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6年ぶりに復活!カワサキがスーパーチャージャーを搭載したフラッグシップモデル「Ninja H2 CARBON」を発売

2026.09.26

カワサキモータースは、2026年9月16日、自社設計のスーパーチャージャーを搭載したフラッグシップモデル「Ninja H2」「Ninja H2 CARBON」をモデルチェンジして発売することを発表した。日本国内へは、「Ninja H2 CARBON」を、2027年春ごろに発売予定としている。なお、この「Ninja H2 CARBON」の国内発売は、6年ぶりとなる。

「Ninja H2 CARBON」を日本国内で6年ぶりに発売

2015年に登場した「Ninja H2」は、川崎重工グループが培ってきた航空宇宙やガスタービン技術などの技術を結集し、モーターサイクル専用として完全自社設計されたスーパーチャージャーを搭載する、カワサキのフラッグシップモデル。その革新的なパフォーマンスで世界中のライダーを魅了し、唯一無二の存在として確固たる地位を築いてきた。

2027年モデル「Ninja H2」「Ninja H2 CARBON」は、その独創性を継承しながら、現代のライディング環境に合わせて進化している。エンジン各部のアップデートとショートレシオ化したギヤ設定により、高回転域での加速感を保ちながら、低中回転域での力強いトルク感を磨いた。幅広い回転域で優れたレスポンスを発揮するとともに、排出ガス性能も向上している。

また、独自のトレリスフレームは、軽快なハンドリングと高速走行時でも優れた安定性を両立。加えて、最新のブレンボ製Hypureフロントブレーキキャリパーを採用し、優れた制動性能を備えている。さらに、航空機にインスパイアされた高品質なインストゥルメントを採用。加速時のブースト圧や車体のピッチ、リーン角に応じて表示が変化するディスプレイを選択でき、ライダーとマシンの一体感を高める。また、改良されたKTRCやKLCMに加え、新たにインテグレーテッドライディングモード、エレクトロニッククルーズコントロール、新機能に対応したスマートフォン接続機能を装備し、ライダーをサポートする。

「Ninja H2」「Ninja H2 CARBON」の主な特長

【エンジン】

■実用域での加速性能を磨いた998cc並列4気筒スーパーチャージドエンジン

エンジン内部に数多くのアップデートを実施。インペラと吸気系を再設計し、ピストンやシリンダーヘッド、クランクシャフト、カムシャフトも一新するとともに、ギヤ比もショート化している。これらの変更により、「Ninja H2」「Ninja H2 CARBON」ならではの伸びやかな高回転域の加速感を保ちながら、低中回転域ではより力強いトルク感を発揮。どの回転域からでも、スーパーチャージドエンジンならではの爽快な走りを実現している。

■4-into-1エキゾーストシステム

エンジンの出力特性に合わせてパイプ径を最適化し、エキゾーストレイアウトも刷新。コンパクトなサイレンサーと組み合わせることで、軽量かつコンパクトなエキゾーストシステムを実現し、スロットルを開けた瞬間からダイレクトに加速へとつながる感覚を高めている。また、ブラック仕上げのサイレンサーにバフ仕上げのヒートガードを組み合わせることで、引き締まった精悍なルックスを演出している。

■ドッグリングトランスミッション

MotoGPやF1のレーシングマシンで広く採用されているドッグリングトランスミッションが、スムーズで素早いシフトチェンジを可能にする。一般的なモーターサイクルのトランスミッションとは異なり、ギヤの位置を変えることなく、軽量なドッグリング(かみ合わせリング)が移動することで変速を行うため、シフト操作に必要な力を軽減。ダイレクトなシフトフィールと素早いシフトチェンジを実現し、加速時の変速をスムーズに行える。

【車体】

■軽快なハンドリングと高い安定性を両立する独自のトレリスフレーム

クローズドコース専用モデル「Ninja H2R」のために開発されたトレリスフレームを踏襲。強力なパワーを受け止める強度と、高速走行時の外乱にも動じない高い安定性を兼ね備えている。開放的なトレリス構造は、エンジンの発熱を効率よく逃がすことにも貢献。さらに、エンジン背面のスイングアームマウンティングプレートがクロスメンバーを不要とし、軽量なフレーム設計を実現している。

