夏休みを迎え、海水浴や川遊び、釣りなど水辺で過ごす機会が増えている。
一方で、水辺では転倒や落水など予期しない事態が発生しやすい。特に注意すべきは、子どもたちの水難事故だ。
危険性を少しでも減らすため、水辺で過ごす際には必ずライフジャケットを着用させたい。
プールで泳げても自然の海や川では通用しない
「スイミングスクールに通っているから大丈夫」という過信は禁物だ。プールは流れのない静水面だが、自然の環境はまったく異なる。
川には強い流れがあり、一見穏やかに見える海にも高波や潮流がある。体格や泳力が未発達な子どもにとって、こうした予想外の状況に対応するのは極めて難しい。
ライフジャケットは、水中で確実に浮力を確保し、呼吸できる状態を保つための命綱である。
とはいえ、子どもは成長が早く、数年でサイズが合わなくなる。購入したはいいが、頻繁に使わないかもしれない。ライフジャケットに高価なイメージを持つ読者は少なくないだろう。
実は防災用品のセレクトショップ「セイショップ」では、十分な品質基準を満たしながらも、購入しやすい価格帯のキッズ用ライフジャケットの販売を開始している。
3190円で国交省基準と同等の浮力を確保
本製品は、「ひとりでも多くの子どもの命を守りたい」を理念に、水難事故防止活動を行なう「一般社団法人日本ライフジャケット協会(JLJ)」の認証を受けたレジャー用だ。生地・浮力・強度の各試験をクリアしている。
小型船舶の法定備品である国土交通省型式承認品、いわゆる〝桜マーク付き〟ではない。しかし、それと〝同等〟の浮力試験に合格しているため、レジャーでの信頼性は十分だ。
「大きめ」は絶対NG!股ベルトと事前の浮力テストが命を救う
成長期の子どもは体がすぐに大きくなる。「来年使えないと困るから」と大きめのサイズを購入しようと考える人もいるかもしれない。しかし、それは危険だ。落水したときに体がライフジャケットから抜け落ちてしまう可能性がある。
特に大切なのが、脚部ハーネスを股に通してしっかり装着すること。そして体に合うように調節することで、ライフジャケットの脱落を防げるようになる。
次に胴体部分のバックルを装着して、やはり体にフィットするようにベルトを調節する。これは子どもにやらせるのではなく、親が確認しながら確実に行なったほうがいい。
そして子どもが水に入る前に、大人が補助しながら、できるだけ静水面でどれだけ体が浮くかを体感させよう。また、落水時には仰向け、つまり体を上に向けて呼吸できる姿勢を取るように教えてあげることも大切だ。
キッズサイズなので着用はできなかったが、製品を手に取った印象は、軽くて動きやすいデザインにまとめられている印象だった。子どもたちの水難事故を少しでも防ぐために、備えておこう。
SEI SHOP(セイショップ)
https://www.seishop.jp/realshop/
https://www.seishop.jp/view/item/000000001218
取材・文/松尾直俊
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