人材不足と賃金格差解消を目的とし、6月1日より2026年度の介護報酬改定が実施された。これを受けて、実際に賃上げが給与に反映された介護従事者はどれくらいいるのだろうか?
エス・エム・エスが提供する職種横断ダイレクトリクルーティング「ウェルミージョブ」はこのほど、全国の介護従事者555名を対象に「6月の介護報酬改定 実感調査」を実施し、その結果を発表した。
6月の介護報酬改定により給与への反映を実感したのは約3割。事業所から「十分な説明があった」は1割以下
「令和8年度介護報酬改定の実施を受け、勤め先の給料に変化はあるか」と尋ねたところ、賃上げが給与に反映された・される予定と回答したのは約3割。「実施なし(29.7%)」「わからない(38.9%)」を合わせた約7割は現状、賃上げを実感できていないことがわかった。
「令和8年度介護報酬改定の実施を受け、どの程度の基本給の賃上げが実施されるか」と尋ねたところ、1万円未満が半数超となった。また、「わからない」以外の回答の最多は「1,000円未満(18.6%)」となった。
「令和8年度介護報酬改定に伴う賃上げ・支給時に、職員に向けた対応や説明はあったか」と尋ねたところ、「十分な説明があった」人は9.7%にとどまり、「説明はなかった」が55.3%となった。国策での処遇改善や意義、対応などについて告知がされていない様子が確認できた。
「令和8年度介護報酬改定に伴う賃上げ・支給及び一連の対応を経て、この職場で働く満足度にどのような影響があるか」と尋ねたところ、「変わらない(67.9%)」が最多回答となった。
基本給の賃上げが行われた層では職場満足度が「上がった」が62.6%だったのに対し、賞与・一時金による支給の層では35.3%と差が生じた。
職場満足度への影響が大きいが現状の満足度が低い領域は「将来のキャリア展望」「評価の公正さ・基準の明確さ」「業務改善提案のしやすさ」。一方、給与水準の影響は相対的に小さかった。
<調査概要>
「6月の介護報酬改定 実感調査」
・実施期間:2026年6月26日(金)~2026年7月22日(水)
・調査対象:全国の介護従事者(ウェルミージョブ会員)
・回答総数:555名
・調査方法:Webを使用したアンケート
※各項目の数値は小数第二位を四捨五入しているため、各項目の合計が100%とならない場合がある。
出典元:株式会社エス・エム・エス
構成/こじへい




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