将来への備えや物価上昇対策として、さらには、2024年1月から始まった新NISA制度により、株式投資への関心は高まり続けている。
では地域別で見た場合、もっとも株式投資が盛んな都道府県別はいったいどこなのだろうか?
オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」はこのほど、全国の20代~70代の計1万人を対象に「株式投資への取り組みに関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。
株式投資に取り組んでいる人が最も多いのは「奈良県」
インターネットのアンケート調査を活用して、全国の1万人に「あなたは株式投資に取り組んでいますか?」という質問をしたところ、「はい」と回答した人の割合は、47都道府県の平均値で28.9%となった(都道府県ごとの数値を合計し47で割って算出。以下、全国平均はすべて同様)。
都道府県別のランキングで見てみると、第1位は奈良県で、実に38.8%が株式投資に取り組んでいると回答。3人に1人を超える割合で、全国平均の28.9%を9.9ポイント上回っている。第2位は京都府(37.6%)、第3位は福井県(36.1%)、第4位が東京都(35.9%)、第5位が石川県(34.8%)となった。
一方、株式投資に取り組む人の割合が最も少なかったのは岩手県で、唯一2割を下回る18.4%だった。1位の奈良県とは20ポイント以上の差が開いている。
「株の学校ドットコム」では2023年から同様の調査を行っている。1位に輝く都道府県は毎年のように変わっているが、2026年は、近畿・北陸の4府県がトップ5に名を連ねた。なお、トップに立った奈良県は昨年2位、京都府は昨年4位で、今年も強さを見せた。東京都は4年連続でトップ5圏内を維持している。
また、25の道府県では、前回調査(2025年7月)と比較して、株式投資に取り組んでいると回答した人の割合が増加。3割を超えたのは21都府県で、前回の17より多くなっている。株式投資に取り組む人が全国的に増加傾向にあることが、この調査結果からうかがえる。
男性1位は「三重県」、女性1位は「福井県」
男女別に見てみると、株式投資に取り組んでいると回答した人の割合は、男性が全国平均で36.5%、女性は21.4%となった。女性は男性の約6割に留まっているが、前回調査(19.9%)と比較すると増加している。
都道府県別では、男性1位は三重県の51.0%で、全国平均を14.5ポイント上回った。2位は京都府(49.0%:全国比+12.5ポイント)、3位は千葉県(46.9%:同+10.4ポイント)となっている。最も低かったのは宮崎県の23.2%で、全国平均との差はマイナス13.3ポイントだ。
女性の1位は福井県の35.4%で、全国平均を14.0ポイント上回っている。2位は石川県(30.6%:同+9.2ポイント)、3位は奈良県(30.4%:同+9.0ポイント)となった。最も低かったのは岩手県は10.2%で、全国平均との差はマイナス11.2ポイントとなった。
男性トップの三重県は47都道府県の中で最も男女差が大きく、実に30.7ポイントもの差になった(男性51.0%、女性20.3%)。これに対して、男性ワーストだった宮崎県は、唯一、女性が男性を上回った(男性23.2%、女性25.3%:2.1ポイント差)。
1年以内に始めたいのは「島根県」がトップ
今回の調査では、株式投資に取り組んで“いない”と回答した人(7,042人)に、「今後1年以内に株式投資を始めたいと思いますか?」という質問をした。「はい」と答えた人の割合は全国平均で11.8%。およそ8~9人に1人が、近いうちに株を始めることに前向きなようだ。
都道府県別では、1位は島根県の21.0%で、全国平均を9.2ポイント上回っている。5人に1人以上が「1年以内に始めたい」と回答したことになる。2位は沖縄県(20.0%)、3位は鳥取県(17.6%)、4位は佐賀県(17.3%)、5位は鹿児島県(17.0%)となった。
注目したいのは、株式投資に取り組んでいる人のランキングとは異なる顔ぶれが上位に並んでいること。現状では株に取り組む人が相対的に多くない地域でも、「これから始めたい」という新たな関心の芽が育っているのかもしれない。
<調査概要>
内容:株式投資の取り組み実態調査2026
対象:全国の20代~70代の男女
人数:10,000人(男性4980人、女性5020人)
期間:2026年8月17日~23日
方法:インターネット調査
主体:株式会社トレジャープロモート
出典元:株の学校ドットコム
構成/こじへい




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