最近、外出先で急ぎのメール返信など、スマホで長文を書く機会がめっきり増えた。
タッチペンだと、打ち間違いでもどかしく感じることが多く、外付けキーボードの導入を本気で考えた。もちろんコンパクトなサイズであればいいが、小さすぎると「タッチペンのほうがマシ」となりかねない。
新機種の候補のなかから「これがいいかも」と選んだのが、「Ewin(イーウィン)」の「3つ折りキーボード」だ。
コンパクトながら約60時間の長時間駆動
「Ewin」は初耳だが、中国深圳が本拠の周辺機器メーカーで、グローバルに展開している。世界での累計販売数は約210万台に達するという。本製品は日本では、(株)アースリボーンが正規販売代理店となっている。
本製品の最大の特徴は、品名にもあるように「3つ折り」であること。購入時は折りたたまれて小箱に入っており、そのサイズは幅が約18.3cm、奥行は約10.5cm、厚さは(一番厚い箇所で)約1.8cmとなっている。本体の外側に、シュリンク加工のPU(ポリウレタン)レザーのカバーが装着されており耐衝撃性を高めている。
展開すると、幅は34cmに広がり、厚さは1cmへと薄くなる。なお、本体のカラーは、ホワイトのほかにブラックがある。
駆動のための電源(充電池)は内蔵されている。付属のType-C USBケーブルで充電し、満充電で約60時間もつ。電源のオン・オフのスイッチはあり、10分の未操作でスリープモードにもなるため、再充電のサイクルにあまり神経質にならないで済む。ちなみに、電池残量が乏しいと、電源ランプが点滅して教えてくれる。
端末とは、Bluetooth 5.1で無線接続し、PC(Win、Mac)、タブレット、スマホ(Android、iOS)最大3台とペアリングできる。1台目とのペアリング方法は、例えばAndroidスマホだと、Fnキー+Aキーの同時押し→Fnキー+Cキーの同時長押しのうえ、スマホのペアリング設定で通常どおり行えばいい。端末を切り替える場合、Fnキー+A、S、D(1、2、3台目に相当)のいずれかを同時押しをする。
タイピングのことをよく考えたキー設計
キーボードの命である、キーそのものを見ていこう。日本語配列で、「半角/全角」「変換」など、おなじみのキーがある。この種のミニキーボードは、たまに英語配列のことがあり、慣れるのに若干苦労した身としては、個人的にうれしい。
Backspaceキーなど、オミットされているキーがわずかにあるが、この程度であれば実用上の支障はないと感じた(Backspace機能は、Fnキー+Deleteキーで可能)。
また、キーの構造がパンタグラフ式なのもいい。これは、キーの内側に、(電車の屋根に載るパンタグラフに似た)菱形のスプリングがあるタイプ。多くのノートパソコンに採用されており、静音かつ軽いタッチで高速タイピングしやすいメリットがある。ノート派の筆者にとっては、打鍵感が同じなので親しみやすい。さらに、キーピッチ(キー同士の間隔)も、全体的にコンパクトなわりにはキツキツでなく、打ち間違いの防止につながっている。
快適な操作性のタッチパッド
本製品の最大の特徴ともいえるのが、右側にあるテンキーが、実はタッチパッドも兼ねる「タッチパッド&テンキー一体型」であることだ。デフォルトでは、タッチパッドになっており、Fnキー+Spaceキーで切り替える。タッチパッドの操作は端末によって幾分異なり、Androidスマホの場合、画面上でカーソルを動かし、スクロールし、タップできる。Win端末やiOS端末だと、拡大/縮小などさらに増え、ノートパソコンに付属のタッチパッドと遜色ない。
テンキー、タッチパッドともに反応性は正確かつ良好。過去、いくつかのタッチパッドを使ってきたが、あまり良い思い出はなくてマウス派に転向したが、これならマウスは要らない。
何日か使ってみたが、特に不都合は見当たらず、スマホで長文入力時のよき相棒となっている。また、ノートパソコンはスタンドに立て、大きな外付けキーボードを使っているが、これと取り替えてもいいくらいだと思い始めている。小ぶりなのに、なかなか使えるガジェットだし、おすすめポイントは高い。
なお、Ewinの「3つ折りキーボード」(品番:EW-NTKB301)は、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングにて販売中。価格は11,990円である。
文/鈴木拓也
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