夏真っ盛りで、筆者が住む地域は、連日約35度の猛暑を記録している。
そんなある日、バッグからスマホを取り出したら、異様に発熱していたのでびっくり。スリープモードであるにもかかわらず、熱暴走しかねない状態であった。
通常のスマホの使用環境温度の上限は35℃という。そこで対策として、基本的に外では電源を切り、小さな保冷袋に入れることにした。
問題は、急ぎの電話や業務上の理由で、屋外や空調のない室内でスマホを使うとき。アクティブな対策が必要と考え、導入したのがエレコムの新製品「ペルチェ式スマホクーラー2WAY」だ。
スマホ背面に取り付けるだけ
ペルチェとは、異なる2種類の金属に電流を流すと、一方が冷たくなり、もう一方が熱くなる原理のこと。昨今、ハンディファンや作業服で採用が進んでおり、すでにおなじみであろう。
「ペルチェ式スマホクーラー2WAY」もまさにその原理を応用して、スマホの熱を抑えるというもの。店頭実勢価格は2999円。他社製品でもう少し安いものがあったが、「最大約-25℃の冷却力」に惹かれ、こちらを選んだ。
外観は、ブラック一色のホッケーパック型。直径は約6.3cm、厚みは約2.5cm、自重は約85gで、ズボンのポケットに難なく収まる。USB Type-C to Cケーブルが付属しているが、本体に充電池は内蔵されておらず、給電するかたち。つまり、モバイルバッテリーなどの電源が別途必要となる。
これをスマホの裏側に装着して使う。MagSafe対応のiPhoneなどなら、マグネットでそのまま装着。非対応であれば、付属のホルダーで取り付ける(下写真)。
ちなみに、1/4インチネジ穴付きで、三脚に取り付けたまま冷却が可能。屋外での動画撮影時は熱上昇しやすいので、これは便利。
スマホの表面温度が問題ないレベルまで低下
雨続きで涼しい日が続いたが、晴れ渡った今日の気温は33℃まで上昇。外に出て、本製品の威力を確かめることにした。負荷が大きめのアプリを起動してしばらくすると、スマホの表面温度は限界に近い34.9℃に達した。
では、本製品の登場。これには、オン・オフのスイッチはなく、ケーブルを電源につなげば、即作動。熱を逃がすためのファンの作動音がかすかにして、微風が流れる。スマホ背面が接する面を触ってみると、ひんやりと冷たい。
スマホに装着して、随時表面温度を計測してみる。最初のうち、温度低下は予想よりもゆっくりであった。10分近く経ってはっきりと効果が目に見え始め、29.7℃にまで下がった。しばらくこのあたりの温度で頭打ちとなり、28.6℃を確認したところで計測をやめた。ここまで25分ほどかかっている。
基本的に30℃ぐらいであれば、スマホが熱暴走や故障につながることはない。「ペルチェ式スマホクーラー」は、その任を立派に果たしたといえるだろう。とはいえ、本機を頼りにわざわざ炎天下でスマホを使うことはすすめない。近くに日陰や空調があるなら、そこに行くに越したことはない。本機は、暑さ対策のサポート的なガジェットと考え、臨機応変に活用してみるといいだろう。
なお、「ペルチェ式スマホクーラー2WAY」は、エレコムダイレクトショップ(本店)、Amazon、楽天市場、Yahoo! ショッピングにて販売中である。
・エレコムダイレクトショップ(本店)
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文/鈴木拓也




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