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Samsung Galaxy Budsの補聴器機能が米国FDAの認可を取得、OTC補聴器として利用可能に

2026.09.26

サムスン電子(韓国本社、以下Samsung)は、Samsung Galaxy Budsの補聴器機能が米国食品医薬品局(FDA)の認可を取得したことを発表した。本機能により、対応するSamsung Galaxy BudsをOTC補聴器(※2)として利用できるようになり、18歳以上の軽度~中等度の難聴が気になるユーザーに、手軽な聴覚サポートを提供していく。

なお本機能を利用できるのは「Samsung Galaxy Buds3 Pro」および「Samsung Galaxy Buds4 Pro」に限られる。

※2  利用可否は、国・地域、モデル、接続するデバイスによって異なる場合がある。補聴器機能は、自覚的な軽度~中等度の難聴がある18歳以上を対象としており、有資格の医療専門家による診断や治療に代わるものではない。

医療機関の受診や処方箋は不要で利用が可能

聴覚障害は非常に一般的な症状である一方で、世界的に見てもいまだ十分な関心が寄せられていない疾患の一つだ。世界保健機関(WHO)の推計によると、世界では15億人以上が何らかの難聴を抱えており、2050年にはその数が25億人に達すると予測されている。

しかし、補聴器が役立つ可能性のある多くの人々が、高額な費用、社会的な偏見、専門的なケアへのアクセスの制約などを理由に、補聴器を利用していない。

Samsung Galaxy Budsの補聴器機能は、特に、騒がしい環境で会話を聞き取りにくいと感じる人などが、処方箋や医療機関への受診をすることなく利用できる。

また、Samsung Galaxy Budsの聴力検査機能を使用して、自身の聴力を確認することも可能だ。この機能はSoftware as a Medical Device(SaMD、医療機器プログラム)として登録されており、医療グレードの検査結果を提供するものだ。

■難聴のある人の日常的なコミュニケーションを効果的に支援

Samsungは2020年以来、消費者向けの聴覚サポート技術の発展に取り組んできた。同年には、「Samsung Galaxy Buds+」に個人用音響増幅製品(Personal Sound Amplification Product、PSAP)機能を搭載している。

PSAP機能は2021年に、難聴のある人の日常的なコミュニケーションを支援する有効な手段として臨床的に検証され、今回の補聴器機能の基盤となった。

この新たなOTC補聴器ソリューションの開発にあたり、SamsungはNational Acoustic Laboratories(NAL)およびSamsung Medical Center(SMC)と緊密に連携し。本技術は、Vanderbilt University Medical Center、San Jose State University、University of Memphisで実施された厳格な臨床検証研究によって有効性が裏付けられている。

聴力検査結果の例

ユーザーが聞き取りにくい音を個別の聴力プロファイルに合わせて増幅

Samsungが提供する包括的な聴覚ヘルスケア体験は、別途アプリをインストールすることなく、Samsung Galaxy Budsに搭載された2つの主要機能を中心に構成されている(※3)。

ユーザーは、設定画面のSamsung Galaxy Budsメニューから、約5分でセルフ形式の聴力検査を受けることができる。臨床レベルの純音聴力検査を用いたソフトウェアが左右の耳を個別に測定して、ユーザーごとに異なる聴力の状態を特定。

測定後には、専門の言語聴覚士による評価に匹敵する精度のオージオグラム(聴力図)が作成され、聴力の状態を「正常」、または「軽度」「中等度」「高度」「重度」の4段階の難聴に分類を行なう。

※3 すべての機能を利用するには、One UI 9以降に対応したSamsung Galaxyデバイスが必要。

この結果に基づき、補聴器機能は、高周波音、周囲のささやき声、遠くの声など、ユーザーが聞き取りにくい音を、一人ひとりの聴力プロファイルに合わせて増幅する。

補聴器設定画面

■臨床標準の処方式として世界的に認められているNAL-NL2を採用

正面から聞こえる音に焦点を当てながら、背景雑音を抑えるノイズ除去やビームフォーミングなど、一般的に高価格帯の補聴器に搭載されている高度な機能にも対応している。

Samsung Galaxy Budsは、処方補聴器のフィッティングに用いられる臨床標準の処方式として世界的に認められているNAL-NL2を採用しており、一人ひとりの聴力プロファイルに合わせた、精度の高い補聴を実現している。

さらに、ユーザーが自身の健康状態を総合的に把握できるよう、騒音ばく露レベルや聴力検査結果など、聴覚に関する情報をSamsung Healthアプリで直接確認できる。

提供時期

補聴器機能および聴力検査機能は、2026年第4四半期に、米国および必要な認可を取得した一部の国・地域で、「Samsung Galaxy Buds3 Pro」および「Samsung Galaxy Buds4 Pro」向けに提供が開始される予定だ。

関連情報
https://www.samsung.com/jp/

構成/清水眞希

@DIMEはサイトローンチ時より編集業務に携わる。現在は雑貨や家電、オーディオなどの新製品に加え、各種の社会調査・統計、話題の新スポットからイベント情報などを担当。信条は正確さとわかりやすさ。最近の趣味は日付が変わる時刻のウオーキング。

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