日経平均は上がっているのに暮らし向きは……? そんなモヤモヤした実感を抱きつつも、左党に嬉しい今年の大ニュースと言えばやはり10月の酒税法改正、くくっていえばビールが手頃になること!そのビールがもっと美味しく飲める、しかも結果的にサイフにも優しい方法が分かったのでお知らせするぞ!
っというわけで向かった先は六本木。「え、クラフトビール? 高いじゃん!」とは、チト早合点。ヒルズカフェで開催されたイベントの取材だ。タイトルは「食洗機で洗った綺麗なグラスで味わうクラフトビール体験」。パナソニックが主催する体験型イベントで、8月27日~29日の3日間に実施された。有料イベントながら400名を超える集客を記録したというから、みなさんやっぱりお好きなのね、ビール♥
「今回のイベントはもう2,3年前から実現したいと画策しておりまして、ようやく実現に漕ぎつけました。しかも香り豊富なラインナップを展開している奈良醸造さんとのコラボ開催ということで気合が入っています!」とは本企画の言い出しっぺ、パナソニックの中石尚吾さん。むろんご自身もビールファンであり「夜10時のイベント終了までは飲まず、しっかり食洗機のメリットをアピールいたします!」と気合入りまくりである。
食洗機を日本でもう60年以上も事業展開しているパナソニックであるが、今回なぜ改めてこのようなイベントとして、さらにはクラフトビールをテーマにしての体験会を実施したのかというと、答はシンプル。
「食洗機で洗浄したピカピカのグラスで飲むビールはウマイ」からだ。
日本の普及率はわずか30%の衝撃!
いわゆる「パ」単語、タイパ、コスパ、スペパがモノ選びのキーワードとなって久しいが、食洗機はその登場時から「タイパ」の魔人であった。そりゃそうだ。食器洗い時間を省ける、他のことに有効に活用できるのだから。
しかし日本の現在の普及率は約30%と先進国としては驚くほど低い。背景にあるのは、核家族化による食器点数の減少、外食や中食の普及、あるいは「食器くらい自分で洗う」というマインドに根差すものとさまざまあるが、使用するメリットが正しく理解されていないことも大きいのではないだろうか。
平たく言えば、食洗機を使うと時間の節約になり、手肌を痛める機会が減り、節水にもなり、しかもビールが美味しく飲める!? って最後の項目については「なぜ_?」となるだろうが、そこを実体験をもってお伝えしようというのが本イベントの主旨であり、別な視点から見ればこれは「新製品お披露目」ではない、ややレアなイベントだとも言える。
なぜビールが美味しく飲めるのか?
ツルツルな食器にも、ミクロに見れば突起や凹凸がある。よごれはそこにひっかかるように付着するが、これがスポンジなどでは落としづらい。なぜならスポンジの網の目よりも小さなよごれだから。小さなネジを大きなドライバーで回そうとしても無理、そんなイメージだ。
他方、食洗機は高圧水流で洗うから、食器表面の奥の奥まで届いて落とす。しかもおよそ50℃の温水を用い、専用洗剤を用いるから、ピカピカツルツルに仕上がる。これは食洗機ユーザーでなくても、直感的に頷けるところだろう。
さて、ビールは一般的にグラスに注いでいただく。とりわけ柑橘など香りを魅力とするクラフトビールであれば、やや口すぼまり形状の専用グラスで、その美味しさを味わい尽くすのが、ビールに対する礼節(笑)というものである。
ビール本来のきめ細かな泡立ちや泡もちのためには、グラス内壁の眼に見えない油膜や繊維残りなどのよごれがないことが肝心かなめ。もともとビアグラスは細長い形状で洗いにくいうえ、スポンジの油分やすすぎ残しなども発生しやすい。
では食洗機で洗浄したビアグラスでビールを飲むとどう感じるか? まず当然ながらグラス内壁が綺麗だから、気泡が付着しない。内壁にビールの気泡が付着するのは、よごれを落としきれていない=よごれがフックとなり泡をひっかけてしまっている証なのだ。
さらに高温水+専用洗剤で徹底的に洗浄するためよごれを落とすことができ、よごれに起因するニオイも取れる。これは香りを特長にもつクラフトビールの場合、特に重要な点と言えるだろう。そして温風で乾燥を行うため、水あか残りもなくクリアでピカピカのグラスが手に入るというわけだ。
じゃあ「コスパ」というのは何の意味か?
食洗機はタイパのみならず節水性によるコスパの優等生でもある。実際、手洗いだと水を流しっぱなしにして洗剤成分を洗い流すわけだが、おおまかな5人分の概算では、手洗いに比べ食洗機の方が年間約87%節水につながるというではないか!

「でも電気代がかかるでしょう?」
というご指摘はごもっとも。しかし手洗いの場合冬季には湯沸かし器(ガス)を使用するだろう。まあ「俺は冬でも水洗いだ!」という剛の者もいるだろうが、気を付けろ、手荒れするぞ!
【電気代・ガス代を含めても、手洗いよりも食洗機の方がずっとお得らしい。】
食洗機VS手洗い 節約シミュレーション
しかし「麦酒派」のわれわれにとってもっとも嬉しいウンチクは、「食洗機でグラスを洗うとビールを美味しく飲める」ことに間違いない。
ちょっと奮発して買った今晩のお供はクラフトビール。あなたはまだよごれの残るグラスで飲みますか? それとも食洗機で洗浄した綺麗なグラスで、クラフトビールの美味しさを心ゆくまで味わい尽くしますか?
答えはもう……おわかりですね!
文/前田賢紀
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