30周年を迎えた「東京ゲームショウ2026」が閉幕した。台風25号の接近により最終日のリアル開催は中止となったものの、4日間で25万7,642人が来場。国内外から多くのゲームファンや業界関係者が集まり、改めてゲーム市場の盛り上がりを感じさせるイベントとなった。
では、そのゲーム市場は現在、世界でどれほどの規模に成長しているのだろうか。
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の「CESAゲーム産業レポート2026 プレビュー版」によると、2025年の世界のゲームコンテンツ市場規模は32兆1,000億円。2021年の21兆9,000億円から拡大を続けている。
市場を牽引しているのはどのプラットフォームなのか。また、世界最大のゲーム市場はどの地域なのか。最新データから、世界のゲーム市場の現在地を見ていこう。
世界のゲーム市場は5年間で約10兆円拡大
「CESAゲーム産業レポート2026 プレビュー版」によると、世界のゲームコンテンツ市場は2021年の21.9兆円から、2022年に26.8兆円、2023年に29.5兆円、2024年に31.0兆円、2025年には32.1兆円まで拡大した。
2021年と2025年を比較すると、市場規模は約10兆円増加している。
プラットフォーム別に見ると、2025年に最も大きな市場を形成しているのがモバイルゲームだ。市場規模は18.7兆円で、世界市場全体の58%を占めている。
PCゲームは7.2兆円で22%、家庭用ゲームは6.3兆円で20%。モバイルゲームだけで、PCゲームと家庭用ゲームを合わせた市場規模を上回っている。
なお、資料では2025年について「すべてのプラットフォームが成長」としている。
世界最大のゲーム市場は「東アジア」
では、世界のどこでゲーム市場が形成されているのだろうか。
地域別で最も大きいのが東アジアだ。2025年の東アジア市場は13.9兆円で、世界市場全体の43%を占める。
続く北米は9.0兆円で28%、欧州は5.7兆円で18%、その他地域は3.5兆円で11%となっている。東アジアと北米を比較すると、その差は4.9兆円。東アジアだけで世界のゲーム市場の4割以上を占めており、北米を上回る世界最大の市場となっている。
東アジア市場の73%をモバイルゲームが占める
さらに地域ごとのプラットフォーム構成を見ると、それぞれの市場の特徴が見えてくる。
世界最大となる東アジアでは、モバイルゲームが73%を占める。PCゲームは23%、家庭用ゲームは4%となっており、モバイルゲームの比率が非常に高い。
一方、北米はモバイルゲームが50%、家庭用ゲームが33%、PCゲームが17%。東アジアと比較すると、家庭用ゲームの割合が大きい。
欧州はさらに構成が分散しており、モバイルゲーム39%、家庭用ゲーム34%、PCゲーム27%。3つのプラットフォームが比較的近い割合となっている。
世界全体ではモバイルゲームが58%を占めているものの、地域によってゲーム市場の構成には大きな違いがあることがわかる。
32兆円を超えた世界市場、その4割以上が東アジア
2025年の世界ゲームコンテンツ市場は32.1兆円。そのうちモバイルゲームが18.7兆円と半数以上を占めている。
地域別では東アジアが13.9兆円で最大となり、北米の9.0兆円、欧州の5.7兆円を上回った。
さらに東アジアでは市場の73%をモバイルゲームが占める一方、北米では家庭用ゲームが33%、欧州では家庭用ゲームとPCゲームを合わせると61%を占める。
同じゲーム市場でも、地域によってその内訳は大きく異なる。32兆円を超える巨大市場を地域とプラットフォームの両面から見ることで、現在の世界のゲーム市場の姿が見えてくる。
出典:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)「CESAゲーム産業レポート2026 プレビュー版」
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