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災害に備えて「非常用トイレ」を用意している人の割合は?

2026.08.26

いつ何時発生するかわからない自然災害。万が一の時に備え、食料や飲料を備蓄している人は多いだろうが、一方で「非常用トイレ」を用意している人はどれくらいいるのだろうか?

大幸薬品はこのほど、全国の20~60代の男女1,095名を対象に「災害時のトイレ防災に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。

災害時の最大の不安は「トイレが使えないこと」(66.1%)。しかし備えている人は41.3%と「意識」と「備え」にギャップ

地震や台風などの災害時を想定したときに不安に感じることを聞いたところ、「飲料水の不足(61.2%)」や「食料の不足(57.9%)」を上回り、「トイレが使えないこと」が66.1%で最多となった。

地震や台風、大雨などの災害時を想定したとき、あなたが特に不安に感じることをすべてお選びください。(n=1,095)

一方、自宅に備えている防災用品は「飲料水」(76.3%)、「非常食」(66.5%)、「懐中電灯・ランタン」(62.9%)と、7割程度の人が基本的な防災用品の備蓄が進む中、「非常用トイレ」を備えている人は半数以下の41.3%となった。

多くの人が災害時に「トイレが使えなくなること」を最も不安視しているにもかかわらず、備えは進んでいないという、「意識」と「備え」とでギャップが生じていることがわかった。

あなたが現在、自宅に備えている防災用品をすべてお選びください。(n=1,084)

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災害時、トイレを“流してはいけない場合がある”ことを知らない人が約半数に。汚水の逆流や下階への漏水リスク、「知らなかった」人が約2割

大きな地震が起きた直後、断水はしていないものの安全確認ができていない状態でトイレの水を流してよいと思うかを聞いたところ、「排水管などの安全が確認できるまで流さないほうがよいと思う」と正しく認識している人が54.1%いた半面、「汲み置きの水などがあれば流してよいと思う(22.3%)」、「問題なく流してよいと思う(12.5%)」、「わからない(10.8%)」という結果に。これらを合わせると、安全確認前にトイレを流してしまう可能性がある人は45.6%にのぼる。

大きな地震が起きた直後、断水はしていないものの安全確認ができていない状態で、トイレの水を流してよいと思いますか。(n=1,095)

災害時にトイレの水を流すことで起こり得るリスクについて聞いたところ、「排水管が破損していると汚水が逆流することがある」と知っていた人は50.4%、「建物の下の階に汚水漏れが広がることがある」と知っていた人は45.8%、「安全確認まで水を流さず携帯用トイレを使うべき」と知っていた人は38.4%となった。リスクの認知は一定数進んでいるものの、これらのリスクを「いずれも知らなかった」と回答した人も21.7%存在した。

大地震の直後は、見た目には水が流れる状態でも、排水管などが破損していれば、流した水が汚水となって逆流し、集合住宅では下の階へ被害が及ぶこともある。断水していなくても、安全が確認できるまではトイレの水を流さず、非常用トイレなどを使用することが重要だ。二次被害を起こさないためにも、非常用トイレの備えが不可欠だ。

災害時に安易にトイレの水を流すと、次のようなリスクがあることを知っていましたか。あてはまるものをすべてお選びください。(n=1,095)

非常用トイレを備えていても56.5%が「20回分以下」。目安の35回分に足りていない

災害時に備えて自宅に非常用トイレを備えている人に、準備している個数を聞いたところ、「5~20回分程度」(36.6%)が最も多く、次いで「5回分未満」(19.9%)、「21~50回分程度」(19.4%)の順だった。「20回分以下」の合計が56.5%と半数以上を占め、「何回分あるか把握していない」も11.6%の割合となった。

非常用トイレは、1人1日5回、7日分で一人あたり35回分がひとつの目安とされている(※)。家族の人数を掛け合わせて、家庭全体で必要な数を備えておく必要がある。あわせて、一度開封して使い方や使用後の処理方法を確認しておくと、いざという時に落ち着いて対応できる。

※出典元:経済産業省

あなたが現在、自宅に備えている非常用トイレ(携帯用トイレを含む)は、一人当たりおよそ何回分ですか。(n=448)

備えが進まない理由は「必要だと思っているが未購入」がトップ。“行動の先延ばし”が明らかに

自宅に非常用トイレを備えていない人にその理由を聞いたところ、「必要だと思っているが、まだ購入できていないから」が24.1%で最多となった。以下、「飲料水や非常食の備えを優先しており、トイレまで意識が向いていなかったから(22.0%)」、「災害時に自宅でトイレに困る状況を想定したことがなかったから(20.3%)」と続いた。

あなたが自宅に、非常用トイレを備えていない理由として、あてはまるものをすべてお選びください。(n=636)

この結果から、非常用トイレの必要性は認識しつつも、他の備蓄に比べて優先順位が下がってしまっている「行動の先延ばし」が課題であることがわかる。

災害は外出中にも。携帯用トイレの持ち歩き率はわずか4.2%

今回の調査で、普段の外出時に持ち歩いているものを聞いたところ、「現金(50.6%)」、「飲料水・水筒(42.0%)」、「モバイルバッテリー・充電器(29.5%)」が上位を占めた一方、「携帯用トイレ」はわずか4.2%にとどまった。

持ち歩いていない理由を聞いたところ、「外出中にトイレが使えなくなる状況を想定したことがなかったから」が35.6%、「かさばりそうだから」が34.3%、「外出時に持ち歩く必要性を感じていないから」が23.7%となった。

備えの意識は自宅に偏りがちだが、外出中に災害が発生した場合、駅や商業施設などのトイレが使えなくなる可能性もある。携帯用トイレは小さく軽いものも多く、常備薬・胃腸薬などとともにポーチに入れておくことで、いざという時の不安を軽減できる。

あなたが普段の外出時に持ち歩いているものをすべてお選びください。(n=1,042)

あなたが普段の外出時に、携帯用トイレを持ち歩いていない理由として、あてはまるものをすべてお選びください。(n=998)

<調査概要>
1.調査方法:インターネット調査
2.調査対象:20歳~69歳
3.有効回答数:1,095人
4.調査時期:2026年7月10日~7月13日

出典元:大幸薬品株式会社

構成/こじへい

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Author
1986年、神奈川県生まれ。ライター歴は15年目で、現在は主にPR、芸能、YouTube関連の記事を執筆しています。

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