■連載/阿部純子のトレンド探検隊
「くらしDIY」をブランドコンセプトとし、日々の小さな不便を解決する視点で商品開発を行っているカインズ。家電製品についても、商品レビューや、顧客から直接聞く機会を通じて、ユーザーの声を収集し、商品開発に活かしている。
小売りとして顧客に近い立場から、直感的な操作性や持ちやすさなど使用部位の工夫に注力しており、使いやすさ、欲しい機能を重視した商品づくりを目指している。
W数や個数、時間設定もなし!ワンタッチで最適な「解凍」「あたため」ができる電子レンジ
〇解凍も冷食あたためもムラになりにくい フラットレンジ
8月に新発売された「解凍も冷食あたためもムラになりにくい フラットレンジ」は、オーブン機能を省いた、「解凍」「あたため」に特化の単機能レンジで価格は19,800円。
冷凍食品を温める際は、パッケージを確認しW数や個数、時間設定をしなくてはならず、表示通りに行っても一部が冷たい場合などもあり、あたため直しなど手間がかかることが難点。また、冷凍食材を解凍したときに端だけ火が通ってしまう解凍ムラも、ユーザーの不満点として挙げられていた。
新製品は、食材の表面温度を正確に検知する赤外線センサーと独自の加熱プログラムで、ワンタッチで食材、食品の状態に合わせて加熱をきめ細かく制御する。
従来の電子レンジでは、解凍時に200W相当で動作させる際に、0から最大500WでこまめにON/OFFを切り替えることにより200W相当を出力するが、500Wの出力となった際には、食品、食材にダメージを与えてしまい、ドリップや、周りに火が通り中は凍ったままという解凍ムラが起きていた。
新製品は、500Wより低い300WでこまめにON/OFFを切り替えることによって、食材のダメージを最小限に、また、赤外線センサーによる温度検知と合わせて、ムラのない解凍を実現している。
この機能を使った「解凍上手」と「冷食あたため上手」は、ドリップを抑え、調理のしやすさと食べごろを考慮したオートメニュー。
「解凍上手」はワンタッチで簡単に最適な解凍ができるメニューで、重量設定の手間を省き、
ドリップを抑えて最適な解凍を行う。(※下記画像左が新製品、右がカインズの旧製品による解凍)
完全に中まで解凍するのではなく、あえて中心を軽く凍った状態に仕上げることで包丁でも切りやすく、盛り付けて料理を出すころまでに自然解凍され、ちょうど食べごろになるような調整がされている。
「冷食あたため上手」は、冷凍食品をあたためる際に温度や時間を設定する手間を省き、ボタンを押すだけで、独自の加熱プログラムと高出力のあたためによって最適に加熱、ムラのない仕上がりにする。
時間がないときは「時短モード」がおすすめ。900Wの最大出力で、素早くあたためができる(※最大継続時間 3分が経過した後は、600Wへ出力が切り替わる)。
そのほか、「ごはん / 冷凍ごはん」オートメニューは、常温のご飯も冷凍ご飯も、赤外線センサーが識別して最適に加熱。「汁物」オートメニューは、味噌汁やスープ、カレーをあたためる際に使用、ワンタッチで中までしっかりあたためる。レンジであたためられるレトルトカレーもこちらの機能を使用する。
「飲み物」オートメニューは、牛乳、コーヒー、お茶、熱燗に使える機能で、吹きこぼしやすい牛乳も最適温度で加熱する。
〇髪の毛もペットの毛もからみにくい お手入れ簡単 コードレススティッククリーナー
今年2月に発売されたのがクリーナーの最上位機種「髪の毛もペットの毛もからみにくい お手入れ簡単 コードレススティッククリーナー」(19,800円・下記画像右側)。
ブラシに髪の毛やペットの毛が絡みにくい構造が特徴で、ヘッド部分にゴミをかき出す凹凸のない青いブラシと、ゴミを絡め取る黒いブラシを組み合わせている。ヘッド内部はくし状の構造で、絡んだ髪の毛をかき取って吸い込む。ヘッドには壁やヘッドが傷つきにくいクッション材も装備。
5.5kgのボーリング球を吸い上げるほどの吸引力があり、金属メッシュにゴミが溜まりにくい独自設計で、吸引力が持続しやすい。
本体は約1.3kgと軽く、小回りの利くコンパクトヘッドで、直角に曲がるので壁の隅や、階段掃除にも便利で、180度フラットになるためソファやベッドの下も掃除しやすい。暗所を照らすLEDライトも搭載。
ダストカップ式でゴミ捨てはワンタッチでOK。ダストカップ、フィルターは分解してすべて水洗い可能で手入れも簡単。延長パイプを外せばハンディとしても使用できる。
滑りにくく傷を防ぐゴム製ストッパーを本体に装備しているので壁に立て掛けても、付属のひもに引っ掛けても収納できる。
〇すばやく乾かす 大風量3Dサーキュレーター
上下140度の首振りで幅広く風が届き、大風量で洗濯物が乾きやすい「すばやく乾かす 大風量3Dサーキュレーター」(9,800円)。
リモコンに搭載された湿度センサーにより、洗濯物の湿度を検知して自動で風量を調整。工具なしで分解できてお手入れもしやすい。
〇「引き出し式スリムフレーザー」
セカンドフリーザーとして使える「引き出し式スリムフレーザー」(62L・39,800円、84L・44,800円)。62L、84L共通で幅40.5×奥行53.4と、キッチンのすき間に収まるスリムサイズの冷蔵庫。引き出し式のクリアケースで、たっぷり入れても出し入れしやすい。
【AJの読み】ユーザーが必要としている機能に特化しリーズナブルな価格で提供
シンプルなデザインと使いやすさ、毎日のくらしに必要な機能をしっかり備えながらも、買い求めやすいリーズナブルな価格設定が魅力のカインズの家電。
「髪の毛がからみにくいブラシ」の掃除機、「持ちやすく、手首の負担や重量感を減らしたハンドル」のケトルなど、ユーザー目線の細かい改良を重ねているのも特徴。
過剰な機能は必要ないと考えるユーザーにとって、機能、価格を含め手に取りやすいカインズの家電は、一人暮らしの家電、セカンド家電としても最適。筆者宅でも毛がからみにくいコードレススティッククリーナーをセカンド家電として使っている。約1.3kgと軽いので扱いやすく、髪の毛や食べこぼしなどちょっとしたゴミをすぐに掃除でき、階段掃除にも重宝している。
取材・文/阿部純子




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