今年も残暑が厳しい。溜まった疲れを解消したいと思っている人も多いだろう。マッサージやジムなどの特別なケアだけでなく、日頃から簡単にコンディションを整えることができれば生活感が覆るかもしれない!
手軽なボディーケア方法として注目したいのが、リカバリーウエアやリカバリーサンダルだ。リカバリーウエアは、TENTIALの疲労回復パジャマシリーズ『BAKUNE』のヒットや3000円台から購入できるワークマン『メディヒール』などで認知度が高まり、2025年の『ユーキャン新語・流行語大賞』でノミネート30語に選出されたほどメジャーな存在だ。
今回は日常使いにぴったりなリカバリーウエアや、足に優しく疲れにくいリカバリーサンダルを紹介する。
元祖にしてパイオニア! 独自の特殊繊維が‶休息の質〟を変える「VENEX」
ドン・キホーテやニトリも1000円台から購入できるリーズナブルなリカバリーウエアを展開しているが、実はこの「リカバリーウエア」という言葉そのものを生み出したのは、「VENEX」なのだ。
VENEXは、リカバリーに関するサービスや商品を開発するベネクスのブランド。ベネクスは2005年に創業し、もともとは介護マットの開発に携わっていた。
床ずれに悩む高齢者や、介護士たちの負担を軽減できないかと研究を重ね、ナノプラチナなどの鉱物などを含む独⾃素材「DPV576」を練り込んだ「PHT繊維」を使用してリカバリーウエアを開発。
08年には「ケアウェア」として、リカバリーウエアの前身となる商品をテスト販売した。
そして翌10年2月に「リカバリーウェア」として正式に販売をスタート。現在のようなブームが来る10年以上前からリカバリーウェアを開発していたパイオニアだ。
また22年に、厚生労働省が42年ぶりに一般医療機器カテゴリー「家庭用遠赤外線血行促進用衣」を新設したことから、一部の商品を一般医療機器に届け出ている。
すべての商品に「PHT繊維」を使用しており、26年6月でシリーズ累計販売枚数は250万枚に至る。
そのVENEXのリカバリーウエアでおすすめしたいのが、夏や残暑でも着られる『リカバリークール+ショートスリーブ、ハーフパンツ』だ。こちらはメンズ用で、今回は筆者の夫がLサイズのグレーを着用した。
接触冷感や通気性の機能を備えたロングセラーシリーズ「コンフォートクール」をリニューアルし、素材構成を見直してセルロールにコットンを加えている。
リニューアル前と比べて、柔らかな風合いと光沢感があり、程よいハリ感を持つ素材でリラックスウェアとして、さらに着やすい仕上がりとなっている。ベーシックなクルーネック(丸首)のTシャツで、ゆとりをもたせた設計だ。
レディース用もあり、筆者も着用してみた。
これはあくまでも個人の感想・体感だが、着た瞬間から肩や首筋などがザワザワするというか、不思議な感覚に。気づけばリラックスしやすい感覚があり、翌朝まで休むことができた。
ちなみに『VENEX』の包装には注意書きがあり、運動中や運転中の着用は推奨していない。
この意味は、着用してみてなんとなく納得できた。集中したい時や動かなければいけない時は着用を控え、就寝前などゆっくり休みたい時に集中的にリカバリーするのに向いているということだろう。
雑誌読者の悩みを形にした『Recoverypro Lab.』の快適セットアップ
続いて紹介するのは、2023年から宝島社が展開するリカバリーブランド「Recoverypro Lab.」だ。雑誌読者へのアンケートなどから、疲労や筋肉のコリに悩む人が多いことを知り、「特車の悩みを解決したい」という思いから誕生した。
開発担当者自身がリカバリーウエアを試し、その良さを実感したこともブランド立ち上げのきっかけとなったという。
Recoverypro Lab.は、生地にセラミックを定着させた繊維を使用した一般医療機器。この繊維が着用者の身体から放出される遠赤外線の吸収・輻射することで血行を促進し、疲労回復や筋肉のハリ・コリの緩和をサポートする。
筆者は、半袖・ショートパンツの『Recoverypro Lab. 疲労回復ウェア ベーシック(上下セット)』Lサイズ・PURPLEを着用した。
ユニセックスで男女どちらでも着られる。ポリエステル80%、綿20%のなめらかな肌ざわりで、やさしい着心地だ。
ウエストゴムとポケットも付いており、機能性も抜群。夏や残暑の寝苦しい時期もサラッと着用でき、就寝中も快適に過ごすことができた。
40万人のデータから生まれたTENTIALのリカバリーサンダル