■強化された高性能ブレンボ製ブレーキパッケージ

フロントブレーキには、大径ø330mmのブレンボ製セミフローティングディスクと、カワサキ初採用となるブレンボ製Hypureブレーキキャリパーを装備。機能美に優れた非対称デザインのキャリパーは、高い剛性を維持しながら軽量化を実現。熱伝導性にも優れ、高負荷状態でもフェードを抑え、優れた制動性能を安定して発揮。加えて、ブレンボ製ラジアルポンプマスターシリンダーとリザーバータンクが無効ストロークを最小限に抑え、レバーを握った瞬間からダイレクトな制動力が得られる。

■ハイグレードレーシングサスペンション

フルアジャスタブルのハイグレードレーシングサスペンションが、優れた路面追従性と衝撃吸収性を発揮。高速域での安定性、ライダーへの明確なフィードバック、しなやかな乗り心地を実現している。フロントには、モトクロスサスペンションの技術を応用したKYB製AOS-IIレーシングサスペンションを採用。作動初期はスムーズに動きながら、フォークが深く沈み込むにつれて減衰力が高まる特性を持たせている。リヤには、オーリンズ製TTX36リヤサスペンションを搭載し、コーナリング性能やフロントの接地感の向上に貢献。しなやかな作動と優れた衝撃吸収性により、スポーティなハンドリングと街乗りでの快適性を両立している。

■ひとり乗り専用設計:強烈な加速時にライダーを支えるエルゴノミクス

高速走行やサーキット走行でのコントロール性を最大限に引き出すと同時に、コンパクトな車体パッケージを実現するため、ライディングポジションは「Ninja ZX-10R」に近い設定としつつ、わずかにゆとりを持たせている。ひとり乗り専用シートの後端には、強烈な加速時にライダーの腰回りを支える、位置調整可能なヒップサポートパッドを装備。マシンとの一体感をさらに高めている。

【デザイン】

■パフォーマンスを追求したフォルム

スーパーチャージドエンジンの性能を余すことなく引き出すため、空力性能を徹底的に追求したボディワークは、高速走行時の安定性と高いコントロール性の両立を可能にしている。さらに、前輪の接地性を高める空力デバイスとして、アッパーカウルのチンスポイラーと翼断面形状のミラーステーを採用。これらのデバイスがダウンフォースを生み出し、高速安定性に貢献している。ミラーステーの後縁にはガーニーフラップも備え、その効果を高めている。

■カワサキリバーマーク

リバーマークは、川崎重工グループの中でも歴史的意義を持つ製品、そして卓越したエンジニアリングを誇る製品にのみ与えられる特別な証。自社設計のスーパーチャージドエンジンと強烈な加速性能を備えたフラッグシップモデルとして、2015年に「Ninja H2R」とともに、現代のカワサキ製品として初めてこのマークが与えられた。

■カーボンファイバー製アッパーカウル(Ninja H2 CARBON)

「Ninja H2 CARBON」には、カーボンファイバー製アッパーカウルを採用。高剛性かつ軽量なCFRP(カーボンファイバー強化プラスチック)により、カワサキのフラッグシップを所有する歓びを、さらに高めている。

■銀鏡塗装/ハイリーデュラブルペイント

カワサキ独自の銀鏡塗装をアップデートし、輝きを増した反射粒子がまばゆいきらめきを放つ。さらに、「Ninja H2」と「Ninja H2 CARBON」のカーボンファイバー部品を除くすべての外装パーツに、微細な傷を自己修復するカワサキ独自のハイリーデュラブルペイントを採用。フラッグシップにふさわしい高級感と存在感を長く保つ。

■水転写プリントによるホイールグラフィック

カワサキ初となるホイールへの水転写プリント(ハイドログラフィックプリント)を採用。アイコニックな星形5本スポーク形状の「Ninja H2」専用アルミ鍛造ホイールの右側面に、大胆なホイールグラフィックを施している。片持ち式スイングアームによって露出度が高いホイール右側へグラフィックを配置することで、力強い加速性能を際立たせている。

