浴室は一日の疲れを癒し、誰の目も気にせずリラックスできる空間だ。そんな快適な空間の清潔さを維持するべく、どれくらいの頻度で掃除をする人が多いのだろうか?
ハタノ製作所はこのほど、全国の30~59歳・既婚で子どもがいる男女1,000名を対象に「浴室のカビ・掃除に関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。
週4回以上掃除する人が4割強。それでも年間41時間を費やしている
浴室掃除の頻度を聞いたところ、「ほぼ毎日」が32.1%で最も多く、「週4~5回」(9.3%)を合わせると41.4%が週4回以上のペースで掃除をしていた。1回あたりの所要時間は「5~10分未満」(31.9%)が最多で、「10~15分未満」(26.1%)が続く。
回答分布から試算すると、浴室掃除にかける時間は1年間でおよそ41.5時間。丸1日半以上を浴室の掃除に使っている計算になる。
※年間時間は、各選択肢の中央値(例:「5~10分未満」=7.5分、「週2~3回」=週2.5回)を用いた加重平均から算出した試算値だ。
負担のおよそ6割は「こする・拭く」に集中していた
「浴室掃除の中で、最も負担に感じる作業」を1つ選んでもらったところ、1位は「床・浴槽のこすり洗い」で30.3%。2位「排水口の掃除」(19.4%)に続き、「ゴムパッキンのカビ取り」(14.6%)、「天井の拭き上げ」(9.1%)、「壁の拭き上げ」(5.8%)が並んだ。
こすったり拭いたりする手作業(こすり洗い・パッキンのカビ取り・天井・壁)だけで合計59.8%。浴室掃除の負担のおよそ6割が、道具を持って手を動かし続ける作業に集中していることがわかる。
気になるのは、こすりにくい「溝」と手の届かない高所
カビ(黒カビ・赤カビ・ピンク汚れ)が気になる場所を複数回答で聞いたところ、1位は「ゴムパッキン」で48.4%、2位が「タイル目地」で34.9%。細かい溝の部分が上位を占めた。
さらに「壁の高い位置」(19.4%)、「ドアの下部・通気口」(17.6%)、「天井」(14.9%)と、日常の掃除では手が届きにくい箇所も一定数挙がっている。「気になる場所はない」は16.4%にとどまり、83.6%が浴室のどこかにカビの気になる場所を抱えていた。
週4回以上掃除している人が4割を超えていることを踏まえると、「掃除の回数を増やしてもカビは残る」という構図が浮かび上がる。
薬剤には4人に3人が不満や不安。最多は「塩素のニオイ」
カビ取り剤・防カビ剤を使うときの不満・不安を複数回答で聞いたところ、「特にない」と答えたのは25.0%。裏を返せば75.0%が何らかの不満や不安を挙げた。
最も多かったのは「塩素のニオイがきつい」(35.4%)で、「手荒れ・肌への刺激が心配」(28.6%)、「目や喉への刺激が心配」(21.4%)が続く。「小さな子どもがいるので使いたくない」(11.2%)、「ペットがいるので使いたくない」(7.9%)と、家族構成を理由に薬剤を避けている人もみられた。
買っても続かない。購入経験者の58.3%が使うのをやめていた
くん煙タイプ・貼るタイプなどの防カビ製品について、購入経験とその後の状況を聞いた。「購入し、今も定期的に続けている」は19.0%。一方で「面倒・忘れてしまい続かなかった」が13.8%、「効果を感じずやめた」が12.8%となった。
購入経験がある45.6%に絞って見ると、今も続けている人は41.7%。残る58.3%は使うのをやめている。カビ対策には、始めることよりも続けることに壁があるという実態がうかがえる。
「こすらずにカビを抑える家電」に55.1%が関心
商品名や価格を示さずに「浴室全体のカビを生えにくくする電化製品があるとしたら、どの程度使ってみたいか」を聞いたところ、「非常に使ってみたい」が20.4%、「やや使ってみたい」が34.7%で、合計55.1%が使ってみたいと回答した。否定的な回答は合計16.9%にとどまっている。
<調査概要>
調査名:浴室のカビ・掃除に関する実態調査
調査主体:第三者機関調べ
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2026年8月28日
調査対象:全国の30~59歳・既婚で子どもがいる男女(浴室掃除の実施者)
有効回答数:1,000名(男性558名/女性442名。30代334名・40代333名・50代333名)
出典元:株式会社ハタノ製作所
構成/こじへい




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