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8万9800円でも十分ハイスペックなOPPOのスマホ「Reno16 5G」は誰にでもおすすめできる1台

2026.09.05

オウガ・ジャパンより、新たに「OPPO Reno16 5G」が発表された。8月17日以降発売となり、OPPO公式Storeのほか、Amazonや楽天市場といったECサイトや家電量販店で取り扱われる。正式なキャリア採用はないが、SoftBank Free Styleでの販売予定となっており、MVNOとしてはIIJmio、イオンモバイルからも購入できる。

昨今は円安、メモリ価格の高騰といった情勢から、スマホの販売価格が軒並み上がっている。ハイエンドクラスはもちろん、エントリーからミドルクラスの端末も平均値が上がってきており、前回購入した端末と同等クラスの端末を購入するのも躊躇われる状況だ。

そんな中、OPPO Reno16 5Gの直販価格は8万9800円と、10万円未満に抑えられている。スペック的にはミッドハイレベルになっており、日常遣いにストレスを感じない処理能力や、5000万画素に統一されたカメラシステムを備えるなど、コスパの光る1台だ。

握りやすい絶妙なサイズとハイエンド顔負けのディスプレイ

本体サイズは縦約151mm×横約72mm。厚さ、質量はカラーによって異なり、今回使用しているトワイライトパープルは約8.2mm、約182g。背面に独特な装飾のあるポップホワイトは約8.4mm、約193gとなる。

小さいとはいわないまでも、横幅が約72mmにまで抑えられているため、かなり持ちやすい印象だ。手の小さい筆者でも、画面の端まで指を伸ばしやすく、扱いやすい。角が手に当たる感触はやや気になるが、質量も200g未満に抑えられており、誰にでもおすすめしやすいデザインだ。

今回試しているトワイライトパープルは、深い紫色の味わいとなっており、落ち着きがあるカラーリングだ。指紋の付着もあまり目立たず、マットでさらさらとした質感がいい。カメラの出っ張りも控えめになっている。

側面は右側に音量ボタンと電源ボタンを搭載し、左側には、Renoシリーズとしては初となるSnap Keyを搭載。ワンクリックで独自AI機能のマインドスペースに情報を集積できるなど、何かとユニークな使い方ができる。

本体には航空宇宙グレードのアルミ合金フレームが採用されているとのこと。防水防塵性能はIP68・IP69に準拠するのに加え、工業規格のIP69Kにも対応し、30分の浸水や高音、高圧水にも耐えられるとのこと。耐久面でも非常に優秀な端末というわけだ。

ディスプレイは約6.3インチで、近年のスマホとしては控えめなサイズとなる。大きくはないが、決して小さくもないため、コンテンツなどを見ると考えても、概ね問題ない印象。解像度はフルHD+で、最大120Hzのリフレッシュレートにも対応する。

画面の縁(ベゼル)は、ハイエンドクラスと比べればやや太いものの、画面表示に違和感を覚えるほどではなく、画面占有率は93.4%にも上る。価格を踏まえれば、十分美しく、高性能なディスプレイといえる。

約5000万画素に揃えられた3眼アウトカメラ

アウトカメラは広角、超広角、望遠の3眼構成で、全てが約5000万画素となる。ミドルハイクラスの端末として、望遠カメラをしっかりと備え、解像度でも妥協していない点は好印象。

OPPOといえば、近年はハイエンドモデルにて、ハッセルブラッドと協業したカメラを搭載することでも知られるが、OPPO Reno16 5Gに関しては、協業モデルではない。ただし、チューニングのノウハウはしっかりと踏襲されているようで、写真の仕上がりはクリアで満足度が高い印象だ。暗所でもしっかりと光を取り込むことで、鮮明な写真に仕上がる。

3.5倍ズーム

望遠カメラは光学3.5倍、デジタルズーム最大120倍となる。望遠カメラも5000万画素となっていることもあり、色表現や解像感も十分。7倍の光学相当も便利で、日常的に使う範囲は幅広くカバーできている印象だ。デジタルズームは、倍率を上げると解像感が低くなり、120倍までいくと流石に実用的とは言えないが、30倍程度であれば、スマホ画面で確認する分には問題ない仕上がりになる。

超広角カメラ
3.5倍ズーム
7倍ズーム
30倍ズーム
60倍ズーム
120倍ズーム

実用的なAI機能を多数備える

AI機能としては、先に触れたSnap Keyを使ってアクセスできるマインドスペースが代表的。新機能というわけではないが、画面上の情報を集積し、一元管理できるパーソナルAIは、長く使っていくことでどんどん利便性を増していく。