リカバリーウエアの認知度を一気に引き上げたのが、「BAKUNE」で知られるTENTIALだ。コロナ禍で‶おうち時間〟需要が増えたことや、タレントの櫻井翔さんを起用したCMも相まって、「リカバリーウエア」という言葉をスターダムに押し上げた。
TENTIALが展開しているのは、リカバリーウエアだけではない。インナーや布団、毛布、そしてサンダルなど、数々のアイテムを扱っている。
もともとサッカー選手を目指していた代表が心臓の病気でサッカーの道を諦めた経験から、「アスリートのコンディショニングを整える活動をしたい」と立ち上げたのがきっかけ。
サッカー指導者の長谷部誠氏や、元プロ野球選手の和田毅氏、アスリートへのフィードバックを製品に活かしている。人々の「コンディショニング(心身の状態)」を良くすることを目的としたブランドだ。
そんなTENTIALの注目は、リカバリーサンダル。40万人の日本人の足型データを統計化して開発し、フィット感と「疲れにくさ」を実現。着用することでコンディションを整える。
今回筆者も『リカバリーサンダル プロスライド ベージュ Mサイズ』と、鼻緒型の『リカバリーサンダル プロフリップフロップ シルバー Sサイズ』を試してみた。
どちらも厚みのある造りで、フットベッドとアウトソールのモールド(型)を分けることでそれぞれの硬度を最適に設計している。
それにより、はいた時の柔らかさと歩いた時の安定性を両立。クッション性があるため包まれたようなはき心地で、ボリューム感はありながらも、足が重すぎることはない。
実際に両方をはいて1日外出してみると、安定感があってしっかり立っていられる。厚みの割に歩きやすく、沈み込んだ時に支えられているのを感じた。
どちらも裸足でさっとはくことができるので、近場の買い物からウォーキングなどさまざまなシーンで活用できる。屋外での着用はもちろん、室内ばきとしても使えるのもポイントだ。
リカバリーサンダルは保温性を実現した秋冬用の『ウォーム』や、冬用の室内サンダル『ホーム』なども展開している。これから寒くなる時期にも使えるサンダルだ。
歩くたびに足裏をゴリ押し!大ヒット『ゴリラ』シリーズの室内サンダル
室内用の‶健康サンダル〟で注目したいのが、生活関連用品を展開するドウシシャの『ゴリラ』シリーズから登場した『ゴリラの裸足』だ。
ドウシシャは24年2月に発売されたふくらはぎケア家電『ゴリラのひとつかみ』を皮切りに、ドライヤーなどの美容家電やハンディファンなどの季節家電、寝具、キッチン雑貨と、わずか2年5か月で『ゴリラ』シリーズを25アイテム以上展開している。
そんな『ゴリラ』シリーズから新たに登場した『ゴリラの裸足』は、見た目がゴツゴツした球体の室内用サンダル。サンダル全体が球体の集合体のような、もこもことしたユニークな形状になっている。
見た目のボリュームに反して、軽量で柔らかなEVA素材を採用。インソールの中央部分には、他の凹凸より約5mm高く設計された「立体的なゴリラの顔」が隠れている。
筆者も実際に室内で着用してみたが、歩くたびにこのゴリラの顔が足裏をぐりぐりと刺激して心地よい。ふわふわとした、まるで空中を歩いているような質感で、はいて歩くだけで足裏がセルフマッサージできる。
さりげなく立体ゴリラが顔をのぞかせて、デザインもユニークだ。
日中の家事をしながらはくことで軽いマッサージになることはもちろん、リモートワークで座りっぱなしの人も、『ゴリラの裸足』をはいてちょっと部屋を歩くだけで、気分転換や刺激になるだろう。
「着るだけ」「はくだけ」という手軽さで、日常生活の中で回復やコンディションを整えることができるこれらのアイテム。
秋へと向かうこれからの時期、夏の蓄積疲労を解消するために、まずは自分に合った“リカバリー習慣”を取り入れてみては。
取材・文/コティマム
元テレビ朝日芸能記者で、現・フリーランス記者。2児(姉妹)の母。歌舞伎や舞台、芸能イベント、企業・経営者を取材中。音楽雑誌やレコード会社勤務経験もあり、舞台評や音楽評、ライブレポなども担当。執筆記事1.3万本以上。取材は5200回以上。ライターを目指す方向けのライター講座や、企業広報へのメディアアプローチなどのコンサルも実施。24年11月に合同会社パラレルコネクトの設立メンバーとなり、メディアやインフルエンサーと企業をつなぐサポートも行なっている。
【実録】ドンキの激安リカバリーウエア「ド回復ウェア」で本当に疲れはとれるのか?
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