者についてはどうだろうか。
CESAが小学5年生から高校3年生までの子どもを対象に実施した「ゲームクリエイター志望の実態」調査では、なりたい職業の1位が「ゲームクリエイター」で、16.0%を占めた。
2位は「プロスポーツ選手」の14.9%、3位は「ITエンジニア・プログラマー」の11.6%となっている。
また、ゲームクリエイター志望者に希望する職種を尋ねると、「ゲームプログラマー」が23.9%で最多。「ゲームプロデューサー・ディレクター」が21.1%、「ゲームグラフィックデザイナー」が20.5%と続く。
給与や採用だけでなく、次世代の職業としてゲームクリエイターが選ばれていることも、ゲーム業界の人材事情を考えるうえで注目したいポイントだ。
給与も初任給も前年を上回ったゲーム業界
平均年収770万円、平均年齢37歳、平均勤続年数8年。そして初任給は26.6万円。
もちろんCESA会員企業を対象とした調査であることには注意が必要だが、「ゲーム業界で働く」という仕事の実態を数字で見ると、給与水準の高さは印象的だ。
さらに新卒採用は1社平均70人にのぼり、子どものなりたい職業ではゲームクリエイターが16.0%でトップとなっている。
華やかなゲーム作品の裏側で、それを作る「人」を巡る環境も変化している。市場規模やヒットタイトルだけでなく、給与や採用という視点からゲーム業界を見てみるのも面白そうだ。
出典:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)「CESAゲーム産業レポート2026 プレビュー版」




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