【装備・アクセサリー】

■先進的なライダーサポートテクノロジー

「Ninja H2」「Ninja H2 CARBON」のエンジン性能とシャーシ性能をライダーが最大限に引き出せるよう、KCMF(カワサキコーナリングマネージメントファンクション)、KTRC(カワサキトラクションコントロール)、KLCM(カワサキローンチコントロールモード)、KIBS(カワサキインテリジェントアンチロックブレーキシステム)、KQS(カワサキクイックシフター)、カワサキエンジンブレーキコントロール、オーリンズ製電子制御ステアリングダンパーなど、多数の先進的な電子制御技術を搭載している。

■KTRC(カワサキトラクションコントロール)

新たに5つのモードから選択可能となったKTRCは、より幅広い走行条件に対応。特に、サーキット走行を含むスポーツライディング時のトラクションコントロール性能に重点を置いて改良されている。最も介入レベルの高いモード5では、雨天やウェットコンディションでのサーキット走行にも対応し、スリップのリスクを大きく抑える。

■KLCM(カワサキローンチコントロールモード)

「Ninja H2」「Ninja H2 CARBON」の発進時の強烈な加速を、よりスムーズに引き出せるようKLCMをアップデート。ホイールスピンとフロントホイールリフトの電子制御に加えて、発進直後の加速時にもエンジン回転数の管理を行うことで、なめらかで安定した加速を実現している。

■インテグレーテッドライディングモード

KTRCとパワーモードを連携させるインテグレーテッドライディングモードを新たに搭載。スポーツ、ロード、レインの3つのセッティングと、ライダー(マニュアル)から選択でき、変化する走行状況に合わせてトラクションコントロールと出力特性を簡単に素早く変更することができる。

■エレクトロニッククルーズコントロール

エレクトロニッククルーズコントロールを新たに搭載。ハンドルスイッチからスピードを設定することで、スロットルを操作しなくても自動でスピードを維持し、長距離走行時における高い快適性を実現している。

■ハンドルスイッチ

電子制御システムのアップデートに合わせ、ハンドルスイッチも一新。グリップから手を離さずに、エレクトロニッククルーズコントロールなどの各種機能を操作できる。

■航空機にインスパイアされたインストゥルメント

アナログタコメーターと高解像度フルカラーTFTディスプレイを組み合わせた高品質なインストゥルメントを採用。2種類の表示タイプが選択可能で、タイプ1はスーパーチャージャー用エアダクトのシルエットをモチーフにした視認性の高いレイアウト。タイプ2は航空機のHUDに着想を得たリーン角・ピッチ角表示とグラフィカルなブースト圧表示を採用し、スーパーチャージャーの状態と車体姿勢を直感的に把握できる。

■スマートフォン接続機能

スマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」により、スマートフォンとの相互通信が可能。モーターサイクルライフを豊かにする多くのインタラクティブな機能を実現している。新たに対応した音声コマンドやナビゲーション機能を活用することで、ライダーの操作負担を軽減。

■新たな純正アクセサリー

純正アクセサリーとして、高めに設定したハンドルバーを新たにラインナップ。よりアップライトなライディングポジションを実現し、長距離走行時の快適性と扱いやすさを向上させる。

【主要諸元】

関連情報:https://www3.kawasaki-motors.com/mc/newmodel/ninja-h2-carbon/

構成/土屋嘉久

「CanCam」「Oggi」「Domani」などのファッション誌やサイトの編集に長年にわたり携わりながら、編集プロダクション「ADVOX株式会社」を設立。同時に、広告のクリエイティブディレクター&ライターとしても活動。近年は、DIMEをはじめとする情報誌やサイト、ラジオ番組などで、クルマや家電、美容、健康、グルメ、ファッション情報を発信。さらに現在では、クルマ好きが高じてWワークで超高級スーパーカーブランドにて車両移動する業務に携わり、毎日、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェ、マクラーレン、アストンマーチン、マセラティ、ロータス、ベントレー、ロールスロイスなど、様々なクルマの運転を満喫中。

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