アウトドアや災害、普段使い……。年々性能が高まるポータブル電源は、今やひとつ持っていれば暮らしのさまざまなシーンで役立つフェーズフリーなアイテムとして人気を確立している。
その多くは、自然放電する割合は低く抑えられているが、いざ使おうとしたときに残量が少ないと困る。そこでできるだけ短時間で充電できるモデルや小型でハイパワーなものを紹介しよう。
ロゴスの最新モデルを実際に試してみた
どれくらい速く充電できるのか。ひとつでも試してみないと実感が湧かない。アウトドア用品で有名なロゴスの『(野電)エレキャン・パワーステーション』をリースした。
公式Web上では「約2.3時間の急速充電に対応しているため、キャンプ当日朝など短時間でもしっかり蓄電」とある。
充電率68%からフル充電まで30分!
筆者の手元に届いた時点の充電率は68%。出力はAC×2に加えてUSB-A×2とUSB-C、DCを備えている。
さっそくAC入力にコードをつないで充電開始。表示部右上に出ているのが入力電力の目安。充電中は電源ボタンが点滅し、表示部が点灯する。
充電率68%から100%になるまでの時間は30分。これはかなり速い。
スペック上は約2.3時間の急速充電に対応となっているが、これは0%からの数字なので、普段からある程度の残量を保っていれば、キャンプやレジャー当日の朝に、すぐに充電したいときにイライラすることはないだろう。
ただ、少し気になったのがファンの回る音。筆者の仕事部屋はかなり静かなので、余計にそう感じたのかもしれない。しかし、一般的な使用環境であれば問題がないレベルだろう。
『iPad』ならバッテリー残量68%からフル充電まで1時間20分
ポータブル電源自体の充電は結構速くできることがわかった。では、機器への電力供給はどうだろうか。
最近すっかり使わなくなっていた『iPad』で試してみた。
電源を入れると、偶然だがこちらのバッテリー残量も68%。ポータブル電源にケーブルをつなぐと表示部右下に出力電力、左に使用可能目安時間が出てくる。
そのまま放置してほかの仕事をしながら、時折、充電状態を確認。こちらはフル充電まで1時間20分ほどだった。
サーキュレーターも使ってみたが、当たり前だが何の問題もなく作動。率直な感想として、停電時にかなり心強い存在になってくれると思った。
では、ほかにも使いやすいモデルを紹介しておこう。
急速充電モードなら最短約54分で100%充電
パススルー充電にも対応。停電時には10m/sという瞬時にバッテリーからの電力に切り替わる機能も備えているので、パソコンなどのシャットダウンも防げる。
1070Whの容量で最短約60分の高速充電に対応
そのおかげでバッテリーを保護しながら最適な状態で作動させるので、バッテリーの長寿命化も実現している。
小型で高出力。そして手頃な価格で入手できる
充電時間は約4~5時間だが、パススルー充電に対応しているので、充電しながらデバイスに電力を供給できる。
容量97.68Wh、重量約1kgと、とにかく小型で持ち運びが便利。出力はAC×2にDC、USB-A×2にUSB-C。あまり大きなモデルはいらないという人向けにちょうどいい。
最後になるが、ジャクリ・ジャパンが2年ほど前に行なったポータブル電源の点検頻度のアンケートでは、「気になったときだけ」と答えた人が58.3%だったという。
中には、キャンプなどで使った後、そのまま充電しない人もいるかも知れない。
特に災害時などは、すぐに使えないと困ったことになる。ポータブル電源は放置していてもそれほど電力は減らないが、できるだけ定期的にバッテリー残量を確認するようにしたい。
文/松尾直俊
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