スマートフォン、住宅家電、自動車、商業機器などを常時ネットにつなげて利用する「コネクテッド・テクノロジー」は、業務の効率化やさまざまな便利な機能を活用できるメリットはあるが、消費者にとっては仕組みがわかりにくく使う時の信頼性に不安を感じるケースもある。さまざまな製品の保証サービスなどを提供するグローバル企業のAssurantは、日本を含む10か国の市場を網羅した『2026年版グローバル・コネクテッド・コンシューマー・トレンドレポート』を発表したが、それによれば人・製品・サービスをシームレスにつなげる「コネクテッド・テクノロジー」は、すでに世界的潮流として日常生活に不可欠な存在になりつつあるという。一方でデジタル機器やIoT製品、スマート家電が中心的な役割を担うようになれば、接続不良やWi-Fiのペアリング、ストレージ不足など日常的に起こる問題が利用体験を損なう可能性もある。シームレスなパフォーマンスと信頼性の高いサポートの重要性は、高まりを見せているという。
日本の調査結果では、Assurantが独自開発したテクノロジーに対する消費者の意識や感情を表す指標「テクノロジー・センチメント・インデックス(TSI)」が、世界の平均スコアが66であるのに対して日本は59というスコアだった。「TSI」は、0から100のスケールで50未満は「懸念・抵抗感が強い」、70以上は「信頼・期待が強い」、その中間のスコアは「楽観的だが慎重」と解釈するが、世界平均と比較して日本はテクノロジーの進化を一定の評価はするが、安全性、信頼性、長期的な安心感を重視する傾向があるようだ。
保証サービスの重要性も認識
保証サービスは、製品やサービスの購入時に信頼と安心感を高める上で重要な役割を担っている。他国の市場と比較すると日本の一般的な保証に対する初動の関心は限定的だが、「カスタマイズ可能な保証プログラムがある場合、製品の購入意向が高まる」と回答した消費者は75%で「保証プランの継続意向が高まる」と回答した消費者は74%と高い割合になった。日本の消費者は、デジタル製品、IoT製品、スマート家電の使用では自立性が高く、体系的で利用しやすいサポートを好む傾向があり、アクセスしやすく整理されたサービスへのニーズが高いようだ。
Assurant Japanの代表取締役社長である藤本潤一氏は次のようにコメントしている。「テクノロジーが日常生活により深く浸透する中で、日本の消費者は品質、信頼性、そして長期的な価値をこれまで以上に重視しています。より多くのお客さまに製品やサービスをご利用いただくためには、一貫性のある信頼できる顧客体験の提供が不可欠です。利用しやすく体系化されたサポートと、一人ひとりのニーズに対応する保証サービスを組み合わせることで、長期にわたり安心感と信頼を高めていくことが求められます」
日本の消費者は、テクノロジーに対する感情は世界スコアよりネガティブ寄りだった。「コネクテッド・テクノロジー」に対しては価値を認識して日常生活の重要な要素として捉えているが、品質と信頼性を重視する姿勢がテクノロジー導入に影響しているという。日本では、一貫性、安全性、長期的な信頼性を備えたプロダクトやサービスが求められているようだ。
構成/KUMU




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