タミヤのミリタリーミニチュア(MM)シリーズには、戦車や兵士だけでなく、戦場をリアルに再現するための動物も数多くラインナップされている。軍用犬や馬はもちろん、「動物セット」にはウシやブタ、ヒツジ、ニワトリまで登場する。
しかし、ひとつだけ違和感があった。イヌは何種類もいるのに、ネコだけが見当たらないのだ。
「ネコのプラモはないのか?」
調べてみると、唯一見つかったのは1995年発売の「1/35 ドイツ戦車兵 砲弾搭載セット」。名前から分かる通りネコは主役ではなくおまけだった。
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タミヤ唯一のネコは「ドイツ戦車兵」に隠れていた
MMシリーズを眺めていくと、軍用犬や馬、家畜など動物のラインナップは驚くほど充実している。一方で、多くの人に親しまれているネコだけが見当たらない。まず疑ったのは「1/35 動物セット」と「1/35 動物セットII」だった。ラインナップを見てみると、ウシ、ブタ、ニワトリ、イヌ。イヌだけで5種類もいる。それなのにネコはいない。ラバやガチョウまでいるのにネコはいないのである。


やっぱりネコはいないのか。
確かにネコはイヌやウマに比べ軍隊とは縁遠い動物だ。動物セットに収録されている家畜系の動物でもない。確かにネコはMMシリーズの世界観には合わないのかもしれない。
そんな風に思いながらも、歴代の商品を調べていくと、1995年発売の「1/35 ドイツ戦車兵 砲弾搭載セット」に、どうやらこのキットにミリタリーミニチュアシリーズ唯一のネコがいるらしいという情報があるではないか。
ドイツ戦車兵?砲弾装填セット?
商品名から分かるように、このキットの主役は砲弾を運ぶドイツ戦車兵だ。早速パッケージを確認してみても、兵士や砲弾は大きく描かれているものの、ネコの姿はどこにもない。

と、思いきや下の方に箱の上に乗ったネコが描かれているではないか。

ネコ好きとしては、なんとしてでもタミヤのネコのプラモを自分の目で確かめてみたい。箱を開け、ランナーを一つひとつ確認していく。
いた。
これがタミヤ唯一のネコである。
パーツ分割はなく、1パーツ成形。横を向いた小さなネコが、戦車兵や砲弾に混じってひっそり収録されていた。
MMシリーズには数多くの動物が存在するが、ネコはこの1匹だけ。あくまでドイツ戦車兵の情景を演出するための脇役ではある。しかし、だからこそ「唯一のネコ」という特別感がある。
まさか戦車兵のキットに、タミヤ唯一のネコが隠れているとは思わなかった。商品名だけでは決して気付けない、こんなお宝探しもミリタリーミニチュアシリーズの面白さなのかもしれない。
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文/峯亮佑




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