定番のお菓子の一つであるポテトチップスは、年間を通して多くの商品が店頭に並ぶ人気カテゴリだ。また、ポテトチップス市場には、似た特徴を持つ商品が数多く存在する。購入者は、多くの選択肢の中からどのような商品を選んでいるのだろうか。
ロイヤリティマーケティングはこのほど、ポテトチップスに関する「ID-POS市場分析」の結果を公開。豊富に展開されている「フレーバー」と「内容量」に注目し、ポテトチップス購入者の特徴を探った。
ID-POSデータとは POS(Point of Sale、ポス)とは、いつ、どの商品が、どのような価格で、いくつ売れたのかを記録・管理する仕組みだ。ID-POSは、POSデータに個人を特定できない形で「顧客ID」がひも付いたもので、誰が購入したのかまで把握できるため、より精緻な購買分析に活用できる。
カルビーの「ポテトチップス」各種が売上数シェアランキングにランクイン。「チップスター うすしお味」は両サイズで上位に。
まず、ポテトチップス市場全体でどの商品が売れているのか、直近1年間(2025年7月~2026年6月)の購買状況を見ていく。 売上数第1位は「ポテトチップス うすしお味」となった。カルビーの「ポテトチップス」は上位10商品のうち5商品を占めており、ポテトチップス市場で高い支持を得ている。
また、ヤマザキビスケットの「チップスター」では、内容量の異なる「うすしお味」2商品がランクインした。容量の異なる商品がともに上位に入っており、「チップスター うすしお味」がサイズを問わず選ばれていることがうかがえる。
内容量の多い商品は若い男性に人気。大容量・コンパクトサイズでは「チップスター」が支持を獲得し、カルビー商品は中容量帯で幅広く展開。
次に、内容量によって購入者の特徴に違いがあるのかを確認するため、購入者に占める男性の割合と平均年齢を軸に、各商品を散布図で比較した。円が大きいほど購入者数が多く、色が濃いほど内容量が多い商品を表している。
また、各グループに含まれる商品数がおおむね同じになるよう、内容量を5段階に分類した。 その結果、内容量が多い商品ほど購入者の平均年齢が比較的若く、男性構成比が高い傾向が見られた。ポテトチップスは開封後に食感が変わりやすく保存が難しいため、一度に食べきれる量を意識して商品を選んでいる可能性がある。
内容量別に売上数シェア上位3商品を比較すると、[50~54g] [55~59g] [60~69g]の3カテゴリでは、カルビー商品が1位を獲得していた。一方、[~49g]では「チップスター」のコンパクトサイズが上位3位を独占し、[70g~]でも「チップスター」の大容量商品が1位となっていた。
辛みや酸味の強い商品は若年層に人気。売上数上位3フレーバーでは、カルビーの「ポテトチップス」が各カテゴリの1位を獲得
フレーバー間の差は内容量ほど大きくないが、[わさび][チリ]など辛みの強い商品、[梅][サワークリーム]など酸味が特徴の商品は、比較的若い年代から支持されていた。一方、購入者数の多い上位3カテゴリである[しお] [のりしお] [コンソメ]では、年齢・性別に大きな差は見られなかった。
最後に、購入者数(UU数)上位4カテゴリと[その他]について、売上数シェア上位3商品を比較する。 [しお] [のりしお] [コンソメ]の3カテゴリでは、カルビーの「ポテトチップス」とヤマザキビスケットの「チップスター」が上位を占めた。 [サワークリーム]では「プリングルズ サワークリーム&オニオン L」、[その他]では「ピザポテト」が1位となっており、フレーバーによって独自の支持を集める商品があることがわかった。
<調査概要>
・期間:2025/07/01~2026/06/30
・抽出元:地方スーパーマーケットにおけるスナック菓子のうち、ポテトチップスに区分される商品の購買
・対象者:Ponta会員
構成/こじへい




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