2026年8月30日からは防災週間だ。このところ、地震、豪雨などの災害が日本全国で起こっているが、防災週間を機に、改めて政府が推奨する在宅避難に向けた防災グッズを見直し、用意したい。すでにこの@DIMEでは在宅避難に必要な防災用品、備蓄品について説明してきたが、ここではマルチな機能を持ちバックアップにもなる、災害時にあると絶対に便利で助かるアイテムを紹介したい。と、この記事を書いている日、8月23日の午前2時頃、茨城県南部を震源とする震度5弱の地震が発生。我が家もスマートフォンの大音量の緊急地震速報のブザーのあと、かなり揺れた地震に見舞われたのである。しかし、防災研究家としてベッドのすぐ横にはスリップインズのスニーカー、ヘルメット、防災ベストの用意があるから、慌てることはない ? いゃあ、びっくりするでしょ!! そしてこの日の22時44分には北海道で震度4の地震が・・・。
巨大地震、津波、噴火、迫り来る自然災害から身を守る話題のマニュアルコミック『ゴルゴ13THEサバイバル~大地震、その時!~』8月28日発売
『ゴルゴ13THEサバイバル~大地震、その時!~』。『ビッグコミック』にて連載中の劇画の公式スピンオフコミックが、「防災の日」を前に8月28日(金)に発売される…
暑い時期の災害で停電したときに役立つのがLEDランタン。
LEDランタンは電池式が主流なものの、電池のストックがなければ電池切れのあとは使えない。大災害のあと、被災地のスーパーマーケットやコンビニ、電気店で電池が品切れになることも十分に予想されるのだ(3.11東日本大震災の直後もそうだった)。そこで防災研究家でもある筆者が自宅の各部屋、玄関、洗面所、トイレ、廊下に常備しているのが、電池+USB充電式のLEDランタンだ。電池切れになったとしてもモバイルバッテリーやクルマのUSBポートから充電でき、停電時の家の中を明るく照らし、暗闇の移動による事故、怪我を防いでくれる効果がある。もちろん、電池のストックは欠かせない。普段使いとしてはアウトドアなどでも活躍してくれるアイテムだ。
LEDランタンには電池、ソーラー充電、USB充電、電池が電源として使え、ラジオ、モバイルバッテリー機能を持つマルチすぎるアイテムもある。
停電時にエアコンが使えなくなった時に涼しさを得られる扇風機
災害で停電すると、もちろんエアコンも使えなくなり、暑い時期にエアコンが使えなければ熱中症が心配である。窓を開けて部屋の風通しを良くする、体を冷やすなどの方法もあるにはあるが、暑さしのぎには限界がある。そんな停電時の暑さを多少なりとも和らげてくれるのが扇風機。それも、停電時には使えないAC電源のほか、USB充電、乾電池による3ウェイの電源供給が可能な扇風機が、停電時に役立つ。コンパクトタイプならその都度、洗面所、トイレなどに持ち歩くこともできるから便利。台座にマグネットが付いていて、冷蔵庫などにもマグネットで固定できるものもある。電池+USB充電式のLEDランタン同様、アウトドアでも使え、普段はデスク用のサーキュレーターとして活用できるのだ。
非常用トイレは部屋の中に置いておいても違和感のない家具調の非常用トイレがお薦め
災害時の在宅避難で欠かせないのが非常用トイレ。トイレの便器にセットして使用するクリロン非常用トイレシリーズの「BOS 非常用臭わないトイレセット」が有名かつ排泄物を臭わせない効果で定番だが(最低、家族の人数分×1週間分の備蓄を推奨)、トイレの便器が地震で壊れて使えず、そうした非常用トイレのセットが難しい場合も想定できる。
そんな最悪の状況下で役立つのが、サンコーの家具調のポータブルコーナートイレだ。普段は腰掛として利用でき、非常用トイレには見えず、ほぼブラウンの家具。あらかじめ部屋や廊下のどこかのコーナーに置いておけば、せっかく用意した一般的な非常用トイレが「どこにしまったか分からない」という事態が避けられるというわけだ。筆者は廊下のコーナーに、フローリングに溶け込むように設置し、中にBOS 非常用臭わないトイレセット、トイレットペーパー、アルコール消毒液、アルコールウェットティッシュ、手拭き用のハンドペーパータオルなどを格納してある。これも家具調腰掛と非常用トイレのマルチな使い方ができるアイテムのひとつである。
巨大地震、津波、噴火、迫り来る自然災害から身を守る話題のマニュアルコミック『ゴルゴ13THEサバイバル~大地震、その時!~』8月28日発売
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大雨のクルマ水没時に役立つ脱出用ハンマーにもマルチな機能を持つものがある
2026年夏の大雨では、都会でも道路に雨水が溢れ、水没したクルマが多数あった。そんなクルマの水没時に役立つのが脱出用ハンマーで、サイドウインドーガラスを割ることで車外に脱出することが可能になる(合わせガラスだと難しい)。多くの脱出用ハンマーはシートベルトカッターも備わっているのだが、筆者が運転席、助手席のドアポケットに常備しているのは、さらにLEDライト付きの3ウェイの機能を持つ脱出用ハンマーである。暗闇の脱出時に、これを持って脱出すれば、そのあと暗闇を照らすライトとしても機能するわけだ。
カセットコンロは防風機能付きのものが災害時には使いやすい
災害時の電気、ガスの供給ストップに備え、普段の鍋や焼き肉にも活躍するカセットコンロを用意している家庭も多いはずだ。しかし、災害時には屋外で使わざるを得ないことも想定される。そこで便利なのが、一般的な家庭内でのカセットコンロの使用はもちろん、屋外、アウトドアでの使用に便利な風よけ機能を持つカセットコンロだ。イワタニのカセットフー タフまるXG Jr. カセットこんろ はダブル風防ユニットと短い炎の脚による炎が風に流されにくい防風機能×多孔式バーナー搭載で、屋内での使用はもちろん、屋外でも強い加熱性能を実現している。専用ケース付きのため、持ち運びも便利な、アウトドア、災害時にマルチで使えるカセットコンロと言えるだろう。
そうした単一の機能だけでない多機能、マルチな使い方ができる防災用品を揃えておくとより安心ではないだろうか。
文/青山尚暉(防災研究家)
2026年8月30日から9月5日までは、毎年行われる「防災週間」だ。この夏、日本各地で地震、水害被害に見舞われ、防災意識が高まっているはずだが、改めて防災に対す…




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