■連載/阿部純子のトレンド探検隊
花王の汗、皮脂臭を消臭する衣類・布用消臭剤「リセッシュ」が8月にリニューアルした。強力消臭シリーズ(「リセッシュ ストロングジェット」と「リセッシュ デオドラントパワー」2品の計3商品)は処方改良し、自分では気づきにくい「無自覚臭」の消臭を提案している。
無自覚臭とは、鼻が慣れてしまい、本人では気づきにくい衣類や布製品のニオイのこと。「スポーツ後にしみついた汗・皮脂臭」「ランチでいった後の焼肉臭」「喫煙によるタバコ臭」「旅行から帰ってきて気が付く自分の家のニオイ」などを無自覚臭と定義している。
無自覚臭を体験、学ぶ場として、焼肉店を舞台にした「焼肉リセッシュ亭」が期間限定で開催された(イベントはすでに終了)。焼肉店という“嗅覚が麻痺する場”で、周囲に気づかれる前にニオイケアをする提案が行われた。
自分では気づかない「無自覚臭」だからこそ周囲のためにもケアしたい
花王では無自覚臭に関する調査を2000人規模で実施。「他人の衣類や家のニオイが気になったことはあるか」という質問に約7割が気になったことがあると回答。気になったニオイとして、タバコ、汗・皮脂、調理臭、ペットなどが挙げられた。
「自分では気づいていないが他人にニオっていないか心配になることはあるか」の質問には、45.6%があてはまると回答し、自分では気づかないが、他人はニオっていると感じているのではという不安があることがわかった。一方で、人のニオイは気になるけれども、自分のニオイはそんなに気にしていない人が過半数に及んだ。
「20代男性は『自分のニオイは自分ではわからないので、周囲を不快にさせないようケアしておきたい』、50代男性は『年齢を重ねるにつれて体臭が変化してきていることもあり、自分で気を付けても出てしまうニオイを解決したい』、50代女性は『家のニオイが家族間で話題になっていて、自分たちでは気づかない独特のニオイがあると嫌なのでケアしたい』といったお声がありました。
無自覚臭をケアしたいというニーズがあると考え、リセッシュではこうした生活者の不安に着目し、自身では気づきにくい無自覚臭まで対応する製品を提案いたしました」(花王株式会社 ファブリックケア事業部 ブランドマネジャー 多田佳祐氏)
リセッシュの中核となる技術は「中和消臭」。悪臭の原因となる成分を中和して、におわない物質へと変えることで、ニオイを根本から消臭する。
不快な悪臭に対して、それよりも強い快適な良い香りをかぶせることで、悪臭を感じにくくさせる「マスキング消臭」ではなく、ニオイを根本から消臭する中和消臭がリセッシュの大きな特色だ。
処方改良されたのは強力消臭シリーズの「リセッシュ ストロングジェット」「リセッシュ デオドラントパワー 香りが残らないタイプ」「リセッシュデオドラントパワー スプラッシュシトラス」3商品。
「リセッシュ ストロングジェット」は、「加齢臭」「調理臭」に対するリセッシュの最強消臭技術を搭載。ボトルもリセッシュシリーズに統一した。ジェットトリガー採用によって広範囲に連続噴霧できるため、たくさん使用しても香りが残りすぎないよう、ほのかなシトラスハーブ系の香りになっている。
「リセッシュ デオドラントパワー」は、“特許消臭成分デオドライザーZ” を従来品よりも1.2倍増量し、「タバコのニオイ」「焼肉のニオイ」など、ニオイの原因物質への消臭力を向上している。
【AJの読み】ニオイには超反応する筆者が「焼肉リセッシュ亭」に乗り込む
筆者は他人のニオイにはとても敏感で、電車やバスでも、今の時期とくに感じる「汗・皮脂」や、「タバコ臭」があると、即座にアロマ香をしみこませたマスクで覆って防御している。夜遅い帰宅のときなど、「今夜は餃子ですか」「家系でにんにくどれだけ入れたの」「焼肉おいしかったでしょう」的なニオイが漂うこともあり、マスク防御が欠かせない。
今回のテーマになっている「無自覚臭」については、ホルモン&ジンギスカンをこよなく愛する自分もとても気になっていて、他人のニオイには敏感に反応しながら、実は自分がニオっていることがわからないのではという不安はあった。そのため携帯用の消臭スプレーとマウススプレーはいつも持ち歩いている。
「焼肉リセッシュ亭」では、1時間の焼肉を楽しんだあと、鼻がどれだけ慣れてしまっているかを確かめる実験も。店に入った瞬間“焼肉臭”が漂っていたが、実際に参加者が肉を焼き始めるとさらにニオイがフロア全体を覆う。
焼肉を終えたあと、ある食材が入った箱のニオイを確かめる実験を実施。筆者は嗅いだ瞬間にメロンの甘い香りはすぐに気づいたが、その香りに被さるように“変なニオイ”を感じた。おそらく周囲の焼肉臭のせいだろうと思っていたが、正解はメロンと焼肉。
参加者も鼻が慣れてしまっているためか、バナナや青りんごなど、果物のような感じがありながらも確信できない様子だった。
焼肉臭が蔓延した店を出てから自分のニオイを確認したが、これが無自覚臭なのかニオイを発しているのかわからなかったため、リセッシュを衣類や布製バッグにスプレー。帰る途中、鼻がリセットされたころに確認したがニオイは感じなかったので、焼肉帰りは店を出たらリセッシュする「リセっとこ!」が安心だと思った。
取材・文/阿部純子




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