また、マインドスペースには新たに「AIビルマネージャー」という機能が追加されている。レシートを撮影したり、決済アプリの情報を保存していくことで、支出の内容をまとめて管理してくれる。月次サマリーなどの作成もできるため、AIが自動でデータをまとめてくれる家計簿のような使い方が可能だ。

AI機能は各スマホメーカーがこぞって独自機能の搭載を進めている段階だが、OPPOのそれはパーソナライズ化に特化した内容が多いのが面白いと感じる。AIがユーザーの情報を包括的にまとめ、必要な情報を簡単に提示してくれるため、生活のパートナーのように使えるのがいい。

逆に、チャット形式の検索といった、AIサービスとして代表的なものに関しては、広く親しまれているGeminiやChatGPTに任せている部分が多い。各アプリをインストールして使えるのはもちろん、AIマインドポイントでは、Gemini、Perplexity、ChatGPTの3つのAIから回答を同時に得られ、横並びで比較することができる。この辺りの割り切りも、ユーザー視点でいえばわかりやすい。

そのほか、AI機能としてはメニューの内容を翻訳する機能や、リアルタイム通訳、テキストをスキャンして文字情報を読み取り、編集や保存ができる機能が搭載されている。

一点、使い勝手が悪いと感じるのが、リアルタイム通訳やAIでの文字起こし機能が、100分/月に限定されているところ。100分のみでは、1回の会議すら賄いきれない可能性すらあり、恒常的に使うには厳しい。課金して時間を延ばすといった措置も行えないため、通訳や文字起こし機能を多用する人は、別のAIサービスを活用する必要が出てくる。Pixelシリーズのように、オンデバイスで動作するAIならば、追加料金がかからない一方で、OPPOはクラウドでAI処理を行う方針をとっているために、こういったユーザーにとっての不都合が生まれてしまう。いずれも使う人にとっては便利な機能であるだけに、時間の制約には何かしらの対応が欲しいところだ。

必要十分な処理能力とバッテリーを搭載

搭載SoCはSnapdragon 7 Gen 4となる。ハイエンドSoCではないが、4nmプラットフォームとして動作性は十分。ヘビーなゲームアプリ等も、画質の設定を少し落とすといった工夫を行えば、快適にプレイできる。

メモリは12GBとなる。価格高騰といった背景を踏まえて考えると、10万円未満の端末で12GBを搭載しているのはありがたい。わかりやすくいえば、先に発売されている、27万円超のフラッグシップモデルであるOPPO Find X9 Ultraと同容量のメモリとなっており、コスパの高さがはっきりと感じられる要素だ。

バッテリーは6700mAhで、サイズを考えれば十分な容量。実際に使っていても、外出時にバッテリーが切れるといった心配はほぼない。

バッテリー消耗の激しいゲームアプリ(原神)を、最高画質、画面輝度50%、音量50%でプレイしたところ、1時間経過で残り85%、2時間経過後には残り68%となっている。屋外でもガンガンゲームをしたいというニーズであれば、充電環境が欲しくなるが、一般的な使い方であれば、あまりバッテリー残量を気にすることなく使えるはずだ。

唯一気になるのが、おサイフケータイに非対応となっている点。価格、性能を見ても、メインスマホとしてバリバリ活躍できる端末であるだけに、ここは残念なポイントといえる。

販路は狭いがコスパ抜群のおすすめスマホ

OPPO Reno16 5Gは、使えば使うほどコスパの良さをひしひしと感じる端末だ。サイズが中途半端と感じる人もいるかもしれないが、誰でも扱いやすい大きさと重さ、優秀な3眼カメラ、独自のAI機能、普段使いには文句なしの処理性能など、隙のないバランスで仕上げられている。

キャリア採用がなく、販路が狭いため、割引オプションなどの適用が難しいのが難点ではあるが、スマホ選びに迷っている人や、コスパを求めている人に対しては、とりあえずこれはどうかと問えるほどの絶妙な端末だ。

OPPOとしては、今年は日本でも折りたたみモデルや、最上位カメラモデルなどを展開しており、ステップアップの要素もしっかりと用意されている。つまり、OPPO Reno16 5Gを使いながら、物足りなさを感じた人に訴求できる端末も確保されているということだ。

スマホの価格高騰が嘆かれる現代において、10万円以下でも満足度の高い製品を展開しながら、ギークでも納得できる製品展開を行なっている点は好感が持てる。予算の関係なのか、以前よりも露出が少ないのはやや気になるが、今後も愚直に製品を展開してくれることに期待したい。

取材・文/佐藤文彦

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